演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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2008年 11月 10日 ( 1 )

お陰さまで『ごほんごほんと絵本は鳴く』及び『ブルーとベリーの小さな惑星』は無事に全日程を終了致しました。
公演に関わってきた全ての方へ、心より感謝の意を表させて頂きます。

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今回は本当に得たものも多く、またそれでいて考えさせられる事も多かった公演であった。
特に、マームとジプシーという団体における今後へ向けての課題が明確になった事がとても大きかったと思う。
それは、作品自体の完成度がとても高かったために足りない部分が具体的になってきたのだという事であり、決してネガティブな意味合いでの課題ではなくて、次のステップに進むためという非常に前向きな課題である。
これもひとえに全力で今の自分達にやれる事をやりきっていった結果なのだろう。

一方、個人的な反省点を思いつくままに挙げてみると、

【身体について】
◆呼吸に関しての持久力が以前に比べて落ちてきている。
◆本番が近くなる毎に、アップが不十分な状態で稽古に臨む事が多かった。
◆体調管理が万全とは言い切れなかったところに創り手としての自覚不足がある。

【芝居について】
●共演者との意思疎通に課題。変に気を遣い過ぎて、逆に相手に気を遣わせてしまっていた。
●役者として発信するものが絶対的に少な過ぎる。演出のために芝居をしている訳ではない。
●引く事が多過ぎる。自分の美学をもっと強く持つべき。
●稽古場の空気に影響を受けすぎ。

【スタッフワーク等について】
■チケットの売り方が行き当たりばったり。改善の余地だらけのまま何となくで売っていた。
■何をするにも一歩目が遅い。
■役者以外の仕事をもっとやれたはず。

、、、きりがないのでここら辺で。

今回特徴的なのは、「けんいち」という役に対しての反省よりも、芝居に向き合う段階での役者・横山真としての反省ばかりが目立つという点。
たしかに3ヶ月間も同じ役と向き合っていたという状況も影響しているのだろうが、それよりも何よりも、ここで挙がった反省点は、横山真という人間そのものの課題なのだろうと強く感じる。

したがって、これらの要素とは今後、決して避けては通れない道なのだろうと思う。
強い意志を持って向き合っていきたい。

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さて、稽古最終日の日記にも書きましたが、自分は今回の公演で役者として一つ区切りをつけようと考えておりました。
それはどういう事なのかというと、今回限りで自分は「俳優」という肩書きを外すつもりです。
ただ、とはいっても、今後も自分は役者として公演には出演する事もあるでしょうし、自分でも企画を立てて出演する事もあるでしょう。
では、何が変わるのかといえば、これからの自分は「純粋な創作への欲求からのみでしか役者はやらない」という点で変わるのです。

俳優として身を立てるとか、一人前になるとか、そういう外的な事のために役者に取り組むのではなく、「こういう芝居をしたい」という欲求のみで役者に取り組みたいのです。
自分は、役者としては毎回が一発勝負で芝居に向き合いたいのです。

という訳で、今後の自分は指導者としての活動がメインになってゆくかと思います。

とはいえ、スタンスが変わっただけで役者としての活動も継続して行なってゆく事には変わりませんし、雪の音という団体もこれまでに引き続き公演を打ってゆくつもりです。
また、当ブログもこれまで通り表現者としての活動などを記してゆくつもりですので、どうぞ今後ともよろしくお願い致します。


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-11-10 13:45 | 出演レポ