演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

2008年 11月 06日 ( 2 )

11/3(月)17:00~
マームとジプシー 『ブルーとベリーの小さな惑星』 楽日ソワレ @STスポット

とうとう千秋楽。泣いても笑ってもこれで最後である。

マチネからの休憩中に鼻炎用の薬を服用してみたのだが、そんなにすぐに効くはずもなく、体調的にはマチネよりも悪い状態に陥っていた。
しかし本番中の集中力は、全ステージ通じて最も高かったのではないかと思う。
とにかく目の前の事だけに集中できていて、思考が先回りも後悔も一切する事ないままに、ひたすらに“今”とだけ向き合えていた。

それは何の影響なのかは分からなかったが、この回はもう、作品の出来云々とかいう次元ではないところで時間が流れていたように感じた。
なんというか、舞台上も客席も、全てに一体感が感じられて、何ともいえないグルーブ感に空間全体が包まれていた。
自分にとってはそれがとてもポジティブな感覚を与えてもらえていたように感じたのだが、今になって冷静に思い返してみると、かなり細かい部分でのミスは多かったのではないかと思う。
しかし、そういった些事を一切気にさせない密度の濃い空気が確かに舞台上に存在していた。

自分にとっても、このような感覚は初めての経験であった。
今回のメンバー一人ひとりのこの作品に対する想いの強さがそうさせていたのだろうか。
とにかく不思議な体験だった。


これで『ブルーとベリーの小さな惑星』は全ステージを終えた訳だが、初日を開けるまでの不安と重圧に見合うだけのものをどのステージでも生み出せていたのではないかと思う。
ステージ毎で作品の完成度に多少のムラは見られたものの、確実に『ドコカ~』の時より安定してきてはいる。
だからこそ、これに甘んじる事なく、より高みを目指して今後も成長し続けてゆきたい。
個人としても、団体としても。


横山 真
[PR]
by yukinone_makoto | 2008-11-06 22:35 | 出演レポ
11/3(月)13:00~
マームとジプシー 『ブルーとベリーの小さな惑星』 楽日マチネ @STスポット

これまでなんとか騙し騙しでやってきたのだが、とうとう持病である鼻炎の症状が本格的に表れてきてしまった。
元々会場の空気は非常に悪かったため、本番と稽古以外の時間は常にマスクをしたりして極力負担を減らす事を心掛けていたのだが、これまでの疲労の蓄積も相まって、どうも身体の方がもたなくなってきていたようである。

しかし、不調だからこそ集中できるという事もあるもので、この回の前半(2場まで)は本当に奇跡的に素晴らしい出来であった。
おそらくは全ステージ通じて最高の出来であったのではないかと思う。

自分も体調の事を抜きにして考えてみれば、空間の生かし方、特に音の反響のうまい利用方法のようなものが身体で分かってきたため、より芝居の幅が広がってきたように感じる。
また、客席もよく見えていたのだが、だからといってそれに気を取られるような事もなかった。
そういった事も、前半のよさに繋がっていたのではないかと思う。


が、そのよい状態も3場に入ってからは雲行きが怪しくなり、何故か一人ひとりが芝居をたっぷりやり始めてしまったせいで徐々にリズムが崩れてゆき、その皺寄せとして4場のりり子が小岩井家へ来るシーンが重苦しくなってしまい、なんとも説教臭いシーンになってしまった。
前半、あれだけ潔く相手へと台詞を手渡す事ができていただけに、後半の失速が非常に悔やまれる。

どういう時に1人で芝居をしてしまっているのか。
それをはっきりと具体的に自覚してゆく事が、マームにとっての今後の課題なのだろうと思う。


横山 真
[PR]
by yukinone_makoto | 2008-11-06 22:05 | 出演レポ