演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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reset-N ver.23.0 『閃光』

7/26(土)15:30~ reset-N ver.23.0 『閃光』 3日目マチネ @王子小劇場

非常に凄味を感じさせられた。
reset-Nの作品はこれまでに何本も観てきているけれど、自分の中では今回の作品はその中でも1、2位を争う出来であった。

現実と虚構の狭間を絶妙のラインで渡っていっている。
これを作家のプライベートの掃き溜めと見る人もいるのだろうが、自分はそう思わない。
たしかにところどころ出てくるフレーズにはノンフィクションの匂いが多分に含まれているのだが、そこで発せられる言葉や想いには、事実をただ連ねているだけでは決して出す事のできないもので溢れており、安易なノンフィクション作品とは一線を画したものであると思う。

実は、reset-Nの作品に対しては『繭』のあたりからなんとなく違和感を感じていた。
物語が進行すればするほど、客席に身を置いている自分の頭の中が冷静になってくるような感覚で、感情移入を許さず、舞台上と客席の距離を敢えて遠くしているようにすら感じさせる創り方をしているように見えたのだ。
が、もしかするとその感覚は今回の作品に到るための胎動のようなものだったのではないだろうか、、、なぜならば、今回の作品はその距離感でなくては成立しないように感じたからだ。
逆に、下手に感情移入してしまうような距離感でこの作品を見ていたらしんどかったと思う。

とにかく色々な意味で「やられた!」と思わされた。


公演は残り2日しかないのですが、時間の都合がつく方であれば是非観て頂きたい。
絶対にお薦めですので。


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-07-26 22:29 | レビュー