演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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お芝居が好き

自分は公演を打つ度にこれだけは死守したい信念のようなものがあります。
それは、「この公演が終わった時、始まる前よりも演劇を好きになっていたい」というものです。

そもそも自分で選んだ道なんだから、ある意味当然の事なんでしょうけれど、意外とそれが難しいのですよ。
誤解しがちですが、それはあくまでも「演劇(お芝居)が好き」なのであって、「お芝居をしている自分が好き」ではありません。

なんというか、これは自分の勝手な印象でしかないのですが、かなりの比率でそこを勘違いしている人が演劇人には多いと感じるのは気のせいでしょうか?

…あ、また危険な事書いてしまっている気が(笑)
まあ、そう感じてしまっているのだからしゃーないですわな。



「お芝居が好きだ」という純度が高く強い想いがあるからこそ、人の心を打つような作品が創造できるのではないでしょうか。
しかし、そういった想いというものは、お芝居を長く続けてゆくうちに少しでも気を抜いてしまうだけで簡単に薄まってしまう性質を持っています。
自分はその戒めも兼ねて、冒頭のような目標を毎公演毎に定めているのです。
そしてそれは、自分が主宰の団体である公演ならば、参加者全員がお芝居をより好きになれるような創作現場が生まれるように心掛けて企画に取り組んでおります。

もちろん今回の座組でもそれは同様です。
関わった全ての方が、参加前よりもお芝居が好きになれるような公演であってほしく思います。

が、今は作品に全力でぶつかってゆく事だけを考えておりますし、またそうでなければ純度の高い想いは生まれる事はないと自分は思っておりますので、その「好き」という感情が公演後にどうなっているのかは、その時の楽しみとしておこうかと。


横山 真
by yukinone_makoto | 2007-12-29 11:24 | つれづれと