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演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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青☆組 vol.07 『Million Blue #01』

今日は、青☆組の公演を観てきた。
青☆組の公演は初めて観たのだが、今回は書き下ろしの短編5本をオムニバス形式で行い、日常に転がっている何気ない事象を様々な「青☆組的視点」から描き出した作品とでも言った感じの作品だった。

作品を観た印象として、個人的には『憧憬』という印象を全体を通して強く受けたのだが、それが青☆組の言う“青”だったのだろうか。自分としては色で言うならそれは“橙”の印象だった(全体的な照明の色も影響してただろうけれど、それを抜きにして)。
が、作品の基本色は統一されていたように感じたので、単純に青☆組の定義している“青”が自分にとっては“橙”だったというだけの事なのかもしれない。

まあ、後々思い返しつつ考えてみると、『恋』が統一テーマだったのかもなとも考えられるから、そこを“青”と言っていたのかな。しかし、やはり自分には『恋』よりも『憧憬』の方が強かったです。

あ、でも言葉の色は“青”でした。


ま、そんな屁理屈はどうでもいいっちゃいいのだが。


素直な感想としては普通に面白かったです。
個々の話もうまく組み立てられており、最後まで飽きずに観る事ができた。

が、「なぜこの形式だったのか」という必然性のようなものがもうひとつ弱い気がした。
【恋女房】と【恋するバス停】、【夕焼けの名前】は短編でなければ描けない作品だなと感じたのだが(ただし【恋するバス停】はオチが予測できてしまった事が惜しかった)、他の2つはかなり消化不良な感じがした。いや、もしそう思わせる事すら意図的であったとしたなら、その意図が自分の好みではなかったという事だったのでしょう。

最近、短編オムニバス形式の公演というものが増えているように感じるが、一つの企画として考えた際にただの寄せ集めの作品集にならないようにするのが結構難しいものだなと感じた。
しかし、そうは書きましたが楽しかったのは事実ですし、観てよかったなとは思います。面白かっただけに惜しいなと思えてしまっただけなので。


横山 真
by yukinone_makoto | 2007-12-10 19:52 | レビュー