演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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洗足学園音楽大学『DOLL』

本日は、洗足音大の学生さん相手に山の手事情社の山田宏平さんが演出を行なった、シアトリカルリーディング(演劇的朗読)公演『DOLL』を観てきた。

さすが名作と言われている脚本です。久々に言葉に鳥肌が立ちました。
どうしたらあれほど見事な言葉の数々が生まれてくるのだろうか…あの心地よい音の響きが自分の涙腺を緩めているのがよく分かった。
チャンスがあれば、いつかチャレンジしてみたいなと思わせてくれた非常に素晴らしい脚本でした。


しかし、今日最も心に残ったのは、役者の皆さん。
彼女らには本当に沢山のものをもらった気がする。

「お芝居が好き」という純粋な心がストレートに伝わってきて、その純度の高い透き通った想いによってその空間全体が暖かい気持ちになれたのを感じる事ができた。
作品に関わる人間全員から、「最高に面白いこの作品を私達と共に楽しみましょう!」という迷いのない強い意思が伝わってきて、それがあの感動に繋がったのではないかなと思う。

目の前で生の人間が“今”に全力を傾けている姿、それだけで感動というものは生まれるものだし、それこそがLIVEの一番の魅力なのだと自分は考えております。
しかし、それがお芝居においてはとても難しい事でもあったりする訳ですが、今日の出演者の方々はその点で最高の芝居を見せてくれました。


観劇前と後で見える世界が変わりました。
よい作品というものは、触れただけで生活を豊かにしてくれます。
きっと、彼女達の必死さが心を温めてくれたのでしょう。


また、今日はうちの次回公演と同じリーディング公演という事で、自分達の作品に繋がる発見がいくつもあり本当に得るものが多い公演でした。このような素敵な作品に触れる機会を与えて下さった宏平さんには、本当に感謝致します。ありがとうございました!


横山 真
by yukinone_makoto | 2007-12-08 22:50 | レビュー