演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

9/8(土)16:00~ 『方丈の海』 千秋楽

9/8(土)16:00~
TheatreGroup“OCT/PASS” Vol.34 『方丈の海』 千秋楽@せんだい演劇工房10-BOX box-1

千秋楽。
休演日を含めて10日間しかなかったとはとても思えないくらいに長く感じた『方丈の海』もこれで最後となる。

しかし、だからといって気負うつもりもなかったし、変に感傷的になったりも一切することなくとにかく平常心であることを心掛けながら目の前の一つひとつの芝居へと取り組んでいった。

ただ、そうはいっても、ラストであることの影響というものは確実に存在していて、それは例えば小節の衣装や小道具などは動きの激しさに反して壊れ易いものなので、次があるために壊してはならない時ともう壊れてもなんとかなる時とでは、臨む際の心持ちに多少なりとも影響が出ても不思議ではないとは思う。
だから正確には、「いつも通り」ではないのだろうけれども、だからといって「最後だから」とこの千秋楽という日を特別視することは違うと思うので、違ってしまうことは受け容れつつ、しかし必要以上には意識せぬよう、余計なことはしないよう「今、ここ」へ徹することのみ考えて臨んだ。


その心持ちがよかったのか、実に適度な緊張感で以て舞台上に立つことができていたなと感じた。
あれほど「ちょうどいい」感覚で人前に立てていることも珍しかったなと、思う。

とりわけ劇的に何かがよかったとかそういう訳でもないけれども、しかしかなりの高い集中力では臨めていた。
たぶん、それって非常にいい状態であったという証拠でもあるのかなと思う。
何故なら、その場で起こったことにただただ素直に反応し続けてゆけた結果だとも言えるからだ。

ラストの小節の台詞が、これ以上なく「ちょうどよく」発することができたのも、そんないい流れを受けられたからなのだろうなと思う。


変に意識し過ぎないことが、結果としていい流れを生んでいた。
まあ、文字にしてみれば当たり前のことだと言われていまいそうな感じではあるが、しかし、これほど難しいことというのもなかなかないと思う。
それが今回のような非常に思い入れの強い作品、公演でやれたことは、非常に大きなことであった。

この経験は大切にしたいし、これからへと活かしてゆけるようにしてゆきたく思う。



『方丈の海』という作品、そして小節という役との出会いは、自分にとって本当に大切な出会いとなったと思います。
再演というか、他地域での上演の話もきているようですが、しかしこの作品はひとまずここで終わりを迎えることとなりました。
この出会いに、心からの感謝の意を述べたいなと、思います。

10日間9ステージ、本当にありがとうございました!


横山 真
by yukinone_makoto | 2012-09-09 21:02 | 出演レポ