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演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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6/22(金) 『方丈の海』稽古23日目

6/22(金)20:00~22:00 @10-BOX box-3

【外界への印象】
《天候》
●曇り
・なんかすっきりしない空模様だったのに、すっきりした気持ちのよさを感じた
《空間》
・視覚的印象:なんだかべたっとした奥行きのあまりない印象を受けた
・音:しっとりとした響き方をしているように感じた
・その他:人が増えるまで、空間の空気がかき混ぜられずに固まっているような気がした

【稽古前の身体状況】
・首の右側が、動かす度に痛む
・妙に頭が重い
・腰がかあっという感じに痛い
・どうも下半身の踏ん張りがききにくい
・後ろ重心っぽい気がする

【今日のテーマ】
◆一つひとつの行動を丁寧に、

【ふりかえり】
本日は2回目の前半部分通し。

石川さんは前回よりも面白くなっていると仰っていたが、個人的には反省点ばかりが残った悔しい内容となってしまった。
たしかに小節についても前回の前半通しに比べれば遥かによくなっていたとは思う。
が、細かいところでは押さえるべきポイントを結構逃していたりして、雑だなぁというのがトータルでの自己評価であった。

役について探るために色々と試したりするのは大事なことだとは思うのだけれども、だからといって雑にしていいという訳では決してない。
押さえるべきポイントを押さえずに色々と試してみたところで、結局は脆い土台の上でああだこうだとやっているだけなので、そんな中でどんなにいい感触を得たとしても、すぐに使い物にならなくなってしまう。

だからこそ、今日の稽古でのテーマも「丁寧に」と定めたのに、それを実行できなかったのは大いに反省すべきことである。
テーマを定めた以上は、本来ならばそのテーマの実行に徹するべきだし、もし仮に実行できないものであるならば、はじめから定める意味がない。
もしかして、この稽古場日記をつけてゆく中で毎日掲げなければならないものだから、あまり深い考えもなくこのテーマを定めてしまったのだとしたら、それは本末転倒というか、愚かしいことだと言わざるを得ないと思う。

今一度気合を入れ直して、同じようなことは決して繰り返すことのないようにしてゆきたいなと思っている。
でなければ、とてもじゃないけれども今の自分にできる最高、にまで到達することなんかできないのだから。

【備忘録】
・色々と細かく押さえるべきポイントを今日は逃してしまっていたのだけれども、一番目立ったのは、「思わず」とってしまった行動の後の我に返る瞬間を流してしまっていた点。これがないと小節という人間の整合性がとれず、物語の都合に合わせて時折訳の分からない行動をする変な人になってしまう。たぶん、思わずとってしまう行動のきっかけとなる理由付けが曖昧過ぎるから、そうなってしまうのではないか。雰囲気でやるのはよくないということは、これまでの経験で嫌というほど痛感してきたはずだ。いい加減、学ぶべきだと思う。

次回の稽古は6/25(月)になります。

【次回(6/25)稽古に向けて】
◆宿題…小節の行動の出どころの再確認と整理整頓
◆テーマ…とにかく、丁寧に


横山 真
by yukinone_makoto | 2012-06-23 02:12 | 稽古場日記