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演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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5/29(土)18:00~ 『しゃぼんのころ』 4日目ソワレ

STスポット提携/マームとジプシー5月公演
『しゃぼんのころ』4日目マチネ(5/29(土)18:00~) @STスポット

6ステ目。

疲労がピークに達してきたためなのか、却って変な力が抜けて各シーンの流れ方がすんなりいけていたように感じる。
そのお陰なのか、ラストに向けての各俳優の高まり方も、これまでの6ステージ中最も劇的であったように感じた。

自分はというと、日比野自身の作中における感情のライン及び高まり方はだいぶ安定してきたのだが、その反面、空間に対する注意力や言葉に対する引っ掛かり方がだいぶざっくりしてきていて雑になってきているようである。

それが一番顕著だったのは、あるシーンでハケる直前に椅子に足がぶつかったにも関わらず、そのことを全くなかったこととして完全に無視してしまった時。
それができてしまったということはつまり、自分の導線にばかり意識が向いてしまっていて、その他の不確定要素を自らの勝手な判断で排除してしまっていたということである。
それでは舞台上で生きているとは決して言えない。

たしかに作品全体のリズムを崩してはならないのも事実だ。
が、舞台上で思いもかけず起こってしまったことを「なかったこと」としてしまうのは、そのリズムを崩してしまうことよりもいけないことなんじゃなかろうか。
だってそれは、「嘘をつく」ということなんだから。

嘘をつけば、大なり小なり必ずや作品のどこかに歪みが生じてくるはず。
作品を構成する俳優の一人として、それを許してしまうのは決していいはずはないだろう。

今一度、自らの意識の持ち方を見直した方がいい。


横山 真
by yukinone_makoto | 2010-06-02 09:00 | 出演レポ