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演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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5/15(土)『しゃぼんのころ』 稽古21日目

5/16(土)12:00~22:00(横山は17:00入り) @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・土曜っぽい、穏やかな空気感
《空間》
●和室
・視覚的印象:空間にあるものが、ぺたっとした質感に見えた
・音:音の輪郭がぼやける感じがした
・その他:時間の経過が早く感じた

【稽古前の身体状況】
・腰が重い
・ふくらはぎがパンパンに張ってる
・前に打った左肩がだいぶ痛む
・首の後ろにロックがかかってる
・呼吸はだいぶ落ち着いてる

【今日のテーマ】
◆言葉にしない

【レポート】
とてもよい作品が、稽古を重ねる毎に徐々に形になってきているのが実感できている。
そしてそれは、自分以外のシーンを外側から見てみた時に更に強く感じることができた。

全ての仕掛けが必然的に生まれ、それらが無理なく絡み合うことによって作品が構成されてきている。
だから、作品の構造的に複雑ではあるのだけれども、決して難解ではないと思う。

例えば、シーンのリフレインを繰り返してゆくことによって各俳優の感情や身体は螺旋を描くようにして高まってゆくのがよく分かるし、それは見ていて飽きることがないものだったりする。
また、同じシーンを待ったく別の角度から描き出すことによって、空間そのものに拡がりが生まれ、今見えている領域の外側にまで意識が行き届くようになったりもするのも、舞台作品としては非常に面白い要素になり得るものであると思う。

時間、空間、身体と、舞台作品において最も重要である要素へ、今のマームは真っ向勝負を挑んでいるんじゃないかという気がしている。
そして、今のところはとてもいい勝負ができているのではないか、と思っている。

この調子で作品をより高い地点に上げられるよう、しっかり精進してゆきたい。

次回稽古は5/16(土)になります。

【次回(5/16)稽古に向けて】

◆宿題…しっかり寝る
◆テーマ…言葉にしない

横山 真
by yukinone_makoto | 2010-05-16 02:10 | 稽古場日記