演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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2009年総括

いよいよ2009年も大晦日となり、
00年代の最後を迎えることとなりました。

今年は、出演作1本のみ(WS発表会を含めれば2本だけれども)と、
これまでのことを考えたら驚くほど少ない出演数でした。

まあ、それも役者から半年ほど距離をとったためなのですが、
結果的にはこの判断は間違っていなかったかなと思っております。


今年のはじめ、、、いや、正確には昨年の9月なのですが、
自分は俳優としての自分に大きな失望を覚えてしまう瞬間がありました。

そしてそれは、その後も常に自分の中で引っかかっていて、
正直言って今年頭に行っていたWSの時などは
創作そのものが本当にしんどい作業となっておりました。

とはいっても別に創作そのものは楽しかったし、
発表会の時に舞台へと乗せた芝居は
決して見せ物になっていなかったとは思っていないですが。

しかし、自分の心の中のずっとずっと深い部分では、
どうしても拭えない自らの芝居に対する絶望感があって、
それが演劇と向き合う際の自分から素直さを奪っていたんです。


もうなんか、本当に悔しかった。

自分自身の心に負けてしまいそうなことにも、
それが分かっていながら何もできなかったことにも、
とにかく自分で自分を許せない要素があまりにも多過ぎた。

たぶん、自分の無力さに対して悔し涙を流したのは
あれが初めてだったような気がする。


まあ、そんなこんなで一度、
思い切って役者から離れてみようと決心した訳です。

や、そうは言ってもそんなあっさりとは決めてないですけどね、、、
もうほんと、無茶苦茶めんどくさい感じで長いこと悩んだ末の決断でした。

しかも、当初はこんなに早いこと復帰するつもりはなかったです。
最低でも1年は離れているつもりでした。

それが半年で済んだのは、
半分は、それだけ自分が演劇のことを好きだった、ということ、
そしてもう半分は、マームの藤田君との絆、だったのかな、と思います。

、、、なんか絆とか書いてちょっと恥ずかしくなってきた(笑)

でも実際問題として、
しばらく俳優から離れると伝えていたにも関わらず、
そんな自分に対して何度も声をかけてくれた藤田君の
熱意に心を打たれたのは紛れもない事実なんです。

だから、自分もそれ以上の熱意が生まれたとしたら
マームの11月公演に参加してみようと思い
(但し、もしそうならなかったら出てませんでしたが)、
実際にそのように気持ちが動いたため、先日の公演に出演した次第です。

そしてその後の経過は、このブログでの稽古場日記でも書いている通り。



実際に俳優から離れてみて感じているのは、
離れる前とは演劇そのものに対しての向き合い方が
まるで違っているということ。

というのも、離れていた時期に気付いたんですよ、
自分が思っていた以上に演劇のことを好きだったんだということに。

もう、普段から物凄く渇望していたし、
芝居とか観に行くと、いても立ってもいられない自分がいるのが分かった。

手元から手放されてみないと見えないことってあるんだなと、
つくづく実感した訳ですな。


昨年自分は、「2008年は自分にとってターニングポイントの年となった」
と書いていたのですが、それは2009年を経てまさにその通りのこととなったようです。

しかしその時に自分が書いた意味合いとはだいぶ違ってきてますが。

まあ、そこが人生の面白いところなんでしょうな。


来年はどんな1年になることやら。

とりあえずは2月のアゴラの公演から自分の創作はスタートです。

どうぞ来年もよろしくお願い致します。


では、よいお年を!


横山 真
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by yukinone_makoto | 2009-12-31 16:53 | つれづれと