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演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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10/10(土)『コドモもももも、森んなか』稽古12日目

10/10(土)18:30~22:00 @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《天候》
●曇り
・空気や風は冷たく乾いている
・が、少し動くとすぐに暑くなってくる不思議な感じ
《空間》
●和室
・部屋が直線的な印象
・上の階の音がとにかくうるさかった

【身体状況】
・下半身が張っている
・少し身体が左側に傾いでいるような気がする
・呼吸は浅過ぎず深過ぎず
・声帯が少しだけ刺激に対して過敏というか、荒れているような感覚

【今日のテーマ】
◆自分の時間、相手の時間、空間全体の時間

【レポート】
いよいよ本日から毎日稽古。
自分はNGが多いこともあり虫食い的な参加日程となってしまうが、そうはいってもとうとう本格的な稽古が始まるので、改めて気合いを入れ直して参加してゆきたく思う。

さて今日は、元々の稽古時間も短かったのと1場と2場を詰めての稽古であったこともあり、自分の出番まで達する前で稽古が終了してしまった。
が、外から観ていても作品が面白いものに仕上がってきているのが分かるので、稽古場に身を置いているだけでも楽しく感じることが今、できている。

自分の中で抱いているイメージと、それを伝えようとして発せられる言葉。
子供は、言葉が未熟であるが故に、自らが抱いているイメージの半分も伝えきれない(と感じている)歯がゆさもどかしさと日々闘い続けている。

や、実際にはどんなにボキャブラリーが豊富になろうが、伝わらないものは伝わらないのだろうが、そんなことは大人の理屈である。
子供の視点から考えてみれば、己の語彙の少なさというものはもどかしさを生む原因以外の何者でもないと思う。

今回の作品は、そこを描いている。

伝わらないもどかしさと闘い、自分自身の語彙の少なさに負けまいとしてあがく姿。
伝わらないからこそ膨らんでゆくイメージと伝えたい欲求。
そして、すれちがい。

考えてみれば、これらのものは全て、マームの作品において大事にしてきたものである。
藤田君自身も、今回の作品はこれまでの作品の集大成とも言えるような位置付けとして捉えているようだ。


そのような作品に関わることができているその幸運に感謝しつつ、自分も創作に全力を注いでゆきたく思う。


次の稽古は10/11(日)となります。

【次回稽古(10/11)に向けて】
◆宿題…他の役の視点から台本を読んでみる
◆テーマ…自分の時間、相手の時間、空間全体の時間


横山 真
by yukinone_makoto | 2009-10-11 00:50 | 稽古場日記