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演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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2/1(日)『冬の暇人WS』 11日目

2/1(日)18:00~21:30 『冬の暇人ワークショップ』11日目 @大野中公民館・和室

【気候への印象】
●晴れ
・澄んだ空気
・青空が綺麗
・日が延びてきたことを実感

【空間の印象】
●和室
・窓際がひときわ寒く感じた
・妙に静か

【稽古前の身体状況】
●首の後ろの辺りが熱を帯びている
●頭が痛くなったり痛くなくなったり
●喉や鼻といった粘膜部分が突っ張っているような感覚

【本日のテーマ】
◆己を晒す

【レポート】
今日は、さりさん(藤田早織さん)の役と自分の役のシーンをそれぞれ別々にして2場まで通してみた。
この個別通しというやり方は、マームの創作においては非常に有効な手段であるなということが今日の稽古で実感した。

この作業を行うことによって、一人ひとりの役においての自らの作中での繋がり方がシーン毎に稽古してゆくよりも明確になってくるからである。
自分も、役についての色々が繋がってくれたおかげで、かなりシーン毎の稽古が抜きで稽古を行った時よりも変化した。

なんというか、これがマームでの創作を行う時の醍醐味のひとつだと思う。
単体で行うシーン稽古の時と通しで行った稽古の時で感覚が全く違ってくるし、それに伴う驚くほどの発見もあって、役に血が通い、立体的な存在になってくるのだ。

役者一人ひとりがしっかりとこのポイントを抑えられるのかどうかによって、マームの作品が単なる短篇集で終わってしまうかどうかが決まってくるのだと思う。
藤田君の言葉を借りるならば、役者一人ひとりがいかにして自分の役の流れを泳ぎきれるのか、だ。

とても難しいことであるが、だからこそ、楽しくもある。

【次回稽古(2/4)へ向けて】
◆宿題:今の身体の不調を完治させる
◆テーマ:役の蓄積を意識する


横山 真
by yukinone_makoto | 2009-02-02 01:29 | WS・セミナー参加レポート