演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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11/1(土)『ブルーとベリーの小さな惑星』 初日ソワレ

11/1(土)18:00~
マームとジプシー 『ブルーとベリーの小さな惑星』 初日ソワレ @STスポット

初日の恐ろしいほどの重圧から解放され、気の緩みも多少危惧されていたのだが、そんな心配も何のその、全体的な出来としてはマチネよりもよかったように感じた。
マチネ時では一人ひとりの芝居は丁寧ではあるものの、やはり重圧の大きさ故か固さがやや見られたのだが、今回はその固さも取れていい具合に肩の力が抜けた状態であったので、皆が先手先手で芝居を行なえていたと思う。
しかしそれでいて適度な緊張感も保ち続けていられたので、非常によい状態で役者一人ひとりが作品と向き合えていた。

藤田君も終演後「今日のソワレはガツンときた瞬間がいくつもあった」と言っていたように、作品を介してのお客さんとのやり取りを通じて確実にこの作品をモノにしつつあるのだと思う。
その証拠に、幕開け前と後では劇的といっていいくらいに芝居の質が違ってきているのだ。
とはいってもそれは観客を過剰に意識して芝居を合わせにいっている訳ではなくて、観客との呼吸のやり取りを通じて自然に作品に血が通ってきたという事なのだろうと思う。

マームのいいところは、決して観客に媚びたりはせず、だからと言って決して無視もしないで、自然と観客と向き合おうという空気が無理なく舞台上に生まれる事なのだと思う。
やっている事がやや特殊に取られがちな表現であるにも関わらず、そこにいやらしさが感じられないのは、この団体のそういった真摯な姿勢に起因しているのではないだろうか。

本当にやりがいのある公演であるなと感じさせてくれる、素敵な人達である。


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-11-05 22:12 | 出演レポ