演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
1/15(火)18:30~22:00(横山19:45入り・通し20:40~) @10-BOX box-3

【外界への印象】
《天候》
●晴れのち雪
・道路が凍っていてただ歩くのでも疲れる
《空間》
・声の反響がなさ過ぎて若干不安になる

【稽古前の身体状況】
・引き続き左膝が猛烈に痛む
・身体がとにかく重い
・声の伸びがいまひとつ
・姿勢が前傾気味で、前方にばかり意識がいってしまう
・一つひとつのことへの反応が遅い

【今日のテーマ】
◆強度ある身体

【ふりかえり】
昨日行えなかった最初の通し稽古が、色々とバタバタとした中であったのだけれども行うことができた。

その感触としては、まあ、ボロボロであったなというのが正直なところ。
気持ちばかりが焦って身体が全然ついてゆかず、簡単なところで台詞はとちるしそもそもテンポは遅くて間延びしまくりだし、流れと段取りを追うので精一杯で、収穫といえば通せたこと、という自虐的な発想すら浮かんできてしまうような出来であった。

ただ、この結果についてはそれほど焦りを感じている訳でもなくて、それは何故かといえば、ボロボロであったのは事実だけれども、ボロボロなりにちゃんとその駄目だったところは一つひとつ明確な理由があったので、それらを確実にひとつずつ潰してゆけば、作品のクオリティは間違いなく向上するであろうことが保証されているだろうということもわかったためである。

が、そうはいっても残り稽古回数は2回。
生半可な集中力で臨んでいては確実に間に合わないであろうこともわかっている。

今日のようなくたびれた状態のままで稽古場へ来るようでは、全く以てお話にならないのだ。
いくら直前まで予想外の渋滞に巻き込まれ、ろくすっぽアップもできないような状態で臨まねばならない状況であったからといって、それは創作の場においては言い訳でしかなく、そういった理不尽な状況にも対応してゆかねばならないのが俳優の責務である。
そこを勘違いしてはならない。
厳しい状況下であるならば、その状況を利用するくらいの強かさが必要だ。

観客へは創り手の都合なんか関係ない。
そこのところの意識の持ち方を、今一度、考え直してみるべきだと思う。

≪備忘録≫
・駄目出しでも言われたが、発する言葉に生理感覚がないために単なる状況読み上げ係になってしまっている。地の文担当ではあるが、それと同時に、役も自分には与えられているのだということを忘れてはならない。自らの発する言葉に対し、どのように思っているのか、感じているのか、そこら辺を逐一明確にしてゆく必要がある。それで初めてこの作品の面白みが生まれてくる。

・地の文を読んでいる時と登場人物の一人になっている時の差が曖昧。もっと明確に分けてゆかないと、お客さんの混乱の種になるし、何より作品全体が締まらなくなってしまう。舞台上で起こることはちゃんと一つひとつ意図を込めているのだから、演者がメリハリをきっちりとつけてゆかねば骨抜きとなってしまう。それだけは絶対に避けねばならない。

・これは一つ前のことにも繋がるけれども、とにかく舞台上での行動の一つひとつが雑すぎる。もっと気を入れてひとつずつの行動を起こすべきだ。何となくでは決してやらない。そしてうまくいかないところは稽古外の時間を使ってでも確実に解消させておく。それが俳優としての最低限の責務のはずだ。

【次回稽古(1/17)に向けて】
◆宿題…今日の通しの細かなふりかえり
◆テーマ…役としての言葉への向き合い方


横山 真
[PR]
# by yukinone_makoto | 2013-01-17 17:09 | 稽古場日記
1/14(月)18:30~22:00 @10-BOX box-3

【外界への印象】
《天候》
●大雪
・とにかく雪、雪、雪。歩くのがやっとな感じ
《空間》
・なんだか狭く感じる

【稽古前の身体状況】
・左膝が猛烈に痛む
・腰も重い
・呼吸が浅く、声も張りがない
・右目が痛む
・猫背

【今日のテーマ】
◆役として、どう立つか

【ふりかえり】
本日は、大雪の影響もあってメンバー全員が集まれず、当初予定していた通し稽古を行うことができなかった。
なので前半は衣装合わせ(装飾品などの小物の割り振りなど)を中心に行い、後半で未消化部分の確認と共有、そして解消のための返し稽古を軽く行う感じで稽古そのものも早めに切り上げることとなった。

個人的に、まだ言葉がもうひとつ身体へと馴染みきれていないのを感じているため、正直に言えば早めに通しを行って全体像を見渡せる状態にだけでもしておきたかったところではあるのだけれども、しかしできないものはできないので仕方ない。
まあ、前向きに考えてみれば前日まで丸福ボンバーズの本番を行っていた身なのでその疲労の蓄積もあるだろうから、軽めの稽古で早めに切り上げ、身体のケアを徹底的に行えるチャンスができたともいえる訳だ。

どうにもならないことに未練を残してやれることをやれないのが一番よくないことだし、今のこの与えられた条件の下でベストを尽くすことだけを考えてゆこうと思う。
通しができなくなったわけでもなし、ならばその通しで最大の成果をあげられるように今を過ごすことを考えればいいのだ。

本番までの残り稽古はあと3回。
一瞬一瞬を無駄にせず、しっかり生きた時間とできるように務めたい。

【次回稽古(1/15)に向けて】
◆宿題…行動一つひとつの整理
◆テーマ…強度ある身体


横山 真
[PR]
# by yukinone_makoto | 2013-01-16 16:46 | 稽古場日記
1/13(日)18:30~22:00 @10-BOX box-6

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・昨日に引き続き気候は穏やかだけど、夕暮れ辺りからは急に冷えだした
《空間》
・いつもと変わらないはずなのに、何故かごちゃっとした印象がする

【稽古前の身体状況】
・身体が全体的に重い
・呼吸が浅い
・頭の中は妙にクリアな感じ
・単純に眠い
・左脚の膝が若干痛む

【今日のテーマ】
◆とにかく楽しむ

【ふりかえり】
本日も、本番を終えてからの稽古参加。
但し昨日とは違って1ステのみで、その後のバラシも行ってきた上での参加であった。

そんな中での稽古ではあったのだが、昨日のいい状態とは打って変わって身体も心も思うように動いてはくれず、それほど大きな発見もないままに終えてしまったなと、そんな不完全燃焼な感じの稽古であった。

疲労の蓄積のせいなのか、それとも一度緊張の糸が切れてしまったことが原因なのか、たぶん色んな要素が複合的に絡み合っての不完全燃焼感であったのだろうけれども、これを昨日の調子のよさと比較してみることで見えてくることは沢山ありそうな気はしている。

例えば、二匹目の泥鰌を狙って昨日のいい状態をなぞってしまっていた、とか、急遽決まったゲスト出演の本番をやり終えたこともあってほっとしてしまい一気に疲労が自覚され出してしまった、とか、思い当たることはいくつかある。
いずれにせよ、わかったこととしては、「余計な力は抜けていた方がいいが、緊張感までなくなってしまうのはマイナスにしかならない」ということと、「地道な土台作りに勝る調子向上の手段はない」ということであった。
やはり楽はできない、ということか。

しかしまあ、それを体験的に理解できたことはとても大きなことだと思っていて、自らの調子を上げてゆくためにはお手軽な方法なんてないんだってことを痛感させられたことで、やっぱり地道に勝る近道はないのだなと、そう肚を決めることができたのであった。
不安ならば、ひたすらに反復訓練を重ねてゆくしかないのだと、それ以外の手段で手に入れられたものなど、ちょっとしたアクシデントですぐに手元から零れ落ちてしまうものなのだと、そう再認識できた。

本番まで一週間を切った。

自らに言い訳の余地を残すことなくしっかり準備を行って、今やれるベストのものをお客さんの前に提示させられる状態に持ってゆきたい。
それができないと、お客さんと最高の状態で同じ時間と空間を共有することができない訳で、それは創り手として決して許されることではないと自分は思っているので。

【次回稽古(1/14)に向けて】
◆宿題…身体を休ませる
◆テーマ…役として、どう立つか


横山 真
[PR]
# by yukinone_makoto | 2013-01-14 16:39 | 稽古場日記
1/12(土)18:30~22:00(横山19:30入り) @10-BOX box-6

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・春かと言いたくなるほどの穏やかな気候
《空間》
・慣れてきたためか、気の行き届いていない箇所が減った気がする

【稽古前の身体状況】
・身体が覚醒している感覚が強くある
・腰が落ち着いている感じ
・呼吸が落ち過ぎず上がり過ぎず、とてもちょうどいい
・すぐに笑いたくなってしまう変な感じ
・どこかにとらわれることなく全体を俯瞰できる状態

【今日のテーマ】
◆身体で語る

【ふりかえり】
今日は、直前まで『丸福ボンバーズ』の本番であったため、入り時間を稽古開始より1時間遅らせてもらい、本番が終わり次第即この稽古場へと向かう、という強行軍での稽古参加であった。

しかし不思議なことに、2ステージを経ているはずなのに調子自体はなかなかによく、たぶん今回の創作の中では最もいい精神状態で稽古へと臨むことができた。
おそらく、本番での緊張感をいい感じに保ったままで稽古場へと来ることができたからなのだろうなと思っている。
身体的にも余計な力が抜けていて、いい具合に適当な姿勢で舞台上へと立てていた。

そう、こういうことなんだろうなと思う。
たしかに今回の自分の役目は、ミスがなくて当然の、ひとつのミスが命取りとなるような役割ではあったりする。
が、だからといってミスを恐れてしまっていては何もできないし、そんな精神状態で臨んでいては面白いことなんか到底やれはしないだろう。
むしろそういう強迫観念にも似た意識で臨んでしまうからこそ、過剰な緊張を生み、ミスをし易い身体に自らを仕立て上げてしまうのだと思う。

たしかにミスは怖い。
が、ミスはゼロにすることは無理なことかもしれないが、可能な限り減らす努力はできる。
また、仮にミスをしてしまっても、その後のリカバー次第ではその時のミスをミスと思わせることなく逆によりよい方向へと利用することだって不可能なことではないと思う。

だからこそ、今回のこのテキストを徹底的に身体へと馴染ませ、精神的な余裕(油断とは全く違った次元での)を持てた状態で一つひとつの言葉と向き合える状態を作っておくべきである。

そのためにはやはり、地道な反復訓練を重ねてゆく以外に道はない。
それでしか、この恐怖を克服することはできないのだと思う。

但し克服するとはいっても、恐怖自体は無くせはしないし、常にミスへの不安は付き纏うものではある。
恐怖を引き受け、それに勝る強い意思と強度ある身体で以て、乗り越えてゆくことが、大事なことなのだろうなと、そんな風に思う。

今日のあのいい状態というのは、そんな恐怖を乗り越えてゆくためのヒントが沢山詰まっていたと思うので、しっかりとフィードバックして、今後に繋がるようにしてゆけたらなと。

【次回稽古(1/13)に向けて】
◆宿題…今日のいい感覚をしっかりフィードバックしておく
◆テーマ…とにかく楽しむ


横山 真
[PR]
# by yukinone_makoto | 2013-01-14 15:38 | 稽古場日記
1/9(水)18:30~22:00 @10-BOX box-6

【外界への印象】
《天候》
●曇り
・今朝降った雪が凍ってめちゃくちゃ滑るし、寒い
《空間》
・何故か天井が低く感じた

【稽古前の身体状況】
・妙にふわふわしている感じ
・右側にばかり意識が割かれる変な感じ
・肌がぱさつく
・腰がだる重い
・鼻が詰まっている

【今日のテーマ】
◆肚を決める

【ふりかえり】
本日もキャストが全員揃わなかったため、昨日に引き続き細かい部分の打ち合わせを行いつつお互いの行動のすり合わせを図った。

舞台上での一つひとつの行動がだいたい決まってくると、やはりというか何というか気になってくるのは役としての在り方の半端さだ。
先日の日記にて書いたように、「役として、語りを行う」という方針そのものは決まったのだが、まだそれがうまく自らの身体へと落としこめておらず、そのためにキャラ頼みで言葉をこねくり回しているような状態に陥ってしまっているように感じるのだ。

おそらくは、まだテキストの言葉そのものが身体に馴染みきれていないために役への意識と言葉への意識の比率として言葉の方が大きいために役が単なる形だけになってしまっているのではないかと思う。
要は、言葉を追うことでいっぱいいっぱいになってしまっていて役の生理の部分にまで突っ込めていないのだ。

単なる見た目の形だけでなぞっているうちは、それは役ではなくキャラクターでしかないと思う。
今の自分はまさにそんな状態である。

思うのは、一度言葉から自らの役を切り離してみることが重要なんじゃないのか、ということ。
だって、今回のテキストと役は全く別の次元から生まれてきたものなのだから、テキストと連動させようとしてもなかなかうまくいかないのが当然のことなのだ。

だからテキスト云々は完全に切り離してしまって、その上でもっと突っ込んで自らの役についてを考えてみることが今回の創作では重要なことなのかもしれない。
これは通常の役との向き合い方とは多少勝手が違うかもしれないが、しかし、これまでのやり方を適用させてみてここまではうまくいかなかったのだから、ここらで思い切った手を打ってゆく必要があると思う。

だいたい、テキストに沿って「このテキストだったらこういうキャラが面白いな」などと考えて創り出された役でテキストと向き合うよりも、テキストとのすり合わせとは全くかけ離れたところで生み出された役でテキストと向き合ってみた方が思いもしない方向へと事態が転がってゆきそうなのだから、クリエイティブな稽古が望めるのではないかと思う。
逆算で創るのではなく、それぞれを別の次元で創り上げて、それらを組み合わせた時の化学変化で生まれたものを掴んでゆく方がきっと面白いものが生み出せるのではないかなと、そんな気がする。

という訳で、ここらで切り替えてみようかなと。

【次回稽古(1/12)に向けて】
◆宿題…役について、テキストを度外視して突き詰めて考えてみる
◆テーマ…身体で語る


横山 真
[PR]
# by yukinone_makoto | 2013-01-10 03:00 | 稽古場日記