演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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4/27(金)20:00~22:00 @10BOX box-3

【外界への印象】
《天候》
●くもり時々雨
・湿気が高くてベタつく
《空間》
・視覚的印象:黒い壁が妙にすっきり落ち着いて見える
・音:となりのお洒落な曲が結構耳についた
・その他:だいぶ落ち着いて、、というより、居心地がだいぶよくなってきた

【稽古前の身体状況】
・首がガッチガチに固い
・下半身が重い
・にも関わらず、少し身体はふわふわしてる
・声帯の荒れは落ち着いてきたものの、まだすんなり声が出ない気がする
・猫背

【今日のテーマ】
◆受け取ったものを、気持ちよくパスする

【ふりかえり】
今日の稽古では、敢えて立った状態で稽古をしてみた。
発表会自体はドラマリーディング形式で行うわけなのだが、今ひとつお互いの距離感や、呼吸や間のようなものを掴みきれず、ただただ雰囲気だけでやりとりをしているような状態であったために試しにということで行ってみた訳だ。

やはりというか何というか、やってみただけの甲斐はあった。
一つひとつのやりとりに、血が通ったような実感が持てたためだ。
しっかり相手と関わらなければやりとりが成立しないということが、目に見える形で分かる訳だから、まあ、当然と言えば当然の結果なのかもしれない。

自分としても、どこの台詞を持ち過ぎていたのかといった昨日の反省点をより明確な形で見分けることができたし、また、どうしても相手役との呼吸が噛み合いきれなかったようなやりとりの部分も、実際に相手と向き合いぶつかり合ってみることでだいぶ整理がついた。
特に、どうしても役が自らの身体に馴染んでこなかったBチームの役についても、ようやく「こういうことか!」とばかりに腑に落ちる瞬間がいくつもあって、本当にやれてよかった。

お陰で今の自分に何が足りないのかが見えてきて、それに伴って漠然としていた役の課題がかなり鮮明に浮かび上がってきたので、次に打つべき手もだいぶ絞ることができてきた。
手探り状態で何から手をつけたらいいのかが分からなかった時に比べたら、今のこの苦しみは楽しさすら感じるくらいに闘志満々で向き合うことができる苦しさだ。

まあ、とは言っても決して楽になった訳ではない。
手探りの時とはまた違った苦しみだし、要求されるものも違ってくる。
消耗具合はさらに増すかもしれない。
なので決して気は抜いてはいけない。

第一、自分はスケジュールの都合で稽古を行えるのは30日の発表会前の僅かな時間だけだ。
だから決して状況はいい訳ではない。むしろかなり悪い。

が、そうは言ってももうそれは既に決まっている事実なので、その中で悪あがきをしてゆくしかないと思う。
やれることはいくらでもあるはずだし、やらなければならない。

出せるもんは全て出し切る。
その中からでしか得られるものなんかないんだってことを忘れてはならない。


次回の稽古(発表会)は4/30(月)になります。

【発表会(4/30)稽古に向けて】
◆宿題…今日の課題に対し、発表会前の稽古でクリアできるだけの目処を立てられるようにする
◆テーマ…身体で動き、応ずる


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-04-29 00:21 | 稽古場日記
4/26(木)20:00~22:00 @10BOX box-3

【外界への印象】
《天候》
●くもりのち雨
・風が重みを帯びてきている気がしてきた
《空間》
・視覚的印象:有機的な質感を持った空間だなと、感じ始めてきた
・音:静か、但し嫌な静かさではなく、落ち着く静かさ
・その他:ちょっと空気は乾き気味?

【稽古前の身体状況】
・首の凝りが、ぼんやりとした頭痛を引き起こしている
・腰がずっしり重い
・でも肚は浮いてて、ふわふわとした心持ちな感覚
・喉が乾燥で荒れている
・呼吸が浅い、みぞおちの辺りで何かが引っ掛かってる感じ

【今日のテーマ】
◆とにかく内を漲らせる

【ふりかえり】
少々の間が空いての本日の稽古、やってみて実感したことは、この休みの期間中に、少し役を自分に引き寄せ過ぎてしまったなということと、AとB、それぞれのチームの役の身体への馴染み具合にだいぶ差が出てきてしまったなということ、この2点だった。

1点目の「役を自分に引き寄せる」というのは、2つ意味合いがあって、ひとつは「自分のやり易いような役へのアプローチの仕方をしてしまっている」ということで、もうひとつは「自分自身の中でだけで色々消化し過ぎてしまったために、言葉一つひとつを相手にうまくパスできず、台詞を持ち過ぎてしまっていた」ということである。

まあ、自分にやり易いように、ということに関しては、実際に稽古場に来て相手役の人と面と向き合えばある程度は自然と解消されてくることであるし、何よりこうして自覚を持てているのでまあ、その休みの期間中に創り上げてきたものに縛られ意固地になったりしなければ修正してゆくこと自体は比較的容易なことではあるし、そこまで問題視はしていない。

それよりも厄介なのは、台詞を持ちすぎてしまうことの方だと思う。
それってつまりは、自分の中でしか処理しようとしていないことであり、共演者達のことを信じていないっていうことでもあるからだ。
自分だけで何とかしようとしてしまうから、その場のリズム等も自分一人の力でコントロールしようとしてしまうし、そうすると、台詞の発し方はスタンドプレー的に、間は自分勝手に、相手の台詞の受け取り方は自分の都合のいいように、そして何より厄介なのはいちいち自分の台詞にオチをつけようとして場合によっては相手役の見せ場まで奪い取ってしまうという結果まで引き起こしてしまう。

いったい何をやっているのだろうか自分は。
それは芝居に限らず、他者とひとつの何かものを創ろうとする際には一番やってはいけないことではないのか。
独りよがりに自分勝手に振る舞って、自分一人だけで潰れていくだけならいざ知らず、共演者まで巻き込んで悪い循環を生み出してしまうだなんて、今後二度と繰り返してはならない愚考だ。

もっと台詞なり自らの役の振る舞いなりを、大きな目線で包むようにとらえてみることが必要なんだと思う。
自分だけしか見ずに、自分だけの段取りをこなすことだけで完結させてしまっているから成り立たなくなってしまう訳で、でも、芝居における台詞のやりとりというのは、どんなにがんばったって1人だけでは完結させることのできないものなんだから、ちゃんとその責任は共演者達と折半してゆく必要がある。
責任を独り占めするということほど無責任な振る舞いはないのだということを肝に銘じつつ、場を循環させてゆけるようどんどん言葉をパスしてゆくことを心がけて次回からの稽古へは臨みたい。


で、2点目のAチームの役とBチームの役とで、かなり自らの身体への馴染み方に差が出てきてしまった、という点についてだけれども、まあ、別に両者を比較してどうこうせねばならない、という訳ではないので、基本的にはどちらのチームの役とも一対一の関係で向き合ってゆけばよいとは思っている。
が、うまく掴みきれていない方(Bチームの方の役なのだが)の停滞感のようなものが、そうでない方のチームの芝居にまで影響を及ぼさないとも言い切れないところがあるため、どうにか早い段階でこの状況を打破しておく必要があるなとは思っている。

同じ作品を2チームに分け、両方へ違った役で出演する、ということの難しさを今、嫌というほど味わっている訳だが、しかし、ネガティブな方向に捉えればそういうことになるのかもしれないけれども、それを少し見方を変えてみて、うまくこの2役同時にやっている状況を利用できるようなアプローチを見い出すことができたならば、事態は今とは全く逆の展開へと好転するかもしれないな、という気もしている。

ちょっと今は2役をやることの悪い面ばかりが目に付いていて――例えば、自分のやる2役は会話を交わす機会の多い役同士であるため、反対側のチームでやっている時の「ここに投げてくれると受け易いなぁ」というポイントへ、無意識のうちに投げてしまっていたりすることがあるのだが、これは逆算の発想であり、台詞のやりとりの面白みを奪う危険が高い。――完全に思考が受けに回ってしまっているのが正直なところだ。

が、それはとらえ方の問題でもあって、2役同時にやっているからこそ、気付けるようなものもきっとあるはず。

これも例えば、の話だが、さっき書いたこととは逆のことを敢えてやってみるのはどうか、、つまり、反対側のチームの時に「これはやって欲しくないなぁ」と思うことをやってみる、ということなのだが。
もしかすると、そういうところから何かしらの発見に繋がることも十分にあり得るんじゃないかなと思うのだ。

まあ、あくまでもこれは一例だが、そういう発想で色々と探ってみるというのも、やる価値はあると思う。
というか、トレーニング稽古なのだから、むしろやるべきだと思う。

次の稽古に向けて、色々考えておこう。


次回の稽古は4/27(金)になります。

【次回(4/27)稽古に向けて】
◆宿題…2役だからこそ、やれることを考えておく
◆テーマ…受け取ったものを、気持ちよくパスする


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-04-27 02:35 | 稽古場日記
4/19(木)20:00~22:00 @10BOX box-3

【外界への印象】
《天候》
●晴れのちくもり
・日が暮れてくると、風はまだ冷たく感じる
《空間》
・視覚的印象:やっと部屋の汚れや壁の塗装の剥げた部分も自然に認識できるようになってきた
・音:隣の部屋の音がたまに聞こえてくる、気にはならないが
・その他:寒いというほどではないが、暖かいとも言い難い

【稽古前の身体状況】
・鼻の奥が荒れている感覚
・それに伴い、声帯も荒れている
・肩周り、背筋が筋肉痛
・呼吸が浅い
・視野が狭い、特に上方への注意が気付くとなくなっている

【今日のテーマ】
◆勇気を持って、緩めてみる

【ふりかえり】
今日の稽古は、ここ最近で最悪、というほどに散漫で救いようのない稽古の時間の過ごし方をしてしまった。
や、もちろん手を抜いていたという訳ではなかったのだが、心と身体が分離してしまっているというか、気持ちだけがはやってしまっていて、身体の方が全くついていけてなかった。

もしかすると今日の稽古に臨むにあたってのテーマでもあった「緩める」ということに過剰な意識を持ってしまったのかもしれない。こだわり過ぎてとらわれてしまっていた、というか。
そのせいで、読んでいても全然楽しくなかったし(楽しければいいというものではないが、何も感じなかった、というのは問題だ)、ただただやらされているだけというか、やらねばならないから仕方なく読んでいる、という感じになってしまっていた。

準備不足であったこともその要因のひとつではあっただろう。
昨日の稽古後から今日の稽古までの間で、台本を軽く流し読みするのではなく、しっかりと読み込む時間を設けることができなかったのは、おそらく一番の問題であったと思う。
比較的すんなりと取り組むことのできたAチームの方の役はともかく、Bチームの方の役はただでさえ苦手意識を抱いているようなキャラクターであった訳なのだから、この準備不足は致命的だと言っていい。
そりゃあうまくいかないのも当然の話だ。

悔しいのだったら、この反省を即次に活かしてゆくような行動を採ってゆくしかない。
言い訳などは一切いらない。四の五の言わず、今の状況を打破するためにただ黙々と自らのやるべきことへ取り組んでゆくのみだ。

今日のような体たらくを見せて一番困るのは誰だと言えば、それは共演者なのだ。
そのことを決して忘れてはならないし、だからこそ、今後の信頼を勝ち取るためにも、個人でやれることはきっちりとやり、ベストの状態で稽古に臨めるようにしておかねばならない。
それが、共演者に対する最低限の礼儀だ。

つまり、今の自分の姿勢は、共演者へ無礼を働いているといっても過言ではないということでもある。
そのことを決して忘れてはいけない。


では今日の稽古にて浮かんだ今後へ向けての課題など。

・どちらのチームの役も、台詞を入れてしまった方がいい。今の自分の俳優としての実力を鑑みてみるに、全体の整理の流れを掴むだけでは足りないと思うからだ。迷いは即、停滞に繋がる。ならば迷わないで済むだけの準備をすればいいだけのこと。シンプルな話ではないか。四の五の言わず、やろう。

・いい悪い関係なく特筆すべきものを探すのが大変なくらいにイマイチな時間を過ごしたとはいえ、それでもそんなダメダメな状態であったからこそ面白かった瞬間もあったらしい。その瞬間については徹底的に洗い出してみて、どういったところが、どうして面白かったのかを探ってみようと思う。そこから、思いもよらぬ発見が隠されているかもしれないから。

・何故その言葉が選ばれたのか、何故それ以外の言葉では駄目だったのか、そして、台詞を発していない時は何故話していないのか、話せるチャンスはなかったのか、、、などについてを徹底的に洗い出す。雰囲気でその場にいる瞬間を限りなくゼロに持っていけるようにする。


次回の稽古は4/26(木)になります。

【次回(4/26)稽古に向けて】
◆宿題…とにかく台本を読み込む、そして身体に落とし込む
◆テーマ…とにかく内を漲らせる


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-04-20 01:24 | 稽古場日記
4/18(水)20:00~22:00 @10-BOX box-3

【外界への印象】
《天候》
●くもり
・すっきりはしているものの、やや花粉が多めで少しきつかった
《空間》
・視覚的印象:タッパの高さのせいか、だいぶ広々と感じた
・音:反響がかなり程よい感じで、声のことを気にせず思うままに出せるのがよかった
・その他:昨日よりはだいぶ落ち着いた感じでいられた

【稽古前の身体状況】
・声帯は相も変わらず荒れ気味
・肚が定まっていない感じ
・下半身、特に股関節周りが硬い
・鼻が詰まってる
・首周りがガチガチに凝ってる

【今日のテーマ】
◆相手を見る

【ふりかえり】
今回のトレーニング稽古は、AB2チームに分かれて『遥かなり甲子園』に取り組むこととなっている。
自分は、どちらのチームにも属し、しかもAとBでは別の役でキャスティングされている。

まあ、大変といえば大変なのだが、だからこそ試せることも沢山あるのでこの状況は大いに利用してゆきたいなとは思っている。
それに、自分の創作に対するスタンスの取り方として、ひとつの役に狙いを絞ったら脇目もふらずに全力で突っ込んでいってしまう傾向があるので、今回のように複数の役に集中力を分散させて役と向き合わねばならない状況へ身を置いてみるというのは、これまでの自分にはない創作へ向き合うための回路の構築にもしかすると繋がるかもしれず、なかなかに楽しみなチャレンジではある。
とにかく余力を残そうなどとは一切考えずに全力で(でないと全く意味がない)両方の役と向き合って、もう自らの中には何も残っていないくらいの状態にまで追い込んだ先に見えてくるもの(或いは何も見えないかもしれないが)を逃さず捕まえられるよう、必死にあがいてみようかと思う。


AチームBチーム、それぞれの役同士・役者同士の組み合わせでだいぶ色が違った作品に仕上がりそうな感じではあるが、それもまだまだ微差でしかない。
別に別チームとの違いを出そうとすることにそこまでとらわれる必要はないとは思うが、しかし結果的には両チーム共にそれぞれの役者同士の組み合わせだからこそ生まれてくるものが感じられるような作品に仕上げたい。

そのためにも、今日のテーマにも設けたように「相手を見る」ということを忘れてはいけないなと思った。
但し、この言葉の通りに物理的に自らの目で見る、ということだけでなく、目に見えない部分、例えば自分と相手の呼吸の絡み合い方やこの人は何に重きを置いて役や相手役と向き合っているのか、などについてもしっかりと注意を払ってゆくようにしたい。

もちろん、自分自身はどうありたいのかを明確に持った状態で舞台上に立つことは言うまでもない。
特に自分は、少しでも気を抜くと受けに回ってしまいがちなので、攻め気だけは無くさぬように、やや過剰なくらいで臨むようにしたい。


さて、具体的な次回稽古へ向けての課題を列挙しておく。

【Aチーム】
・Bチームの役に比べ、自分の特性に近い役のためかだいぶすんなり相手役達とのやり取りに臨めている気がした。いい意味での精神的な余裕があるためか、間もちゃんと取れているし、台詞の音にも多彩な色がつけられているし、相手のこともちゃんと見ることができている。

・ただ、細かいところでのミスは目立った。例えば、誰にかけている台詞なのかを把握せずに台詞を発してしまうことが多く見られる、とか、人の話を雰囲気で聞いてしまっている、とか。

・元々の性格的に、やり過ぎる、ということが意図的にやらないとできないので、説明過多な部分はほとんど見られなかったのはいいような悪いような、、という感じではある。たまには破綻させるくらいの冒険もしてみた方がいいとは思うし。ただ、それもバランスの問題か。とりあえず今日の段階のこのAチームの稽古では、この性格は悪い方向には出ておらず、いい方に作用していたように感じた。Bチームの方では、、、まあ、それは後ほど。


【Bチーム】
・冒頭の嗄れ声の捌きが曖昧過ぎる。せっかく演出からもらった武器を、あんな扱いで終わらせてしまうのは、俳優としてあまりにも残念な行為だ。

・台詞に余裕がなさ過ぎる。あれではただ喋っているだけで言葉に引っ掛かりがないため、聞いている方も右から左に言葉が流れていってしまう。役そのものを身体で掴めていないから口先だけでなんとかしようとしていて、そのために空間を音で満たさないと不安で仕方なくなっているのだと思う。

・役が多重人格過ぎる。一つ前の課題にも通じるけれども、場当たり的に台詞だけをこねくり回しているからそうなるんだ。自分の都合だけで役を考えるな。それをしてしまうと観客からは俳優という現実しか見えなくなってくるし、そうなってくると役への愛着はどんどん薄れていってしまう。

・Aチームの時とは逆に、こちらはもっと極端なところからのアプローチを試してみてもよいのではないか。せっかくのトレーニング稽古だ。これまでのやり方とは違った仕掛け、というリスキーなことも遠慮なく試せるはず。というか、別にそういうリスキーなことは普段の創作稽古でも必要になる時はあると思うし、だから、「いつもと違った仕掛け」ということを試すと共に、「リスキーなアプローチ」というものに飛び込むための訓練としても利用してみればいい。賭けに出た経験がないままに必要に迫られて仕方なく賭けに出てしまうのと、賭けに出た経験を備えた上で賭けに臨めるのとでは、心持ちもかなり違ってくると思う。


次回の稽古は4/19(木)になります。

【次回(4/19)稽古に向けて】
◆宿題…台本全体の流れを頭の中で整理してみる
◆テーマ…勇気を持って、緩めてみる


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-04-19 14:24 | 稽古場日記
4/17(火)20:00~22:00 @10-BOX box-3

【外界への印象】
《天候》
●くもり時々雨
・雨が降ったりしていた割に、空気そのものは湿り気をあまり感じなかった
《空間》
・視覚的印象:ちょっと空間内にあるもの一つひとつとの距離感が掴みにくい感じ
・音:良くも悪くも、あまり音に対して注意が向かなかった
・その他:空間に対し、お客さんな気分

【稽古前の身体状況】
・声帯が少し荒れ気味
・腹が痛む
・呼吸が浅く、声の位置が落ちきらない
・猫背
・左右の筋肉のバランスが崩れてる、特に左腰がかなり張ってる

【今日のテーマ】
◆とにかく感じ、発する

【ふりかえり】
『方丈の海』の上演時期の延期を受けて、今、OCT/PASSではこの『方丈の海』稽古再開までの空いた期間を使い、トレーニング稽古を行っている。
自分は、先週一週間関東に行っていたため、少し出遅れての稽古参加となった。

テキストは石川さんが過去に書き下ろした短編戯曲『遥かなり甲子園』。
東北のど田舎の高校野球部が、あり得ないような幸運が重なり甲子園出場を果たしてしまい、それに浮き足立つ校長はじめPTA会長等が訳の分からないハチャメチャで不毛なやり取りを延々繰り広げる、という完全なドタバタコメディである。
また、今作の登場人物4名は皆猛烈な訛りを持った人達で、そのキャラクターも恐ろしいほどに濃く、とてもじゃないが一筋縄ではいかない人物達である。

はっきりいって、自分にとっては最も苦手な要素を求められる作品であると言ってよく、これは個人的な話になるかもしれないが、まさしくトレーニングのために行うテキストとしてはこれ以上ないほどに打ってつけの作品なので、とても有り難いなと思っている。

が、それだけに、ただ何となくでこのテキストと向き合ってしまうことはよろしくないと思うし、それではトレーニングと銘打ってまで行う意味もないなと思っているので、やるからには明確な目的意識を持った上で取り組んでゆかねばなと思う。

では、その目的、をどこに定めるか、といえば、まず大きいところでの目的としては「石川さんにこのテキストとこの面子で再演をしたいと思わせる」ことかなと考えている。
トレーニングとはいえ創作でもある訳なのだから、やるからには上演を目指したいし、板の上に乗せることを想定した上で取り組んでゆく姿勢は、絶対に忘れてはならないと思う。
まあ、トレーニング、という「上演を目的にしていない」場だからこそやれることもあるので、あまりにも上演を想定することにとらわれてしまうのも考え物ではあるが、しかし、基本的に舞台作品というものは人に観せることで完成するものであり、そこの部分は決して外せない部分でもあるはずである。
なので、上演を目的としていてはできないような無茶も適度に混ぜつつも、それと同時に、作品のクオリティを高めるための最大限の努力をし、その作品で以て観た人の心を動かすくらいのものを創り上げねば、この先へと繋がってゆくような成果には結びついてはいかないのではないかと思う。

自分は、このトレーニング稽古を「いい経験」で終わらせるつもりは毛頭ない。
やるからには、現時点で出せる最高のものを創り上げねば意味がないと思っているし、そのためにはやれる限りのことはやってゆきたい。

他にも小さな目標はいくつもあるが、それについては今後少しずつこの稽古場日記の中で触れてゆこうかと思っている。


本日の稽古を通じて感じた今後へ向けての自らの課題。

・体力がなさ過ぎる。特に台詞を発する体力が、圧倒的に不足している。あれでは今回のテキストを身体に落とし込もうにも身体に余裕がなさ過ぎて、発する音の質感にメリハリをつけられない。もっと音に多彩な色を付けられるようにせねばならないし、そのためには声を発する土台がしっかりと安定したものでなければならない。

・相手を見ていなさ過ぎ。たしかに一度も読まず、文字通り初見の状態でいきなり本読みに入ったという状況ではあったが、しかしそれを差し引いても一人でやり過ぎていた。相手がどんな顔をしていたのか、どんな音で台詞を発していたのか、など全く覚えていないのがそのいい証拠だ。どんなに余裕がなかろうとも、相手の存在を忘れてしまうことだけは避ける。一人でやらない。

・注意力が散漫だった。自意識にとらわれ気味だった、とも言えた。別にどう見られようがいいじゃないか。初見なんだから、うまくいかなくて当然。なのにうまくやろうとしてどうするんだ。しかもうまくいかないことを誤魔化そうと余計なことまでやってた。没頭できていないからそうなるんだ。台詞を頭で読むな、身体で読め。もっと没頭して、体当たりでやってゆけ。


次回の稽古は4/18(水)になります。

【次回(4/18)稽古に向けて】
◆宿題…とにかく身体をいじめ抜いて、たるんだ心も身体も引き締める
◆テーマ…相手を見る


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-04-18 01:40 | 稽古場日記