演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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STスポット提携/マームとジプシー5月公演
『しゃぼんのころ』

■作・演出:藤田 貴大

踵を三回鳴らしたのは、しゃぼんのころ。
少女に映った風景は、反転して白かった。

■日程:2010年5月26日(水)~31日(月)
 26日(水)19:00
 27日(木)14:00/19:00
 28日(金)19:00
 29日(土)14:00/18:00
 30日(日)14:00/18:00
 31日(月)19:00
 *受付開始、開場共に開演の30分前です。

■会場:STスポット(横浜)

■チケット料金:ご予約 2000円/当日券 2200円

【出演】
 青柳いづみ 召田実子 吉田聡子
 伊野香織  斎藤章子 萩原綾
 波佐谷聡  横山真  尾野島慎太朗

【スタッフ】
■舞台監督 森山香緒梨
■照  明 吉成陽子
■音  響 角田里枝
■宣伝美術 本橋若子
■制  作 林香菜
■演出助手 館巴絵 吉田彩乃
■提  携 STスポット
■協  力 NINGENDAYO.


<あらすじ>

河辺で野宿をしている女子中学生たち。

学校にも行かず、家にも帰っていない。

ずっと変わらないこの街は窮屈で退屈。

周囲の人々との距離は曖昧で中途半端。

河辺からは学校を眺めることができる。

そう、ここから学校を眺めているのだ。

河は海に繋がってる。外に繋がってる。

少女たちが過ごしたある季節の三日間。

14歳のゆらゆらなココロと、カラダ。

繊細に紡ぎ出していく、三日間の情景。

この生活の終わり。少女は歩き出すか。

踵を三回鳴らして。ドロシーのように。


サイト → http://mum-gypsy.com/
ブログ → http://ameblo.jp/mum-gypsy/


【ご予約方法】
件名「マームとジプシー予約」
1.お名前
2.メールアドレス
3.ご予約希望の日時
4.チケット枚数

上記の件名及び1~4を記載の上、
yukinone_y@hotmail.co.jp 宛にメールを送信して頂ければご予約承ります。


ご来場、こころよりお待ちしてます

                             マームとジプシー
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by yukinone_makoto | 2010-05-26 19:00 | 外部参加告知
5/25(火)10:00~22:00 @STスポット

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・風が少々強いが心地好い
《空間》
●STスポット
・床の硬さが膝から下の部位へのダメージを蓄積させている気がする
・まだ一つひとつの距離感が掴みきれておらず、見た目と実寸にズレを感じてしまう
・今日は何故だか声の響き方が普段と違って変に濁るように感じた

【稽古前の身体状況】
・ふくらはぎより下が重だるい
・喉が少々荒れている
・腰が痛い
・猫背気味
・声も呼吸の位置も変に高い

【今日のテーマ】
◆言葉一つひとつに気を入れる

【レポート】
今日の最後の通しで、感覚を少し掴めた気がする。
まあ、今日の通し時の自分の出来自体はそんなにいいとは言い切れるものではなかったのだが、いい瞬間と悪い瞬間の違いが徐々に見えてきたため、その瞬間瞬間で適切なポイントへとうまく照準を合わせられるようになれば、今のこの「やってみないと分からない」というムラのある状態から抜け出せるはずだ。

とりあえずは、一昨日くらいまでどうにもうまくいかなかった「シーンの入り」にはだいぶ安定感が見られるようになってきた。
が、その反面、今までは軌道に乗りさえすれば相手役との循環がさほど停滞するようなことは起こらなかったのだが、今日はノリかかったところで躓いてしまう瞬間がいくつかあった。

少し慎重になり過ぎているのかもしれない。
もっと素直に目の前の状況に没頭してゆけばいいんだと思う。
でないと、せっかくこれまでの課題をクリアしつつあるのにそれが前進へと繋がらなくなってしまう。

また、今日の通し時には少々危険な瞬間があった。
段取りがうまくゆかずに、本来ならばそこに物はないはずのところに物が置いてあったため、動きの激しいシーンがきた際にその物が邪魔でひとつ間違えれば怪我に繋がるような状況になってしまっていたのだ。
幸い、怪我はなかったのでよかったが、おそらく今後もこのような状況が訪れないとも限らない訳で、そういったアクシデントに見舞われた際の対処についても考えを巡らせておけるようにしておきたいなと思う。

特に今回は場転も多ければ小道具も多いため、少しの食い違いで大きなアクシデントに繋がってしまう可能性はかなり高いものとなるはず。
だからこそ、最悪のケースを事前にある程度想定しておくことは決して無駄なことではないのではないかと思う。
まあ、一番はそういったアクシデントが一切起こらないことではあるのだが、、、


そんなこんなで、明日からいよいよ公演が始まります。
やるからには、来て頂いたお客さんの中に何かしらのものが残るようなものを提供してゆきたいと思います。

是非、お時間に余裕ある方は、この素敵な時間と空間を体験しにお越し下さいませ。

【公演初日に向けて】
◆宿題…作品全体の流れの整理整頓
◆テーマ…楽しむ

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-05-26 01:24 | 稽古場日記
5/24(月)10:00~22:00 @STスポット

【外界への印象】
《天候》
●雨
・少し肌寒い
《空間》
●STスポット
・美術の関係もあって、先のST稽古時よりも床がかなり滑る
・空気が篭っていて、たまに息苦しくなる
・美術に不慣れなためなのだろうが、まだお客さんのような居住まいでしか存在できていない
・たぶん時計がないからなのだろうが、時間の流れ方が早く感じる

【稽古前の身体状況】
・腰(特に左側)がかなり痛む
・が、身体そのものは変に軽いため、落ち着かない
・身体の各部位がばらばらな感じがするため、どうしても動きがイメージ通りに動いてくれない
・喉がむずむずする変な感覚
・どうもゆったりしてしまう

【今日のテーマ】
◆言葉一つひとつに気を入れる

【レポート】
いよいよ小屋入り。

今回はもう、転換が目まぐるしい上に小道具も多く、おまけに舞台裏の空間が非常に狭いため、裏の状況はとても大変なことになってしまっている。
それだけに、各シーンの繋がりやそれに伴う裏での各役者の導線を、一つひとつ確実に把握し整理していかなければならない。

また、足元の材質もだいぶ変わったので、そこにも慣れておかなければなと思う。
特に日比野は動きの多い役のため、この環境にうまく対応できないようでは大きな怪我に繋がってしまう可能性がある。
それだけに、空いている時間などを利用して、対応策を考えてゆきたい。

まあ、音の反響に関しては、先のST稽古にてある程度把握することはできたので、明日はこの2点についてを重点的に見極めてゆけるよう取り組んでゆこうかと。
空間の特性をうまく掴んでゆかねば、芝居へ十分集中できないままに本番へと臨まなくてはならなくなってしまう訳だから。


とはいえ、芝居の方も決しておろそかにしてはならないのだから、そちらにも全力で取り組んでゆくつもりだ。

泣いても笑っても本番初日まであと1日しか残ってはいない。
とにかく今の自分達の最高の状態で本番を迎えられるような過ごし方をしてゆくことだけ考えてゆきたい。

【明日に向けて】
◆宿題…シーンの繋がりの確認と、裏の導線のシミュレーション
◆テーマ…言葉一つひとつに気を入れる

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-05-25 01:19 | 稽古場日記
5/23(日)11:00~22:00 @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《天候》
●雨
・気温も雨水もぬるい
《空間》
●和室
・視覚的印象:いつもよりも縦長に感じてしまった
・音:大きな音が重なると、がちゃがちゃになって訳が分からなくなる
・その他:雨なのに空気は乾いているような変な感じがした

【稽古前の身体状況】
・腰周り(特に左側)がかなり痛む
・喉がべとつく感じがする
・首周りがガチガチに固くなってる
・それに伴ってか、少し頭痛がする
・呼吸が浅い

【今日のテーマ】
◆楽しむ

【レポート】
今日が小屋入り前最後の稽古。

既にシーン数は60を軽く越えているが、まだ増えそうな感じだ。
こんなにも多彩で、密度の濃いシーン達が丹念に編み上げられてゆき、そこからひとつのアンサンブルが浮かび上がってくる様は、それを構成している一部の人間としても本当に痺れる。
確実に、観た人の中に何かが残る素晴らしい作品に仕上がってきていることが実感できているのが、創り手の一人として非常に嬉しく思う。

ただしまだまだ細かいところが甘く、作品の仕上がりとしては荒いのも事実。
残りの2日間を最大限に利用して、しっかり細かいディティールの部分を詰めてゆかねばならないなと思う。

個人的には、今日は昨日までの反省を生かし、通しの際にシーンの入りの部分に意識の大半を費やすくらいの気持ちで出るようにした。
結果、入り方そのものはだいぶいい感触を持てたのだが、その分各シーン共に後半失速気味になってしまったような気がする。
おそらく、これまでは入りの部分のエネルギーが不足していたため、そこそこの高まりでもそのスタートと比較してみれば結構高まっているように見えていたのだろうけれども、入りの部分がスムーズにいった場合にはこれまでの高まり方程度では全然足りていないため、もっとエネルギーを持たねばならなくなってしまったんだろうと思う。

また、実感として、高まり方にももう少し工夫が必要なんじゃないかなとも感じている。
できることなら自分が発する一つひとつの言葉全てに、いや、一つひとつの音全てに己の想いを乗せて相手にぶつけてゆくようにしなければ、今日の後半部分のように台詞がただ強いだけの一本調子なものになってしまう危険性がある。
台詞をひとつの塊としてとらえてしまっては、どんなに強いエネルギーを持った言葉を発したとしても決して響いてはこないと思う。

もっと細かくなってゆかねば。
相手のことももっと細かく感じてゆかねば。

力押しでは決して越えられないところにまできているんだってことを、しっかりと踏まえて今後は臨みたい。


明日は小屋入りです。

【小屋入りにあたって】
◆宿題…徹底的な身体のケア
◆テーマ…言葉一つひとつにしっかりと気を入れる

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-05-24 01:06 | 稽古場日記
5/22(土)13:00~22:00 @青少年学習センター・中会議室→和室

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・少しずつ、匂いが夏に近付いてきている
《空間》
●中会議室
・視覚的印象:窓の大きさのせいだろうが、実際の広さの割に解放感があった
・音:響きのせいか、どの音も硬質に感じた
・その他:ちょっと落ち着けた
●和室
・視覚的印象:色のトーンが暗く見えた
・音:やっぱり音の輪郭がぼやける
・その他:時間の経つのが早く感じた

【稽古前の身体状況】
・腰(特に左側)が痛む
・喉が若干荒れている
・膝より下が張ってる
・肚が定まってない気がする
・猛烈に眠い

【今日のテーマ】
◆恥をかく

【レポート】
今日は3場の完成に向けての試行錯誤の日となった。

しかし不思議なのは、小屋入り2日前にしてまだ4場が手付かずという状況にも関わらず、不安は感じない、ということ。
ここら辺が、マームの稽古がいわゆる段取り稽古とは一線を画しているのだということをよく表していると思う。

これまでの稽古の積み重ねがあるからこそ、新しい台詞を渡されたとしてもすぐさまそれに対応できるように感覚が研ぎ澄まされているのだ。
自分も、あれだけ初期には台詞の入りが悪くて苦労していたのに、今は自然と台詞が入ってくるので早い時には1回合わせるだけで台詞は大丈夫になってきた。
これも全て、これまでの稽古の積み重ねがあったからこその現象なのだと思う。
役のことが身体で掴めてきつつあるから、もし間違ったとしてもその場でその状況に対応できるだろうという精神的な余裕が生まれてきているのが、台詞の入りをよくしている要因として大きいんだと思う。
このいい循環にうまく乗っかって、残りの稽古も臨んでゆきたい。


【今日の反省点】

◆やはりというかなんというか、今日の最後にやった3場通しの際の、昨日作ったたかととのシーンが雑だった。シーン序盤がもうひとつ高まり切れず、中盤で盛り返したものの、終盤はその惰性に任せた単なる勢いだけのそれっぽい芝居になってしまった。自分一人で高まろうとかせず、もっと相手から受け取れるものを大切にしてゆくべきだし、また、もっと柔軟性を持った強さで相手にぶつかってゆかないと、あのシーンが単なるネタ的なシーンで終わってしまう。物凄くいいシーンなのだから、それを潰してしまうことは決して許されないんだと心得ておくべき。

◆昨日に続き、どうもシーンの入りの部分が中途半端な状態で始めてしまっている。然るべき準備をした上で、舞台上に出てゆくことは、俳優として当たり前にやらなければならないことのはず。出だしにムラがあるせいで舞台上に出てみないとその日の出来が分からないなど、決してあってはならないことだ。何があっても初日までに、、、いや、明日中にクリアして小屋入りに臨みたい。

次回の稽古は5/23(日)になります。

【次回(5/23)稽古に向けて】
◆宿題…身体のケア
◆テーマ…楽しむ

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-05-23 00:50 | 稽古場日記
5/21(金)11:00~22:00 @STスポット

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・日差しは柔らかい気がする
《空間》
●STスポット
・壁に触れてみた時、意外とでこぼこしていることに気付いた
・壁が白いためなのか、客席から舞台面を見ると、奥行きが掴みにくく結構役者が大きく見えたりする
・見切れの位置や音漏れなど、裏でやっていることがどの程度客席に認識されているのか、もう少し見極めたい

【稽古前の身体状況】
・喉がかっと熱いような感覚
・胃腸が気持ち悪い
・ふくらはぎから下が張ってる
・重心が高い
・後方に対する感覚のアンテナの感度が鈍い

【今日のテーマ】
◆飛び込む

【レポート】
今日追加になった日比野の新しいシーン、物凄くいいシーンになりそうだ。
こういうシンプルに役の想いをぶつけ合えるシーンは、単純に楽しくはある。
が、そうはいってもやっている側の人間が楽しいだけになってしまったら、これほど興冷めなシーンもないと思うので、決して楽はしていけないと思う。
これまでの積み重ねをしっかりと踏まえた上で、目の前の状況に一つひとつ細かく反応してゆけるような繊細なアンテナを張り巡らせてゆくことを忘れてはならない。
また、己の中にある強い想いが、一色に染まらないよう十分に気を付けねばならない。

まあ、そこに到るまでのスイッチとして利用できるであろう要素は色々準備されているので、それらを一つひとつ確実に押してゆけるようにしたい。


今日はその後、1~3場途中(完成したところまで)の通しを行った。

その際に感じたことは、自分は本当にスロースターターだなということ。
どうも舞台上に出てきてから己の感情や身体を高めようとしてしまう傾向があるのだ。
そして一番厄介なのは、そこについて自覚しているものの、未だにその点への対応がうまくできていないということであったりする。
だからスタートが安定せずに、人とのやりとりを重ねてゆく中で「出遅れた分を取り返す」という本来ならば必要のない作業に労力を費やしてしまうことになるのだ。
これでは十分な成果が得られる訳がない。
もう少し裏での己の高め方について考えてみた方がいいと思う。

もしかすると、今の自分の中には変なリミッターが存在しているのかもしれない。
が、あまり自らの可能性や選択肢を狭めるような発想は持つ必要は一切ないはずだ。
本番が近くなってきているとはいえ、まだまだ失敗できるチャンスはあるのだから、あまり守りに入らずに、やりたいように楽しんでゆくことを考えていった方がいいと思う。

次回稽古は5/22(土)になります。

【次回(5/22)稽古に向けて】

◆宿題…喉をはじめとした身体へのダメージのケア
◆テーマ…恥をかくことを怖れない

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-05-22 01:51 | 稽古場日記
5/21(木)13:00~22:00 @STスポット

【外界への印象】
《天候》
●雨
・蒸し暑い
《空間》
●STスポット
・音の反響は、低音ならある程度拡散していてもすんなり聞き取れるが、高音は絞り込まないと音の輪郭がぼやけてしまうためにとても聞き取りにくい
・床が、絨毯1枚挟んでその下がコンクリートということもあって、足の着地の際の衝撃をうまく逃がしにくいため、膝より下に疲労が溜り易い
・地下ということもあって空気が篭り易く、また乾燥し易くもあるため、喉への負担が大きかったり頭がぼーっとしたりしがち
・これまでの稽古場で想定していたスペースに比べだいぶ広いような気がする。そのために生じた距離感の違いに少々の戸惑いを覚えてしまった
・広さの割にタッパがあるせいか、上方にばかり意識が向いてしまうような気がする。今日の自分はそれに伴って肚も浮いてきてしまったので、地に足を着ける意識付けをしっかりとした上で、稽古に臨みたい

【稽古前の身体状況】
・重心が左側に寄り気味
・腰にロックがかかっている
・何かこう、喉がすっきりせず、ことあるごとに咳払いをしたくなる
・猫背
・肚もやや浮いている

【今日のテーマ】
◆感情の振れ幅を大きく

【レポート】
今日明日の2日間は、公演会場であるSTスポットでの稽古。

『コドモ~』の時にも小屋入り前のST稽古はあったのだが、やはりこういう本番で使うであろう空間で実際に稽古を行える機会があるというのは、創作にとって大きなプラスの作用をもたらしてくれると思う。
それだけに、この機会を決して無駄にすることなく最大限有効利用してゆきたい。

が、今日の自分は、そこの部分に対して意識過剰な状態に陥ってしまったなと思う。
目の前の状況に没頭することよりも「自分の芝居と空間との刷り合わせ」にばかり意識が向いてしまったのだ。

しかし今の自分達が行っている作業は、どちらかといえば目の前の状況へと飛び込んでゆくことによってその瞬間瞬間に生まれてくるものを逃さず掴み取ってゆくという、非常に繊細な作業であるはず。
にも関わらず、それを無視してテクニカルな面にばかり目を向けてしまっていては、結果として生まれるものは「仏作って魂入れず」のものになってしまうんじゃないか。

今の自分達にとってまず大切にしなくてはならないものとはいったい何なのか。
そこを忘れてしまってうまくいく訳がない。

もう飽きるほど書いてきたことだけれども、自分は決して器用な人間でもなければそれを補えるだけのセンスも経験も持ち合わせてはいない。
ならばとにかく全力で泥臭くぶつかってゆくしかないだろ、と思う。

【今日の反省点】
・相手役との関係を構成している要素について、雑になってしまう時がある。大抵の場合、そういう時には相手役のことが全く見えなくなっていて、一人だけで芝居をしてしまっている時だ。自分の場合、身体が正直なためにそういう状態になると台詞も正確に言えなくなってリズムもガタガタになってしまう。常に舞台上に出てくる前には、自分の芝居で注意すべき点について心の中で一つひとつ指差し確認してから出てゆく癖をつけておきたい。但し、それは構えるということととは違うんだってことも、踏まえていなければならない。

・変に身体が固くなる時がある。芝居の上で必要に応じてわざとする緊張ならばいいのだが、そうではない余計な緊張は自らのパフォーマンス能力の発揮の妨げにしかならない。自分だけで責任の独り占めをしようとせず、相手との呼吸の循環を心掛けていれば、自意識による変な緊張は防げるはずだ。背負い込むな。

・いい時をなぞろうとしない。もう舞台上に出てしまったなら、相手との時間を楽しむことに没頭してしまえばいいだけのことだ。別に稽古でいい感触を得た時の感覚がベストではないんだから、常により上のクオリティを目指していれば「過去をなぞる」なんて発想にはならないはず。ということは、気持ちが守りに入っている証拠。攻めの姿勢で、そして楽しむ心も忘れずに。

次回稽古は5/22(金)になります。

【次回(5/22)稽古に向けて】

◆宿題…とにかく寝る
◆テーマ…飛び込む

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-05-21 01:32 | 稽古場日記
5/19(水)13:00~22:00 @杉並会館・第一集会室

【外界への印象】
《天候》
●曇り
・明らかに空気に湿り気が含まれてくるようになった
《空間》
●第一集会室
・視覚的印象:目線より下ばかりに意識が向いた
・音:障子に触れた時の音が妙に大きくて、やたらと気になってしまった
・その他:見た目と違って足場がかなりでこぼこに感じた

【稽古前の身体状況】
・腰が痛い
・手足の末端が熱を持ってだるい
・肩周りが重い
・お腹の中がぐるぐるする
・喉がぱさつく

【今日のテーマ】
◆呼吸を停滞させない

【レポート】
だいぶ日比野という役の軽量化ができてきた気がする。
台詞をそこまで持ち過ぎず、ぱっと相手に委ねることが自然に行えるようになってきたことは、非常によい傾向なんだろうなとは思う。

が、気を付けねばならないこともまだまだ多い。

例えば、台詞を発語するまでに到るプロセスをいくつか省略したままによい時の状態を形だけでなぞってしまい、結果、台詞のリズムが一本調子になってしまう
ような瞬間がまだ多く見られたりする。
目の前の状況や、その瞬間の自らの身体に則していない、単なる段取り芝居をこの期に及んでまだ行ってしまっているという訳だ。
いくらテンポアップを求められたとしても、必要なプロセスは決して省いてはいけないのだという意識は、今後徹底してゆかねばと思う。

本番は近付いてきているとはいえ、まだまだやらねばならないことは沢山あるし、やれることだって沢山ある。
それだけに、残された時間を如何にして過ごすことがてぎるのか、自らに対してしっかりと問い続けてゆきたいなと思う。


次回稽古は5/20(木)になります。

【次回(5/20)稽古に向けて】

◆宿題…遊び感覚でいいので、各シーン毎に相手役の視点から台本を読んでみる
◆テーマ…感情の振れ幅を大きく

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-05-20 00:31 | 稽古場日記
5/19(火)15:00~22:00 @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・徐々に暑さに湿り気も加わってきた気がする
《空間》
●和室
・視覚的印象:部屋の色合いが何故か薄く感じた
・音:どうも響きが鈍いような気がする
・その他:暑いんだか寒いんだか分からない変な感じ

【稽古前の身体状況】
・首の後ろが詰まってる
・前面ばかりに意識がいってしまって、背後に対する注意がやや薄い
・呼吸が落ち着ききれていない
・ふくらはぎと足の裏が重だるい
・身体がやや左側に傾いでいる気がする

【今日のテーマ】
◆呼吸を停滞させない

【レポート】
今日は新しいシーンの追加のための稽古と、1場の細かい箇所の詰めの作業のための稽古を中心に行った。

なんだか、これまでもそうだったんだが今回は特に、ほんの僅かなディティールの変化が加わるだけで、作品全体の印象ががらっと変わってしまう気がする。
今日も、本筋の流れは一切変えていないはずなのに、昨日までの1場とは全く別物なんじゃないかとすら感じさせられた。

改めて、自分達のやっていることの繊細さを再認識させられた気がする。
こんなにも大変なことをやっていたんだなと、改めて驚かされた。
が、やはり、マームの創作はそれだけに面白い、とも思う。

まだまだ自分達のやっていることの果てが見えないというのは、ものを創ろうとしている人間にとってとても幸せなことだ。
その幸せを噛み締めつつ、一歩一歩確実に前進してゆきたい。


次回稽古は5/19(水)になります。

【次回(5/19)稽古に向けて】

◆宿題…昨日までの稽古のおさらい
◆テーマ…呼吸を停滞させない

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-05-20 00:29 | 稽古場日記
5/18(月)11:30~18:00 @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・日差しの強さのせいで地面に映る陰の輪郭がくっきりとしている
《空間》
●和室
・視覚的印象:なんとなく、暗い感じがした
・音:音がすっきり響いていた気がする
・その他:少し寒さを感じた

【稽古前の身体状況】
・胃がぐるぐるする
・鼻がむずむずする
・瞼が重たい
・首の後ろがガチガチ
・身体の背面の方が固いのに前面は緩み過ぎていて、バランスがチグハグ

【今日のテーマ】
◆呼吸を停滞させない

【レポート】
今日は、昨日の1~3場通しを行ってみて浮かんできた課題やアイデアを作品へと反映させてゆくためにほとんどの時間を費やした。

やはり、通してみて気付くことって沢山あって、そことしっかり向き合えるかどうかは非常に重要なことなんだろうなって思う。
マームのような創作手法で稽古を進めているのならば特にそう。
多少遠回りになったとしても、この入り口の滑りをよくしてゆけるかどうかによってかなり後半部分の繋がり方は違ってくるはず。
そしてそれは創作してゆく側にとってもそうだけれども、観ている側にとっても同じことが言えるんじゃないだろうか、と思う。

作品の入り口部分の滑りが悪いと(例えば細かな矛盾点が目に付いて気になってしまうとか)、お客さんの意識の流れ方もその入り口部分で滞ってしまう可能性がある。
そうしてしまっては、観劇に際しての十分な集中力を維持できなくなってしまう危険性が生じてしまう。
目の前の状況は絶え間なく変化し続けているにも関わらず、観客の注意だけが作品の入り口部分に置き去りにされてしまっている、、、なんてことが起こってしまっては、どんなに優れた作品を舞台上から発信し続けていようが、その作品の魅力は満足には伝わることがない訳で、それはあまりにも勿体無さ過ぎると思う。

だからこそ、本番が近付いてきてつい焦ってしまうであろう気持ちを抑えつつ、こうして腰を据えて前半部分の問題点を徹底的に潰していっているんだと思う。
自分も、そこは藤田君を信じて、今の自分ができることをしっかりと行いつつ、我慢強く作品と向き合ってゆこうかと思っている。

気付けば本番初日まであと10日を切った。
残りの限られた時間を、とにかく最大限有効利用しつつ、これからの稽古に臨んでゆきたい。

次回稽古は5/19(火)になります。

【次回(5/19)稽古に向けて】

◆宿題…身体のケア
◆テーマ…呼吸を停滞させない

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-05-18 02:08 | 稽古場日記