演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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4/29(木)18:00~22:00 @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・とにかく風が強い
《空間》
●和室
・視覚的印象:色彩が薄い印象
・音:いつもより静かな感じがした
・その他:足元の感覚が緩い感じ

【稽古前の身体状況】
・これまでの寒さで固くなっていた部分が一気に緩められたせいか、身体が妙に重い
・首の筋が張っている感じ
・後ろ重心な気がする
・どうにも気持ちが盛り上がりきれない
・意識のフォーカスが内に向きやすい

【今日のテーマ】
◆見る

【レポート】
今日の稽古、正直に言ってしまえば悔しさばかりの残った稽古となった。
昨日に引き続き、日比野のシーンの稽古を行ったのだが、全く以て台詞が出てこなく、出てきたとしても、ただ言っているだけで中身のないスカスカな言葉ばかりが発せられてしまっていた。

ただ単純に台詞覚えの問題でもあるし、はっきり言って集中力も前日よりも低い状態であったことも影響しているだろう。
何故か精神的にも身体的にも重っ苦しい状態で、なかなか気持ちが盛り上がってこなかったのは明らかに稽古に臨むにあたっての準備が不足していた証拠であり、日常の身体で人前に立ってしまったことは猛省に値する行為であったのではないか。
ここについては、即、改めてゆかねばならない。


が、原因はそれだけではなかったとは思っている。

今日の自分の停滞の原因のひとつとして、「自らの俳優としての特性」を無視した借り物の台詞との向き合い方を用いてしまったことが大きかったと思う。
それは稽古後に藤田君と話した際にも言われたことだ。
言葉の一字一句にこだわるのではなく、もっと自分の感覚的な部分を信じて場の空気を停滞させないことの方を大切にしていった方がいい。

考えてみれば、相手役である聡子ちゃんがどんな表情をしていたのか、全く思い出せない。
ざっくりとした印象のぼやけた映像でしか浮かんでこず、どの台詞のどこの部分でそんな表情をしていたのかなど一切認識できていなかった。
それどころか自分の中でどんな感覚の変化が起こっているのかということにも全く意識が及ばなかった。
とにかくもう台詞を言うことに精一杯だったのだ。

言葉ももちろん軽んじてはいけないけれども、それよりもその場で生きることを第一に考えるべきだ。
これまでの創作を思い返してみても、自分の場合はまず役を自分の中で馴染ませてゆくことから入っていたはず。
自分の中で役が馴染んでいれば、台詞なんてだいたいのニュアンスで覚えていても場のやりとりは循環させてゆけた。
そう、いつもは、そうしてゆきながら徐々に言葉の精度を上げてゆく、というアプローチの順で創作を行っていたはずだ。
これまで、役が自分の中で繋がってからはどんなに台詞が追加されても対応できていたことを思い出すべきだと思う。
そして、自分は決して器用な役者ではないんだということも忘れちゃならないと思う。


たぶん、少し焦っていたのかもしれない。
もっと地に足を着けて、堂々としていればいいんだと思う。

たしかに公演を重ねる毎に、背負う責任は大きくなってくるものだけれども、だからといってそこばかりにとらわれてしまっていては前進などできないはず。

責任は、力に変えるものであって重荷にするものではないのだから。


次回稽古は5/1(土)になります。

【次回(5/1)の稽古に向けて】
◆宿題…日比野と向き合う
◆テーマ…場を停滞させない

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-04-30 14:43 | 稽古場日記
4/28(水)18:00~22:00 @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《天候》
●雨のち晴れ
・空気自体は暖かい
《空間》
●和室
・視覚的印象:色合いが単調な印象
・音:モーター音?みたいな音が気になった
・その他:空気がちょっと濁っているような気がした

【稽古前の身体状況】
・雨で足が濡れてて不快
・左脚がつっぱる
・猫背気味
・身体が全体的に重い
・胴体が1枚の板のように固い

【今日のテーマ】
◆循環

【レポート】
今日は、初めて日比野という役として稽古に臨んだ。

やっぱり実際に人前に立ってみることで見えてくるものって沢山あるんだよなってことを、再確認させられた気がする。

直前に口立てで伝えられた台詞を用いてやりとりしてゆかねばならないとはいえ、言葉に縛られ過ぎだったなってことを痛感させられた。
台詞を発することに精一杯で、目の前の相手役のことが全然見えていなかった。
目線が落ち着いていなかったのがそのいい証拠で、特に、言葉に迷いが生じた時には、どうしても目線が上の方に向いてしまう癖が顔を出していた。

また、「あー」とか「うー」とか、余計な声を発することで台詞が出てくるまでの間を埋めようとしてしまってもいた。
もっと言葉のイメージの移り変わりの流れをしっかりと整理したい。

たぶん、イメージと言葉を繋げる作業についてはもう「できて当然」くらいのラインに自らのハードルを上げておかねば、より高みには向かえないんだと思う。
や、もちろん、そこの点についての精度に関しても、これまでのレベルを維持どころか向上させてゆくつもりではあるけれども、これまで以上を目指すのであれば、そこに時間をとられる訳にはいかないのだ。

やはりやるからには前回以上を目指してゆかねば、自分としては続ける意味はないと思う。
それは公演毎にもそうだけれども、日々の稽古毎にも成長してゆけるくらいでなければ。
はっきり言って、現状維持は自分の中では後退と同義であると思っているので。

そういう観点からの見方も含めて考えてみれば、今日の自分の出来は赤点をぎりぎり免れたかなってラインだった気がする。
なんとか成立はしているんだけれども、あのままではただ状況を説明するためだけのシーンで終わってしまうだろうなってことが、皮膚感覚として分かった。
まだまだ自分の中の引き出しの中でやりくりできてしまっていて、全然驚きが足りない。
もっと思いもしなかったような瞬間を生み出せるようにするために、自分からもどんどん仕掛けてゆきたい。


あと、元々台詞覚えが悪い奴なんだから、もっと集中力を持って臨むべきだ。
あの程度の尺のシーンで台詞を間違えてしまうとか、明らかに集中力が不足しているとしか言いようがない。
余計なことは考えなくていいから、目の前のやりとりにとことん没頭してゆけるよう、気持ちを強く持って明日からの稽古も臨みたい。

次回稽古は4/29(木)になります。

【次回(4/29)の稽古に向けて】
◆宿題…今日のおさらい
◆テーマ…見る


横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-04-29 00:46 | 稽古場日記
4/27(火)18:00~22:00 @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《天候》
●雨
・雨粒が冷たく、それにつられて空気も冷やされてる感じ
《空間》
●和室
・視覚的印象:雑然としていた
・音:雨音が纏わり付いてくるような質感で聞こえてきた
・その他:空気がずっしりとしてるような気がする

【稽古前の身体状況】
・腰が「きゅっ」と痛い
・頭の左側が重く、ぼんやり痛む
・目に映る景色がめまぐるしく感じる
・手首足首が冷える
・たまに咳が止まらなくなる

【今日のテーマ】
◆不毛になってみる

【レポート】
自分はどうやら2場からの登場になるらしいので、今日も出番はなし。

なんだか今回の稽古はだいぶこれまでとは違ったアプローチの仕方で創作を行っているため、色んなことが新鮮に感じる。
まあ、それもこれまでの積み重ねがあったからこそのこのアプローチの仕方なのだろうが。

しかし今日の稽古は、なにかこう、外側から見ていてもピンとこない部分がいくつかあった。
それが何なのかは、情けないけれども今の自分には分からなかった。
しかも、それがいいことなのか悪いことなのかも分からない。
ただただ直感的に、しっくりこない感じがしてしまったのだ。

確実に面白いシーンはできてきているんだけれども、何かが足りない気がしてしまった。
停滞?していたのかな。

ちょっともう少し集中してそういう部分も見極めていかなきゃなと思う。
や、仮にそれが分かったからといってうまく事態が転がってゆくかどうかは分からないけれども、でも、ただ言われたことを言われたまま闇雲に取り組んでゆくよりかは選択肢が拡がってゆくはずだから。

まあ、実際に作品の一部として人前に立ってみればまた何か見えてくるものもあるのかもしれないが、それはあくまでも自分の都合であって優先すべきは作品全体の都合である訳だから、今の自分にできる範囲でやれることをやってゆくしかないんだと思う。
「立たないと分からないこと」もたしかにあるが、しかしじゃあ今の自分はそれ以外のことは全て把握しきれているのかと言われれば決してそうではないはず。

「たら、れば」を言い訳にしている限りは、前進などできはしない。
とにかく、現状でできることのベストを尽くしてゆくのみだ。


次回稽古は4/28(水)になります。

【次回(4/28)の稽古に向けて】
◆宿題…今日の稽古のフィードバック(違和感の原因について探ってみる)
◆テーマ…循環

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-04-28 02:24 | 稽古場日記
4/26(月)18:00~22:00 @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・だんだん空気が暖められつつある気がする
《空間》
●和室
・視覚的印象:見た目の距離感と実際の距離にズレを感じる
・音:小さい音がかき消えてしまうような感じがする
・その他:寒いという程ではないんだけど、少々冷える

【稽古前の身体状況】
・暖かさに身体がついていけてない感じ
・下半身が重だるい
・外界へのアンテナの感度が変によくて(特に視覚)逆に気が散る
・指先への意識が、なんとなくぼやけている
・顎周りや眉間が固い

【今日のテーマ】
◆不毛になってみる

【レポート】
本日より、ほぼ毎日稽古。

今日の稽古は、時間的には短かったものの、物凄く充実していた内容であったなと感じた。
なんというか、こういう切り口で描かれた作品であっても、マームはマームなんだよなと感じさせるところが素晴らしいなと。
あそこまでライトな感じでありながらも、ただ楽しいだけではないし、ただ明るいだけではない。
確実に観ている時間帯は、純粋に楽しんで観ることができているのに、後から思い返してみれば切なく感じてしまうような不思議な感覚があるように自分には感じられるのだ。

まだまだ作品のクオリティの向上の余地は沢山あるとはいえ、今回の作品は、最終的にはこれまでのマームの作品からもう一皮剥けたものになるんじゃないかなと思う。

自分の好きな団体のこういう時期に、自分が関われていること。
それは本当にありがたい。
だからこそ、今の自分にやれるベストを創作にぶつけてゆきたい。


次回稽古は4/27(火)になります。

【次回(4/27)の稽古に向けて】
◆宿題…腰周りのケア
◆テーマ…不毛になる

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-04-27 01:38 | 稽古場日記
4/23(金)13:00~22:00(横山18:30入り) @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《天候》
●雨
・雨が細かいので、余計に不快
《空間》
●和室
・視覚的印象:ぼんやり暗い感じ
・音:天井の軋みの音がうるさかった
・その他:妙に横になりたくなった

【稽古前の身体状況】
・どうも喉がぱさつく
・首周りが若干痛む
・何かこう、重心が定まりきらない
・視野が狭く、眉間が寄ってしまう
・柔らかくない

【今日のテーマ】
◆不毛になってみる

【レポート】
今日も代役を1回やっただけで、自分のところの稽古はなし。
ただ、外から観ていてはっとするような瞬間が随所に見られたので、今後の創作がとても楽しみだったりする。

こういう形でのリピートのかけ方もあるんだなとか、目には見えないはずの場の空気の変化がはっきりと感じられたりとか、人と人のやりとりが今まさに目の前で生まれていることを感じさせられたりとか、様々な部分でこれまでのマームからもう一歩前進しつつあるような気がしている。

それだけに、早いところ自分もこのクリエイティブな渦の中に飛び込んでゆきたくはある。
今日の稽古終盤に色々と話してゆく中で自分の役の可能性が拡がってきていることも、その欲求を更に高まらせている。

しかしまあ、そうは言ってもあまり焦ったところで仕方がないのも事実なので、今はただひたすら、自分の出番に備えてやれることを精一杯行ってゆこうかと。



今日の稽古の中で気付いた点がひとつ。

子供の頃にはただひたすらに楽しくやっていたことが、大人になってから思い返してみるとどこか物悲しく感じてしまったり、切なくなってしまうことって案外多い気がする。
まあ、それはおそらく、成長するにつれて現実を知っていったが故に、当時よりも広い視野の元、俯瞰した状態で当時の状況を客観的に思い返してしまったりするから、そう感じてしまうのだろうけれども。

しかし、この「大人目線」というものが今回のような作品の創作時には非常に厄介なものになってしまっていて、今の自分達の感性で子供のことを考えてしまうと、知らず知らずのうちに感傷的な目線が入ってきてしまうため、どうも辛気臭くなってしまいがちだ。
しかし実際の子供達は、全力で今を楽しんでいたりする訳だから、もし子供を演じたり、子供を取り扱った作品を描こうとする際には、その感傷的な目線というものが物凄く邪魔になってくるんじゃないかと思う。

やはり、芝居中には、演者は自分達が今まさに行っている行為に全身全霊を懸けて没頭すべきであって、だから、どんなに後から思い返した時に感傷的になるようなことを作品上で行っていたとしても、それを逆算して感傷的に見せようとする必要はない。
まあ、とはいってもこの「感傷的に見せない」「没頭する」という点についてはさほど難しいミッションではないと思う。
最も厄介なのは、無意識下で大人の感性というフィルターを通しての発想になってしまっている部分を一つひとつ自覚させてゆくことなんだと思う。


また、もうひとつ気を付けねばならないことは、観客もその大半が大人である以上、無意識のうちにそういった感傷的なフィルターを通して作品を観ようとしてしまいかねない、ということ。
少しでもネガティブな要素が混じってしまうだけで、見方が悲劇を見るような見方へ一気に変わってしまう可能性は結構高いのではないかと思う。

但し、そういう風に観ることが必ずしも悪いとは思わないし、そもそも作品の見方なんてものは個人の自由な訳だから、それについて何か否定的な意見を持ったりはしていない。
が、自分達創り手側の人間としては、別にそこにとらわれる必要はないとはいえ、創作と繋がっているひとつの要素ではある訳だから、そういう見方を引き起こしてしまう可能性についてもっともっと気を配って然るべきだし、決して見ないふりで終わらせてはならないことなんだと思う。


うーん、、、ちょっとまだまとまりきれていない意見のため、何を言いたいのかが分からなくなってきてしまった、、、
まとまったなら、また改めてこのことについては書いてみようかと。


次回稽古は4/26(月)になります。

【次回(4/26)の稽古に向けて】
◆宿題…これまでの稽古でやってきたことのフィードバック
◆テーマ…不毛になってみる

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-04-24 01:59 | 稽古場日記
4/21(水)14:00~22:00(横山17:00入り) @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《天候》
●曇り
・ぬるい
《空間》
●和室
・視覚的印象:かっちりしてる印象
・音:高低差をあまり感じない音の響き方に感じた
・その他:畳なのに足元が固いような気がした

【稽古前の身体状況】
・少しお腹がぐるぐるする
・呼吸は落ち着いている
・腰が変に軽く、定まってない感じがする
・肩胛骨が背中に張り付いてしまっているような感覚
・鼻がむずかゆい

【今日のテーマ】
◆不毛になってみる

【レポート】
今日は自分の出番はなし。


稽古を外側から見ていて感じたことのひとつとして、「“何か”を考えているのは分かるけれども、それが何なのかは見えてきそうで見えない」という瞬間の俳優の身体は、とても面白いなということ。

しかしこれが何を考えているのかが分かってしまうと、途端に興味は失われてしまう。
その「分かってしまう」ことの原因として、「停滞」というものが挙げられるのではないかと思う。

「今の自分はこういうことを考えています」とか「こういう状態です」とかいうことを考えてしまえば、その人の身体は一気に停滞が始まってしまう。
しかし、状態としてはシンプルな身体の状態であっても、常に変化し続けているとすればそれは見ている側からしてもなかなかとらえることはできないため、「見えてきそうで見えてこない」状況を継続させることができるんじゃないかと思う。
何故なら、俳優が常に変化し続けているのだとすれば、「あ、この人は今こう考えているのか」という風に観客が理解した時にはもう既にそれは過去のことであるのだから、どうやっても俳優のリアルタイムで感じているもの考えているものには追い付けないことになるからだ。

但し気を付けなければいけないのは、「何なのかが全く分からない」と思われてしまっても、それは変則的にではあるけれども「分からない」という意味で分かり易いので、やっぱり飽きられてしまうということ。
思うに、それは「変化し続ける」という状態に居ついてしまっているということであり、結局は停滞していることと変わらないからそうなってしまうのではないか。

だからたぶん、常に変化し続けている外界の刺激を利用して、己の中を常に動かし続けてゆくことが大切なんだと思う。

きっとそれは難しいことなのかもしれない。
でも、そう複雑なことではないんような気もする。


とにかく「今、ここ」に没頭すること。
それが、停滞を防ぐ一番の手段なんじゃないかな。


次回稽古は4/23(金)になります。

【次回(4/23)の稽古に向けて】
◆宿題…身体(特に腰)のケア
◆テーマ…不毛になってみる

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-04-22 08:17 | 稽古場日記
4/16(金)13:00~20:00 @青少年学習センター・和室→講習室

【外界への印象】
《天候》
●雨のち雪
・とにかく寒い。空気も乾いてる
《空間》
●和室
・視覚的印象:今日は何故か狭く感じた
・音:空調の音が普段に比べてあまり気にならなかった
・その他:妙に畳が不安定に感じた
●講習室
・視覚的印象:こんなに天井が高かったかなって気がした
・音:声の反響が濁って聞こえた
・その他:何故か和室よりも落ち着けた

【稽古前の身体状況】
・腰がめちゃくちゃ痛む
・鼻がむずむずする
・首の付け根の辺りが痛い
・胴体が1枚の板のように固まっていて、柔らかさがない
・手足の根本が縮こまっていて、可動域が狭い気がする

【今日のテーマ】
◆恥をかくことを怖れない

【レポート】
なんだか今日は、物凄く疲れた。
でも同時に、とても楽しくもあった。

なんだかこの楽しさって、これまでのそれとはその質がだいぶ違うような気がする。
敢えて言葉で表現してみるのならば、楽しみの重量感が増したような感覚。
これまでに比べてずっしり楽しいみたいな。

それが今後の創作に好影響を与えるものなのかどうかはまだこの段階では明確に判断することはできないのだけれども、実際に稽古を行っていての感触としては悪いものではなかったと思う。
決して「充実感はあるのだけれどもなかなか成果に結びつかない」という類の困った稽古にはなってはいなかった。

というのも、やる度に自らの反省点や課題が具体的になってゆく過程が、これまでの稽古のやり方よりもだいぶ澱みなく行われていた気がするし(まあ、これはこれまでの公演を経ているという積み重ねも影響しているのかもしれないが)、また、「思わず」動いてしまう瞬間が増えたというのも、今のやり方がその「思わず」を引き出してくれているからなんじゃないかという気がするからだ。

という訳で、折角のいい循環が生まれつつあるのだし、この流れは最大限活用してゆければと思う。


今日の自分の反省点。

・まだどこかで冷静な自分がいる気がする。たしかに闇雲に勢いに任せていい訳ではないのは分かるけれども、だからと言ってそれが目の前の状況に対しての集中を薄めていい理由にはならない。もっと場に没頭してもいいんじゃないか。

・中学生にしてはボキャブラリーが豊富過ぎるし、言葉一つひとつの馴染み方が大人の馴染み方のように感じる。ボキャブラリーの多様性によって「想いの伝わらなさ」ということへのストレスが緩和されてしまっているように思うし、言葉がちゃんと身体に馴染んでいるせいで、「言葉を使いこなしきれていない」という点に対するストレスが不足してしまっている。たぶん高まりきれないのは、そういうところに起因しているんじゃなかろうか。

・相手役に対しての気の遣い方が大人的。相手への不満をぶつけようとする時にも、なんかストレートじゃない感じがしてしまう。たとえば直接的な表現を無意識のうちに避け、オブラートに包んだ表現に変換してから相手へとぶつけてしまっていたり。や、子供であってもそういう作業はしているんだと思うが、オブラートへの包み方が未熟な分、その気遣いが余計に傷つけてしまう原因になってしまうことだってあるだろう。どうもそこら辺の突き詰め方が甘いというか、細かくないんじゃないかなと思う。

・話の転がし方が建設的過ぎ。もっと不毛なやり取りに終始してもいい気がする。解決策を見付け出すために喧嘩をするだけが喧嘩じゃない。

とりあえずはこんなとこ。

次回稽古は4/21(水)になります。

【次回(4/21)の稽古に向けて】
◆宿題…身体のケア
◆テーマ…不毛になってみる

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-04-17 02:11 | 稽古場日記
4/14(水)15:00~22:00(横山17:00入り) @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・からっとすっきりしている
《空間》
●和室
・視覚的印象:何故かこざっぱりしている感じがする
・音:上の部屋の人が動いている音とかが、なんとなく気になった
・その他:なにかこう、ゆったりしてしまう

【稽古前の身体状況】
・腰の左側に鈍痛
・下半身に踏ん張りがきかない
・肩胛骨から上の辺りが重い
・呼吸も重心も、なんとなく浮わついてる
・末端に熱が篭る

【今日のテーマ】
◆設けない

【レポート】
今日は反省点ばかりの稽古だった。

気持ちが守りに入っているような感覚が自分の中にあって、ネガティブな発想、言葉が知らず知らずのうちに生まれてきてしまっていた。
身体の方も不調なところが多過ぎて、今の自分の何が悪いのかがよく分からないような状態になってしまっていた。

身体の調子が悪いから発想がネガティブなのか、ネガティブな発想だから身体も重苦しいのか、、、
まあ、どちらにせよ結果として今日の稽古は自分の中では不満足な内容であったことには変わりない。

自分のこの精神的なムラというか、脆さをどうにかしたいなぁ、、、

とりあえずは、次回稽古がある明後日までに心身共に十分ケアをしておきたい。


最後に、具体的な反省点を以下に挙げておく。

・今日は敢えてテーマを設けずに稽古に臨んだのだが、それが「何もない」状態で稽古に臨むことに繋がってしまっていた。「テーマを設けない」ということと、「準備不足」とは違う。今日テーマを設けなかったのは、真っさらな心持ちの中から生まれてくるものを見極めたかったからである。ということは、普段テーマを設けて稽古に臨む時よりも更に強い意思を持って稽古に臨まねばならなかったはず。こういうところが自分は安易過ぎると思う。

・まだ「子供を演じる」ということへ意識過剰になってしまっている気がする。なんか、そもそも、そういう意識にとらわれてしまっていること自体が問題なんだと思う。もういい年した大人なんだから、できなくて当たり前な訳で、だからこそ、まずはその現実を受け容れるところから入らなければ、いつまで経ってもこの苦手意識は消えない。かと言って、始めから諦めてしまって「子供を演じる」というミッションから目を背けてしまうのも違う気がする。まあ、そこの匙加減が難しいんだろうが。但し今回、自分は現時点では子供以外の役をやる予定なのではあるが、しかしそういうことを抜きにして、クリアしたい課題ではあると思っている。

・上の反省点とも関連したことなのだが、自分の体内時計の進む早さにもう少し自覚的になった方がいい気がする。時間の進み方がどこまでいっても横山真なんだよなぁ、、、あとは身体や呼吸や意識のフォーカスの移り変わりのリズムとかもそうだし、緊張や重心の位置もそう。一度「演じる」ということについて考え直した方がいいんじゃないかと思う。

・自分一人で場の進行をコントロールさせようとしてしまう悪い癖がまた顔を出し始めている。だいたい、お前じゃそれは無理だから。身の程を知れ。もっと目の前の人を見ろ。言葉を持ち過ぎるな。頭でやろうとするな。恥をかけ。


次回稽古は4/16(金)になります。

【次回(4/16)の稽古に向けて】
◆宿題…徹底的な心身のケア
◆テーマ…恥をかくことを怖れない

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-04-15 00:24 | 稽古場日記
4/9(金)16:00~22:00(横山18:30入り) @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《天候》
●晴れ時々曇り
・日差しの割には空気が暖まらない
《空間》
●和室
・視覚的印象:たぶん明かりのせいだが、壁が物凄く白く見える
・音:人数の少なさのせいか、静かに感じた
・その他:なにかこう、気持ち的にもゆったりできた

【稽古前の身体状況】
・頭が靄がかっているような、ぼんやりした感覚
・下半身が鈍く重たい
・声帯が荒れている
・内臓がぐるぐるしてる
・ふわふわしていてすぐ目が回りそうな感じがする

【今日のテーマ】
◆飛び込む

【レポート】
今回の創作は、物凄いチャレンジになりそう。

今日、藤田君からこれからのマームの創作についての話を聞いた時に、思わず息を飲んでしまった。
こんなに痺れた気分になったのはいつ以来だろうか。
本当に、とんでもないことを考える奴だなと思った。

これまでの経験を踏まえての予測なんてものが一切通用しないところへ、これから自分達は挑んでゆこうとしている。
こんなにも真っ更な心持ちで創作に挑めるのは、もしかすると初めてかもしれない。

この未知の心の感触を、暖かく向かえ入れてみようと思う。


次回稽古は4/14(水)になります。

【次回(4/14)の稽古に向けて】
◆宿題…体調を整える
◆テーマ…設けない

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-04-10 01:24 | 稽古場日記
4/7(水)17:00~22:00 @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《天候》
●曇り時々雨
・風はやや冷たく、空気は生ぬるい
《空間》
●和室
・視角的印象:前より明るくなった?
・音:雨音が耳に残る感じ
・その他:雨の割には空気がぱさついてるような気がした

【稽古前の身体状況】
・腰、背中が痛む
・頭の左側が鈍く痛い
・末端に熱が篭って気持悪い
・鼓動が落ち着かない
・眼がごろごろする

【今日のテーマ】
◆深呼吸できる身体で

【レポート】
また今日からマームの稽古が始まる。

これまでも緊張はあったのだが、今回はこれまでで最も稽古が始まることへの緊張を強く感じた気がする。
稽古場会場である青少年学習センター前まで来た時に、若干の吐き気すら覚えた。

それだけ、今回の創作に対しての「責任」の重さを感じているのだと思う。
おそらく今後も続けていくのだとすれば、この責任による重圧は増し続けてゆくのかもしれない。

ただ、そうは言ってもその重圧は、決してネガティブな意味合いのものではないなという感触がする。
むしろ、より高みを目指すための強いエネルギーを生み出すのに必要不可欠なものなので、あとはこの重圧を力に変えられるだけの強い心を如何に持ち続けていられるかが重要なんだと思う(まあ、この持ち“続ける”という点が一番難しいのだが)。


稽古の方はと言うと、今日は初日ということもあって最初は軽いシアターゲーム的なメニューを行い、その後、三人一組に分かれ3分程度の長さのシーンを創っていった。

自分は、青柳さんと実子さんがパートナーだった。

やっぱこの2人と一緒にやるのは面白い。
お互いのどんな小さな変化もやりとりの中に反映されるので、返す度に新たな発見が生まれるのだ。

何より、皆台詞離れがいいためなのか、やりとりに停滞が生まれないのがいい。
お互いに呼吸が循環できているな、という感じ。

まあ、とはいっても当然のことながら、個人的には反省すべき点が多々あった。

という訳で、反省点を以下に挙げておく。

◆新しいミッションを与えられた際、どうも初めは「見」に回ってしまう傾向がある。それ自体は悪いことではないとは思うが、様子を伺う癖がついてしまうと、いざという時に身体が素直に動いてくれず、みすみすチャンスを逃してしまう可能性を高めてしまうと思う。もっと「飛び込む」勇気を持つべき。

◆身振りが「感情が溢れ出した結果」ではなく「感情の不足を補うための動作」になってしまっている時が多々見られる。そのため、少々説明的な身体になってしまう瞬間がある。役として、そういう芝居を敢えてするのならばよいのだが、まあ、大抵の場合は誤魔化しのためにそうしてしまう嘘でしかない。もっと目の前の相手とのやりとりの中から生まれてきたものに忠実に従ってみていい気がする。

◆もうちょい高まった状態で人前に立てないもんか。外見からは静かに見えていても、内側には渦巻いているものがある、というような状態には最低限なっていないと、見ていて痛々しいんじゃないかと思う。その点で、今日の自分は及第点ぎりぎりだった(但しそれは後半持ち直した段階での話で、前半はアウトだった)。もう少し自覚を持とうや。高いレベルを目指すんなら、それだけのことをしろ。

こんなところか。

たぶん、2年くらい前だったら今日の内容にさほど不満は抱いてなかったんじゃないだろうか。
それだけ、自らに課しているハードルは回を重ねる毎に上がってきているんだろうなと思う。

まあ、ぶっ倒れない程度に無理しつつ、今回も頑張っていきます。


次回稽古は4/9(金)になります。

【次回(4/9)の稽古に向けて】
◆宿題…思考のチャンネルをもうちょい俳優側に調節しておく
◆テーマ…飛び込む

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-04-07 23:49 | 稽古場日記