演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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9/28(日)18:00~22:00 天候:曇り @青少年学習センター・小会議室2

【外界への印象】
《気候》
・明らかに風の質が変わり、冷たく乾いた風となり始めている
・朝から曇って暗いため、時間の感覚がなんとなく分かりにくい

《空間》
◆小会議室2
・狭いが圧迫感はあまり感じない
・床が固い

【稽古前の身体状況】
●腰(特に骨盤周り)がきりきり痛む
●身体に芯がなくて不安定な感覚
●前重心気味

【本日のテーマ】
◆お互いの関わり合いに対する感覚の共有

【本日の稽古レポート】
今日は自主稽古という事で、主に『ブルーとベリー~』のシーン中心に行った。
まずは昨日までの稽古で構成したところまでをざっと通してみたが、その中でも色々な発見があった。

『ほろほろ』以来、マームの作品では時間軸が行ったり来たりする構成の作品を描いているのだが、その構成の一つひとつの意図のようなものが、今日の自主稽古の中で自分なりに見えてきたような気がする。
とはいえ、その意図はあくまでも演出側の事情である訳で、一役者として芝居を行っている際には決して気にする事はしないつもりなのだが、役と向き合うに当たってのヒントに繋がるようなポイントがもしあったならば、それは遠慮なく利用してゆきたいと思う。

さて、後半は個々のシーンを詰めていったのだが、やはり役者同士で話し合いながらの稽古というものは重要なのだなという事を強く実感した。
なかなかしっくりこなかった夫婦のシーンがひとつあったのだが、お互いどこがやりにくくてどこがうまくいったのかなどをシーンを返す毎にいちいちフィードバックしながら行っていく事で、何が原因で行き詰まっていたのかが少しずつ、しかし確実に具体化していったのだ。
あれは非常に有意義な時間であったと思う。

まだまだ先は長く、しかし本番は確実に近付いているのだが、今はとにかく、確実に一歩ずつ前進してゆく事に集中してゆこうと思う。


明日の自主稽古は自分はNGです。


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-09-29 00:33 | 稽古場日記
9/27(土)12:00~22:00 天候:曇り @青少年学習センター・中会議室→和室

【外界への印象】
《気候》
・日差しの有無の気候の差が身に染み始めた気がする

《空間》
◆中会議室
・目で見た際に感じる広さよりも皮膚感覚での広さの方が狭く感じた
◆和室
・足音がいつもより気になった

【稽古前の身体状況】
●下半身が重い。
●感覚が過敏になっていて、色んな事が気になる
●頭が重い

【本日のテーマ】
◆どうしたら相手を動かせるか

【本日の稽古レポート】
本日は心身共に状態が思わしくなく、稽古前、色んな事に対して過敏になってしまっていて注意力が散漫になっていた。
しかし、それを自覚できていたため、稽古序盤はとにかく過剰なくらいに目の前の事のみに集中するよう心掛けてみた。
その甲斐あって、むしろいつもよりも集中できていたのではないかというくらいに密度の濃い稽古ができたのではないかと感じた。

特に自分の長台詞のシーンは、演出との意思の疎通が今までにないくらいにうまくいっていた。
藤田君からの要求に対して、実にスムーズにレスポンスが行えたのだ。
今後もこれくらいにクリエイティブなキャッチボールができるよう心掛けていきたいと思う。

さて、ここ最近ずっと打ち当たっていた夫婦の関係性について、今日の稽古の中で大幅な前進が見られた。
『ブルーとベリー~』の稽古開始以来、どうしてもしっくりこなかったポイントがうまく繋がり、相手役の彩乃ちゃんとのやりとりが本当に楽しくなってきたのだ。
もし自分がこの夫婦を観客として最後まで観たとしたら、きっと好きになれる気がする。
演者自身がそう思えるというのは非常に大きな事だと思う。
『ごほんごほん~』の稽古再開までに間に合って本当によかった。

毎回感じる事なのだが、創作における発見や前進というものはこれ以上ない快感であったりする訳だけれども、今回のように皆で共に苦しんで問題を乗り越えた時の、その喜びというものは個人での前進の数倍にもなるのだという事を心の底から実感した。
『ブルーとベリー~』の稽古再開後も、その喜びを沢山味わえるようにしたい。


本日をもって『ブルーとベリーの小さな惑星』の稽古は一区切りになり、次回(10/2)からはまた『ごほんごほんと絵本は鳴く』の稽古が再開します。
また、明日から3日間は自主稽古になります。


【次回稽古(10/2)へ向けて】
◆宿題:『ごほんごほん~』稽古再開にあたり、諸々の再確認
◆テーマ:役の変化を感じる


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-09-28 00:27 | 稽古場日記
9/26(金)9:00~22:00 天候:曇り時々雨 @青少年学習センター・小会議室2→和室

【外界への印象】
《気候》
・風が冷たい
・暑いのか寒いのかがよく分からない、変な気候

《空間》
◆小会議室2
・音の反響が強い
・天井との距離感が、見た目より遠くに感じた
◆和室
・寒いのだけれども湿っぽいため、上着を着れば暑く、脱げば寒かった
・明かりのせいか、部屋の中の色が濃く見えた

【稽古前の身体状況】
●普段以上に腰が痛い
●肩(肩胛骨)と股関節にロックがかかっており、手先や足先だけで動いていた
●瞼が重い

【本日のテーマ】
◆相手を見る

【本日の稽古レポート】
本日は、朝イチから稽古を開始して、自分達の夫婦のシーンを6時間近く行った。
その中で、現在の自分達に何が欠けているのかが少しずつ見えてきたような気がする。

もしかすると、初めから芝居に劇的なものを詰め込もうとしすぎていたのかもしれない。
もっと個人レベルでの色々が積もり積もってゆく中で、劇的な瞬間というものは生まれてくるのではないのだろうか。
別にスペクタクルなものばかりが劇的な瞬間ではないはずだ。
きっと重要なのはその役にとっての「切実さ」だったりする訳で、それがどんなにチープなものであろうとも、当人にとってはそれが切実なものであるから一つひとつの役の行動にも説得力が生まれ、そして説得力があるからこそ観客にも感動が起こるのではないかと思う。

にも関わらず、自分達はどうも無意識のうちに作品全体の構成的な部分に発想が
とらわれ、終息へ向かうための逆算をしながら役と向き合ってしまっていたようだ。
自らを省みずに話ばかり大きくしていってしまっては、絶対にその人にとってのリアルは生まれてこないのではないだろうか。
もう少し突っ込んで言ってしまえば、自分達は役に対してあまりにも献身的であるがために役に寄り添いすぎているように感じる。
あまりにも台本や役ありきで考えすぎても、それはそれで誰でもできるような役に落ち着いてしまう危険性がある。

人間関係と一緒で、役に向き合う際にもきっと適切な距離感があるのだと思う。
今後、その地に足の着いた距離感を強く意識して稽古に臨んでゆきたい。


次回稽古は27日(土)になります。


【次回稽古(9/27)へ向けて】
◆宿題:台詞をとにかく身体に叩き込む
◆テーマ:どうしたら相手を動かせるか


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-09-27 00:41 | 稽古場日記
9/25(木)13:00~22:00 天候:晴れ時々曇り @青少年学習センター・大会議室→和室

【外界への印象】
《気候》
・風は涼しいのだが、湿っぽい

《空間》
◆大会議室
・床が湿っている
・篭った空気が気持ち悪かった
◆和室
・窓を開けたら思いの外風が入ってきた

【稽古前の身体状況】
●首周辺が固い
●手足の末端が熱い
●呼吸が浅い

【本日のテーマ】
◆肚で動く

【本日の稽古レポート】
本日、台本が一先ず最後まであがった。
一先ず、と書いたのは、稽古の状況を見て、明日にはもう数シーン追加する事になったため。

今日、自分達の夫婦の転末を読んでみて、この夫婦の事がより好きになれた。
なんとしてもこの素敵な関係を成立させたいと思えた。
だから、どんなにしんどかろうが、この作品に、役に、相手役に、全てを捧げる覚悟で今後も稽古に臨んでゆきたい。

この作品を、今の自分が、今のメンバーで行えるのは一度きりの事である。
1年後に全く同じメンバーが全く同じ条件で集まったところで、それは今回の作品とは全く別物になってしまうだろう。


だからこそ、信じたい。
目の前の相手を、今のこの瞬間を。

現状を考えると、正直これからの道のりはまだまだ長いだろう。
しかし人間は一歩ずつしか歩けない。
それは非常にまどろっこしい事でもあるだろうが、まどろっこしいからやらないのであるならば初めから芝居なぞしなければいい。
自分はあくまでもその事実と真正面から向き合い、どんなに辛かろうが暖かく迎え入れ、一歩ずつ歩いてゆくつもりである。

しかしその覚悟を持たせてくれたのは、演出の藤田君であり、相手役の彩乃ちゃんである。
そうした状態にしてもらえている自分は、本当に幸せなのだなとつくづく思う。
自分ががんばりたいと思えるのは、その幸せを与えてくれている人達へ恩返しをしたいからなのかもしれない。


次回稽古は26日(金)になります。


【次回稽古(9/26)へ向けて】
◆宿題:役についての情報を整理する
◆テーマ:相手を見る


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-09-26 01:19 | 稽古場日記
9/23(火)14:00~22:00 天候:晴れ時々曇り @青少年学習センター・和室→講習室

【外界への印象】
《気候》
・日向と日陰の気温差が激しい

《空間》
◆和室
・狭く感じた
・何故か床が不安定に感じた
◆講習室
・外の音が気になった
・床が滑るような気がした

【稽古前の身体状況】
●背面部及び下半身に張り
●声帯が少しだけ荒れている
●鼻がぐずつく
●足が熱を帯びている

【本日のテーマ】
◆葛藤を止めない

【本日の稽古レポート】
今日、新しいシーンがいくつか追加された。
おそらく、次回稽古あたりまでには脱稿となりそうである。

なんというか、追加されたシーンのお陰で、かなり役について可能性が広がったように感じる。
それは、これまでの構成よりも1本の芝居としての道筋がすっきりした形で通ったために、役そのものの気持ちの流れに整理がつけられたのが大きいと思う。

今回のように2つの異なる作品に同じ役で出るというような形式の公演の場合、実に様々な視点から己の役を眺める事ができる。
まあ、だからこそ、それが楽しくもあり恐ろしくもあるのだが、、、

何故そのような事を改めて書くのかと言えば、今日のラストで『ごほんごほん~』のシーン稽古を行った時にそれを強く実感したからである。
本当に久しぶりに行ったシーンであったはずなのに、驚くほどスムーズにシーンが転がっていったのだ。
一昨日の自主稽古の際は『ブルーとベリー~』稽古の影響がもろに悪い方向へと向かってしまったのだが、今日は全くもってその逆で、各々の役の深みが増していた。
現に藤田君にも「『ごほん~』の稽古中断前より確実によくなってましたよ」と言われたので、どうやらその実感は間違いではないようである。

思うのだが、これがたとえひとつの作品の上演であっても、己の役と向き合うためにはこれくらいの多くの具体的な役への視点が必要なはずである。
そういう意味で、今回の現場からは創作のためのヒントに繋がる貴重な経験を沢山させてもらっている気がする。

さて、本日の反省点、

◆身体の衝動が不十分でありながら、嘘をついて台詞を発してしまう瞬間が何度も見られた
◆関係を目の前の相手にではなく「夫婦」というすごく大きくて漠然とした括りに求めてしまった
◆物語の展開に縛られ、心の葛藤の勝敗をはじめから決めてしまった

といったところ。
なんだか今日の稽古はいい瞬間と悪い瞬間の差が極端であったように思う。
おそらくそれは、稽古中の集中力にムラがあったために起こった現象なのではないか。
今一度、気持ちを引き締めてゆこう。

次回稽古は25日(木)になります。


【次回稽古(9/25)へ向けて】
◆宿題:不用意に発している台詞はないかの確認作業
◆テーマ:肚で動く


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-09-24 01:16 | 稽古場日記
9/21(日)19:00~22:00 天候:曇りのち雨 @大野北公民館・和室

【外界への印象】
《気候》
・土砂降りで、空気も湿ってはいるけれども冷たい

《空間》
◆和室
・天井が低い
・見る角度によって広さの印象が広くも狭くもなって不思議な感覚

【稽古前の身体状況】
●手足と首、それぞれの付け根が縮こまっており、気の流れが滞っている気がする
●雨に濡れてしまったせいで、手足の末端が冷たい
●心身共に重い

【本日のテーマ】
◆バックボーンの共有部分の拡大

【本日の稽古レポート】
今日は本当に収穫の多い1日であった。
やはり役について、そして関係性についてを話し合う時間というのは非常に重要な事である。

昨日までの稽古で浮上してきた、消化不足だったり曖昧にしてきたりしてきたポイントをとことん洗い出してひとつずつ具体的にしてゆく事で、これまでどうしても出てこなかった台詞に対しての気付きが生まれたのだ。
実際の稽古そのものは2~3回流した程度ではあったものの、今日の話し合いで夫婦の関係はかなりの前進が見られたと思う。

自分もそうだし相手役の彩乃ちゃんもそうなのだが、納得がいかない部分があるともろに身体に出てしまう傾向があるため、そういった作業をすっ飛ばしてきてしまった昨日まで稽古での停滞は、当然の結果であったのかもしれない。
これを次回からの稽古で生かしてゆきたいと思う。

また、今日は『ごほんごほん~』の稽古も少しだけ行った。
当たり前の事なのだが、若干『ブルーとベリー~』の稽古開始以前よりも芝居のトーンが暗くなっているように感じた。
果たしてそれが『ごほんごほん~』の作品にとってよい事であるのかどうか、、、
それについてはそちらの稽古が再開された時に向き合ってゆくべき事であると思うのだが、確実に『ブルーとベリー~』稽古の影響を受けて自分達の芝居が変化しているのだという事への自覚は持って然るべき事だと思う。


明日、自分はNGのため次の稽古は23日(火)になります。

【次回稽古(9/23)へ向けて】
◆宿題:台詞の整理
◆テーマ:葛藤を止めない


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-09-22 01:22 | 稽古場日記
9/20(土)13:00~22:00 天候:曇りのち晴れ @青少年学習センター・講習室→和室

【外界への印象】
《気候》
・空気はしっとりしているが、日射しは強い

《空間》
◆講習室
・電気つけても暗い印象
◆和室
・壁が冷たい
・音が散るような感じで聞こえた

【稽古前の身体状況】
●少々腹が痛い
●呼吸が落ち着いている
●背中が少しだけ痛む

【本日のテーマ】
◆動く事を恐れない

【本日の稽古レポート】
本日は午前中にWSに参加していたため、昼からの稽古であったが非常に感覚が開けた状態で稽古へ臨めた。

とにかくフットワークが軽い軽い。
自分の長台詞のシーンの稽古も行ったのだが、身体で思考できていたせいか多少行き詰まったとしても全く気持ちが停滞する事なく役や台詞と向き合える事ができた。
分からない事があってもまずは動いてみる事のできる、攻めの姿勢で終始いられたのだ。
ただし後半は息切れしてしまったため、勢いだけではカバーしきれず台詞のミスが増えてしまったのは反省すべき点ではあるのだが、、、

しかし逆に言えば、あの長台詞はそれだけ消耗する台詞だという事でもある訳だ。
それは、演出である藤田君の要求が非常に繊細でありながら、尚且つより強いエネルギーを必要としているのだという証拠でもある。
それだけに、その要求に負けないだけの強度を持った身体で臨まねばならない。

まだ時間はある。
もっともっと己の身体を高めるための努力を尽くし、この作品を最後まで全力で駆け抜けてゆけるだけの状態へと仕上げたい。


夫婦の距離感についてもまだまだ課題は山積ではあるが、今日の稽古ラストに話した藤田君の話を聞いて、自分は必ずこれはうまくいくはずだという確信を持った。
たしかに現状はこれ以上ないくらいに厳しい状況ではあるのだが、今回ほど相手役と自分と演出の三角形の結び付きが強いと感じた作品はなかったからだ。
きっと道のりは厳しいだろうけれども、最終的には最高に自信を持って舞台に上げられるような関係性を築ける事を信じ、今後も創作に取り組んでゆこうと思う。


次回稽古は22日(月)ですが、自分はNGのため次の参加は23日(火)になります。
また、明日は自主稽古になるため、日記自体は明日更新するかと思います。

【次回稽古(9/23)へ向けて】
◆宿題:台詞の整理
◆テーマ:葛藤を止めない


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-09-21 00:35 | 稽古場日記
9/19(金)18:00~22:00 天候:曇りのち雨 @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《気候》
・空気がベタベタする

《空間》
◆和室
・暗い
・雨の音がうるさい

【稽古前の身体状況】
●ふくらはぎがかっとなっていて熱い
●家を出る前に食べたものがまだ残っている感じ
●頭がぼわーってなっている

【本日のテーマ】
◆役の状態だけを作り、“今、ここ”に徹する

【本日の稽古レポート】
今日の稽古は色々と考えさせられた稽古であった。

以前から自分は、

・台本に書かれている一つひとつの行為…山登り
・台詞と想いの関係…水道の蛇口とタンク

といった感じで、それぞれ似ているなと思っている。


山登りは、地図に書かれている頂上までの道のりを最短距離で目指すだけが全てではない。

例えば、道端に咲いている花に目を向けてみたり、或いは見事な景色に足を止めて眺めてみたり、持参した弁当を食べてみたりしながら、ゆっくり登る事だって山登りには変わりはない。
芝居でも同様で、台本という地図の指示通りに一切の無駄なく最短距離の芝居で済ませてしまう事だけが演技ではないはず。
敢えて回り道をしてみたってよいのだし、寄り道だってしてもよい訳で、人の数だけ山登りの楽しみ方にもバリエーションがあるはずだ。
きっと行き詰まった時、そういった点についてを省みてみるだけでもかなり芝居の可能性が広がってくるのではないだろうかと思う。


台詞を発するという事は、水道の蛇口で水を出す事に似ているのではないだろうか。

水の勢いを強めるためには、まずタンクに水を貯めて水圧を高めなければならないが、それと同様に、強い台詞を発するためには、まずそれに見合った強いモチベーションが必要である。
また、水道の蛇口は、どんなにタンクに水が満ちていようが、その蛇口の大きさ以上の水を一度に出す事はできない。
が、もしタンクの水が貯まり過ぎて蛇口の限界を越える水圧がかかってしまったら水道管は破裂し、その後はタンクの水がなくなるか、何かしらの処置を施さなければ水漏れは収まらない。
こういったところも、感情の発露のプロセスにとても似ているなと思うのだ。


稽古を重ね、やる事が増えてくると、こういった基本的な事をつい忘れがちになってきてしまう。
それだけに、今日それを自分なりに再確認できてよかったと思う。


次回稽古は20日(土)になります。

【次回稽古(9/20)へ向けて】
◆宿題:台詞を完璧に馴染ませる
◆テーマ:動く事を恐れない


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-09-20 01:46 | 稽古場日記
9/17(水)19:00~22:00 天候:晴れ @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《気候》
・夕焼けがやけに紅く感じた
・暑さが柔らかくなってきたように感じる

《空間》
◆和室
・なんとなく、床の凹凸が気になった

【稽古前の身体状況】
●鼻がぐずつく
●瞼がなんとなく重いのだが、眠いのとは少し違う感覚
●少しだけ腰が痛む

【本日のテーマ】
◆雰囲気でなく、具体的に

【本日の稽古レポート】
今日は、台詞を実感のないまま雰囲気で発する事をとにかく気を付けながら稽古に臨んだ。

結果、台詞の出が遅くはなってしまった点については今後修正しなければならない点ではあると思うのだが、そのリスクを負ってまで試してみた価値のある発見が今日の稽古ではあった。
今までの自分が気付く事のできなかった悪い癖のようなものと、それをどうしたら解消できるのかという事の足掛かり的な感覚を見付ける事ができたのだ。

とはいってもその感覚はまだ100%の確信を持って掴めてはいないので、確実性という点では非常に低い状態である。
しかし、今までの自分はどういう時にどうなってしまっているのか、そしてどうしたらそれをコントロールできるのか、という事が見えたのは非常に大きな収穫であったと思う。
それはつまり、思考の軸足ができたという訳なのだから。

台詞との距離感の取り方はそのようにして一応は道筋ができてきたのだが、一方の夫婦という関係についてはまだまだ道のりは長いようだ、、、
今はお互いに一つひとつの行動の中に夫婦である事の必然性がほとんど見られず、何故このタイミングでこの台詞を発する事ができるのかという動機付けから関係性という要素が抜け落ちてしまっている状態である。

今挑んでいるのは、本当に未知の感覚なのだという事は分かっている。
が、だからこそ、失敗を怖れずひたすらチャレンジしてゆこう。
明日は稽古休みなので、丸1日かけて夫婦について色々と、そして執拗に妄想してみようかと。

役者としての自分は、どうも演出の求めるものに無意識の内に寄り添ってしまう傾向がある。
もっとこう、気持ち悪いくらいにのめり込んでみた方が今の自分はよいのかもしれない。
今回、自分は「おたく」になるくらいのめり込んでみようかと思う。


次回稽古は19日(金)になります。

【次回稽古(9/19)へ向けて】
◆宿題:夫婦について執拗な程に妄想してみる
◆テーマ:役の状態だけを作り、“今、ここ”に徹する


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-09-18 02:05 | 稽古場日記
9/16(火)18:00~22:00 天候:曇り時々雨 @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《気候》
・どんよりとしていて、空気が重い

《空間》
◆和室
・とにかく蒸し暑い
・なんとなく暗い印象

【稽古前の身体状況】
●喉の奥がかーっと熱い
●ほんの少しだけ鼻がぐずつく
●下半身が重い
●時たま腹が猛烈に痛くなる瞬間が何度かあった

【本日のテーマ】
◆測らず前へ

【本日の稽古レポート】
先日の日記でも書いたが、本日より1週間ほど『ブルーとベリーの小さな惑星』の稽古となる。

一応、役は『ごほんごほん~』と同じなのだが、今日受け取った台本を読んでみて思った事は、あまり関連付けて創っていってしまうと無理が生じてきてしまうだろとなという点。
藤田君も言っていたが、ここは敢えて別作品だと割り切って取り組んだ方がよいように感じた。
そこの関連付けというか見せ方的な部分は演出である藤田君に任せ、しっかり切り替えた状態で改めて今回の役と向き合い対話をしてゆこうかと思う。

それにしても、今回は本当に多様で自分にとっては未知な関係性と向き合わされる役のようだ。

『ごほんごほん~』から引き続いての兄妹という関係性。
そこに加えて、ある事情を抱えた夫婦という関係性。
更に、ここでは明かせないのだが、かなり特殊で稀有な関係性も加わってくる。

これらの関係性は、全て自分にとっては未知の感覚であり、非常に難しい、しかしそれだけに挑み甲斐のある関係性である。
これからどのように転がってゆくのか、、、
正直怖くもあるのだが、同時にこれ以上ないほどに楽しみなチャレンジだなとも感じている。
相手にとって不足なし、覚悟を決めてぶつかってゆこうと思う。


さて、今日の反省点。

●動機もないのに雰囲気で安易に台詞を発する事ができてしまった
●身体の状態や台詞などを一色だけに染めてしまい、葛藤から逃げてしまっていた
●夫婦のシーンで、どう見ても夫婦というよりはカップルにしか見えない距離感だった

上の2点については、台本が初見である事に甘え過ぎた意識が生んだ現象であるため、今一度気を引きしめ「なんとなく」や「ニュアンス」で芝居をしてしまう安易な瞬間を作り出してしまわないよう気を付けてゆきたい。
3点目は、、、非常に厄介な事ではあるが、これは相手のある事でもある訳だから自分一人だけで解決しようとはせず、とことん話し合いながら共にその感覚を見付けてゆこうと思う。
実際、兄妹という関係性を探る時もそうやってきた訳で、焦らず忍耐強く探ってゆきながら、納得のゆく距離感を見付け出してゆきたい。


次回稽古は17日(水)になります。

【次回稽古(9/17)へ向けて】
◆宿題:「夫婦とは?」
◆テーマ:雰囲気でなく、具体的に


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-09-17 00:39 | 稽古場日記