演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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4/23(水)9:00~22:00(通し稽古/20:20~)  天候:晴れ

【本日の身体状況】
●鼻が止まらず、呼吸も浅い
●若干の頭痛と腹痛
●まれに耳鳴りがする

【本日のテーマ】
◆言葉を発する事の怖さを味わいながら、それを乗り越える強い動機を持つ

【本日の稽古レポート】
本日は初の通し稽古であり、前期の稽古の最終日でもある。
にも関わらず、そんな大切な日を体調が最悪の状態で迎える事になってしまった。
これは非常に情けない事であるし、あってはならない事だ。
しかし起こってしまった以上はこの事に対しては潔く受け入れ、その上で如何に稽古へと挑むかを考えるようにした。
もちろん、体調を崩してしまったという反省は今後にも生かしてゆく事も忘れてはいけない。

今日も昨日と同様朝イチからの稽古。
自分のシーンの稽古も昨日に引き続き時間をとってもらい集中的に行ったのだが、昨日に比べて空間に対する把握力や他者の見え方もだいぶ変わってきて、台詞一つひとつの動機付けについても遥かに具体的になってきた。
がしかしここで、今の自分の役に対しての準備量ではこれより先に進む事は厳しいのではないかという事に気付いた。
もちろん今のままモチベーションを強く持ち身体の状態を高める事はできるのだが、そうしてみた時、役としての身体と現状の自分の身体とのズレが感じられてしまうようになってきたのだ。
今後の課題として、そこのギャップを埋める作業を中心に行ってゆきたい。
また、藤田君にも指摘された強い声や高い声を発する際に見られる自分の癖のようなものの解消法も同時に探ってゆきたい。その癖が観客へと与える印象は、今回の自分の役にとっては致命傷になりかねないのだ。

さて、本日夜にいよいよ通し稽古を行った。
台本の脱稿が4日前にも関わらず全員が完全に台本を放した状態で、しかも非常にきっかけの多い作品でありながら誰もその段取りに囚われず思い切り作品へとぶつかれていたところに、この座組の高い意識が伺えた。
もちろん作品としてはまだまだ詰めなければならない点だらけだが、これから本番までの約2ヶ月間という時間が楽しみに思えるような通し稽古となれた。
この状況を見ている限り、後期稽古の再開時に作品の質は落ちている事にはそうそうならないのではないかと思う。
逆に、これからの約1ヶ月という期間で作品がどう熟してゆくのかがとても楽しみである。

個人的にも、前期の稽古期間中に通せた事は非常に大きかった。
これまで断片的に行ってきた稽古の1ピース1ピースが組み合わさって、作品の全体像を皮膚で感じる事ができた。
この1ヶ月間の自分の課題がかなり具体的に挙がっているので、おそらくは「ブランク」といった感覚にはならず、むしろあっという間に1ヶ月経ってしまうのだろうと思う。


次回の稽古場日記ですが、おそらくは6/4(水)の更新となるかと思います。
しかし、自主稽古の様子ももしかしたら更新するかもしれません。


【後期稽古へ向けての宿題】
◆役についての準備の徹底
◆作品上の設定に対するリサーチ
◆強い声、高い声を発する際に見られる自分の癖の解消法
◆己の身体の徹底的なケア及び強い身体の獲得のための訓練
◆この期間中も共演者となるべく接点を持つようにする


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-04-24 19:21 | 稽古場日記
4/22(火)9:00~22:00  天候:晴れ

【本日の身体状況】
●肩周りがほんの少しだけ凝っている
●呼吸が若干浅い


【本日のテーマ】
◆相手を見る

【本日の稽古レポート】
朝イチからの稽古という事で、少々身体の状態がよろしくないのではないかと思っていたのだが、実際に稽古に入ってみたらそれほどでもなく、かえってほどよい集中力を持って稽古に挑めたような気がする。

今回の自分の役は…いや、自分の役に限らずだが、相当にフィクションの部分が多く、想像で補わねばならない要素だらけである。
それは別に、外目にもはっきりと分かるようなフィクションという訳ではなく、むしろ外から見たら初めは多少の違和感程度にしか分からないレベルのものであったりして、それがまた厄介だったりするのだが。。。

特に今日行ったシーンは、そこの部分を徹底して具体化させなければ決して成立しないようなシーンで、身体的な部分でも非常に消耗の激しいシーンだという事を痛切に実感した。
その消耗の仕方も、バスケやラグビーのようなダイナミックな運動に伴う開放的な消耗ではなく、ゴルフのパットやカーリングのような一投一打に全神経を集中させてゆくタイプの消耗なので、1回ごとの疲労具合いは非常に大きい。
が、自分はこういった詰め将棋的な突き詰めて考えてゆくシーンの方が好きなので、純粋に稽古が楽しかった。

いくつかの不明瞭であったポイントも、ひとつずつ話し合いながら解消してゆく事でだいぶ交通整理ができてきたように感じる。
自分がマームの稽古で一番素晴らしいなと思っているところが、こういった「情報の共有」に時間を費やす事を惜しまない点だ。
藤田君との創作というのは、座組全体でひとつのものを創り上げている実感がとても強く、だからこそ、どこの真似にもならないマーム特有の世界を毎回創造できるのだと思う。

今日も役に対して沢山の発見があった。
また同時に、同じくらいの疑問や知りたい事も浮かんできた。
この「知りたい」という思考になれているのは非常によい傾向だと思う。

さて、とうとう明日は初の通し稽古。そして前期稽古の最終日でもある。
後期稽古再開時へ繋がるよう、明日も一瞬一瞬を全力で取り組んでゆこうと思う。


【次回稽古への宿題とテーマ】
◆宿題:役の一つひとつの行動を整理する
◆テーマ:言葉を発する事の怖さを味わいながら、それを乗り越える強い動機を持つ


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-04-24 19:17 | 稽古場日記
4/21(月)17:30~22:00  天候:くもりのち晴れ

【本日の身体状況】
●偏頭痛気味
●下半身が重い

【本日のテーマ】
◆相手を見る

【本日の稽古レポート】
最近はあまりなかったのだが、元々気圧の変化に影響されやすいため、今日みたいな日には偏頭痛が起こりやすい。
とはいえそれほどの痛みではなかったためか、さほど稽古には支障は出なかったのだが、本調子でなかった分気を抜かないでられたためなのか、逆によい緊張感をもたらしてくれた。
や、「ものは考えよう」とはよく言ったものだ。

という訳で、今日は作品と向き合うのにほどよい感じの緊張感を持てていたので、役に対しての発見がとても多かった。
それほど考えたりせずともすんなりと作品の流れに乗れた――流されず、逆らわず、適切な力の分量で流れに乗る事ができた――ため、“今”に殉じ続けられる状態でいる事ができた。
やたらと仕掛けたがるいつもの悪い癖も出ず、かといって受け身という訳でもない、非常に絶妙なバランスで送受信の綱引きが行われていたように感じた。
今日のこの感触はしっかり自分のストックに入れておこうかと。

また、今日テーマに挙げていた「相手を見る」という事もよい方向に作用したのだと思う。
コミュニケーションの基本中の基本のはずなのに、意識してみると普段どれだけ人の事を見ていないのかを痛感した。
お陰で如何にこれまで独りだけで芝居をしてきたのかを伺い知る事ができた訳で、、、
こちらも当然、しっかりと自分のストックに入れておこう。

明日の朝は自分の役のシーンを抜きで重点的に稽古する。
時間も9:00からで大変だが、それだからこそ準備も入念に行った上で稽古へと挑もうかと。

なお、明日なのですが、稽古そのものはあるのだけれどもネットを繋ぐ事ができないため、明日明後日の稽古場日記の更新は明後日に2日分まとめて行います。


【次回稽古への宿題とテーマ】
◆宿題:疲労が蓄積してきているので、身体のケアを徹底的に行う
◆テーマ:本日に引き続き「相手を見る」


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-04-22 00:57 | 稽古場日記
4/20(日)9:00~22:00  天候:くもり

【本日の身体状況】
●肩周辺がガチガチに固い
●視野が狭く、呼吸も詰まりがち
●注意力が散漫で、発想がネガティブ

【本日のテーマ】
◆稽古場で生まれたものを大切に

【本日の稽古レポート】
本日の身体の状態は非常に悪かった。
それは別に体調が悪いとかそういった事ではなく、身体の緊張によって引き起こされるネガティブな要素が多かったという事だ。
とはいえ朝からそれは自覚していたため、稽古に挑むための準備も普段に比べてより入念に行ったのだが如何せん元の状態が悪過ぎたため、稽古に挑む状態としてはあまりよろしい身体ではなかったと思う。

という訳で、今日はそこを踏まえた上での稽古であった。

台本もあがり、作品についても役についても全体像が見えてきたのだが、当然まだまだ決めねばならない事だらけ。
今回も前作『ほろほろ』同様、基本的には「同時多発的に行われるやりとり」を中心に据えている作品のため、各々の役者同士の中でのルール事が非常に多い。
しかもそのルールは、ひとつでもボタンを掛け違えると全てが破綻してしまうくらいデリケートなものなのだが、だからといってこのルールを追う事だけに気を取られていては芝居にならない。

そこで重要になってくるのはやはり「役がどれだけ己の身体に落とし込まれているのか」であり、役者にとって全ての土台である自分の役さえ身体に落とし込まれてさえいれば、後で演出からどれだけルールを追加されたとしても投げ返す事は可能だと思う。

そのための準備として今自分が行なおうと考えている、役について明確にしてゆきたいものが、

●趣味嗜好
●身体的特徴(癖、姿勢、呼吸など)
●言語感覚(言葉の選び方、一人称、口調、癖など)から見た思考の性質
●書かれている台詞一つひとつを発するに到るまでの動機付け
●作中での身体状況
●現在に到るまでの歩み(経歴、印象深い過去の出来事、昨日や今朝の様子など)
●人間関係(家族、恋人、友人、仕事など)

であり、また、他の要素としては、

●役の職業
●本編で起こる出来事
●電車車内という空間

についてを徹底的にリサーチしてゆこうと思う。

しかし、以上に挙げたものはあくまでも役に取り組むための予習・準備でしかない訳であって、これらを具体化させた上でそこに稽古場での閃きや発見を加えながら、役を練ってゆく事が大切になってくる。
さらに、ここに共演者、空間(劇場・美術など)、演出、効果(照明・音響など)、観客などの様々な要素が作用し合いながら役も作品も生まれてゆく。

ここまで書いて再確認した。
これだけの要素が関わり合ってひとつの作品は創り上げられるのだから、その土台の部分の強度というのは外から見ていて伝わらない訳がないなと。

明日からも作品に心してかかろう。
誠実に、恐れずに、楽しみながら。


【次回稽古への宿題とテーマ】
◆宿題:台本から読み取れる部分の洗い出し
◆テーマ:相手を見る


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-04-21 00:57 | 稽古場日記
4/19(土)9:00~21:00  天候:曇りのち晴れ

【本日の身体状況】
●首の根元の辺りに凝り
●比較的落ち着いた呼吸

【本日のテーマ】
◆役としての深い呼吸

【本日の稽古レポート】
本日、とうとう台本があがった。

や、これは相当な作品に仕上がるであろう事を予感させる素晴らしいホンだと感じた。
藤田君は、常に演出とリンクさせながら執筆をしているために決して筆は早いとは言えないが、それだけに血の通った生き物のような、まさに舞台をやるために作られているような台本が書けるのだと思う。
しかも、おそらくこれまでの公演同様、彼は今後もよいと思った方向へと台本はどんどん改訂してゆくはずで――現に今日の稽古の様子を見て、自分の役のシーンが明日には追加になるそうだ――そういったところも彼の作品が日々進化し続けていられる要因のひとつなのだと思う。

「破壊」と「再構築」の繰り返しで少しずつ作品を深化させてゆくマームの創作方法は、しんどいけれども自分にとって非常に性に合っているようで、創作そのものが楽しくて仕方ない。
なので今回も当然の如く、全身全霊を尽くして闘ってゆくつもりだ。

さて、台本の完成と共に、これまでほとんど謎の存在であった自分の役の全貌が見えてきた。
予想外だった、、、というのがパッと見での正直な印象。
自分のイメージでは、藤田君がこのような役を描くとは思いもしなかったからだ。
が、その驚きはどうやら自分の早合点だったようで、すぐに疑問も氷解した。

この役は、台詞だけを取り出して考えてしまうとそれくらい誤解を招き易い役なのだが、もしそのままやってしまえば確実に一面的で薄っぺらい役になってしまい、じゃあだからといって台詞以外の部分(設定など)に厚みを加えたとしても、普通にやっていてはやはりその反映が見えにくくなってしまう。
台本にとらわれた発想をしている限り、どう頑張っても役には繋がらず、むしろそのような中途半端な関わり方では安い役に仕上がってしまう危険性を多分に含んだ役なのだ。

きっと、十分な予習をしておく事は当たり前なのだが、その上で稽古場では人と関わり合いながら生まれたものを、身体や皮膚感覚で的確に逃さずにしながら役に飛び込んでゆく事が重要なのだと思う。それはとても難しい事だが、それだけにやりがいもある。
このような歯応えのあるチャレンジの場を与えてくれた藤田君に感謝すると共に、その想いにはきっちりと応えようと思う。

そのためにはまず、今日一気に覚えた台詞を明日までに完璧に身体へ馴染ませておこう。
台詞を「覚える」事と「入れて、身体へ馴染ませる」事は似ているようで全く違うのだから。


【次回稽古への宿題とテーマ】
◆宿題:台詞を身体へ馴染ませ、落とし込む
◆テーマ:稽古場で生まれたものを大切に


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-04-20 00:04 | 稽古場日記
4/18(金)18:00~22:00  天候:雨

【本日の身体状況】
●首から肩にかけて強い凝り
●ようやく鼻の通りがよくなってきた
●股関節周りの筋肉が緊張している

【本日のテーマ】
◆役としての深い呼吸

【本日の稽古レポート】
本日も首周りが全体的に凝っていて、あまり状態としてはよろしくなかった。
さらに、今日は稽古場への到着もギリギリであったため、満足な準備もできないままに稽古へと挑むことになってしまった。

ちなみに、今日はNGの関係もあり自分のシーンはなかったため他の役の代役を中心に稽古をしていたのだが、代役であっても状態が悪い事には変わらない訳で、案の定、稽古中に自分が行っている行為の一つひとつが作為的というか、余計な飾りを纏っていて非常に説明臭いものになっていたような気がする。

ほんのちょっと頷きが大きかったり、ほんのちょっと声が大きかったりと、たったそれだけの事なのかもしれないけれど、それは
「自分は今、相手の台詞を聞いているんですよ」
「自分は今、相手に台詞をかけているんですよ」
という余計な(しかも全くの無駄な)アピールをしてしまっている事の表れであったのだと思う。
その発想はもはや役のそれではなく、素の自分の発想だ。
しかも“今まさに”という視点も明らかに欠落しているため、当然反応も新鮮ではないものとなってしまっていた。

「状態だけを作って舞台上に存在する」
どうもこの事が頭から抜け落ちてしまいがちなので、もっとその意識を徹底してゆきたい。


【次回稽古への宿題とテーマ】
◆宿題:2日続いているこの首周りの緊張のケアの徹底
◆テーマ:役としての深い呼吸


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-04-19 01:11 | 稽古場日記
4/17(木)16:00~22:00  天候:くもりのち雨

【本日の身体状況】
●背面部全体(腰・背中・肩・首)に張り
●全体的に感覚のアンテナの感度が鈍い

【本日のテーマ】
◆感情を発散させるのではなく、溢れ出させる

【本日の稽古レポート】
今日はどうも身体全体が重く、アンテナの感度もあまりよろしくない状態だった。
そのためなのか事あるごとに気負いが生まれ、稽古の初めの方では外界の刺激に対して素直に身体が反応してくれなかった。
が、自らの身体の現状を受け入れた稽古後半、「この悪い状態の身体との付き合い方」が見えてきてからはいつの間にかその気負いも消え、悪い状態の時なりの作品との向き合い方で稽古に挑めた。
この経験は、「今日の状態の悪さがもたらしてくれた発見」という意味でケガの功名ともいえる大きな収穫だったと思う。

さて、本日、台本の構成が大幅に変更になった。
それに伴って、自分の役にもだいぶ影響が出たのだが、作品全体として見れば、かなり藤田君のやりたいところへと近付いていたように感じた。
それに、これまでに積み重ねてきた自分の役についての蓄積は、決して無駄にはならないのだから、引き続き役との対話は続けてゆこうかと思う。
というよりも、以前の台本時よりむしろ役の自由度が高まったとも言えるので、明日までに色々と仕掛けを考えてゆこうかと。

それにしても、藤田君のこの思い切りのよさは彼の最大の武器のひとつであると思う。
今まで書いてきた台本をここまでいじるのには相当な勇気がいるだろうに、もし自分が「よい」と思ったならば迷わずそちらへと舵を切れるその決断力には毎度の事ながら感服させられる。
大抵の場合、これまでの自分のアイデアに対して未練が残ってしまうものだが、彼はそれがどれだけ作品の枷になるのかをよく理解しているのだ。
しかも、状況に流されておらず、当人の信念に基づいた非常に的確な変更なのが素晴らしい。

様子を見た限りでは、おそらくあと1、2日で脱稿になるようだが、それまでの間に今の自分ができる事はやりきってしまうくらいのつもりで予習をしておこうと思う。


【次回稽古への宿題とテーマ】
◆宿題:自分の役に則した仕掛けを考えてみる
◆テーマ:役としての深い呼吸


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-04-17 23:47 | 稽古場日記
4/15(火)17:00~22:00  天候:晴れ

【本日の身体状況】
●背中に張り
●軽傷ながらも鼻詰まり

【本日のテーマ】
◆空間の一員である事に対する意識の強化

【本日の稽古レポート】
本日は非常に過ごしやすく、稽古へと取り組むにはとてもよい気候であったと感じた。
稽古前の準備に入る段階からだいぶ感覚が開けた状態になっており、また身体的なこわばりも少なかったので日常的な身体からスムーズに稽古に挑むための身体へとシフトできたと思う。

さて稽古の方はというと、台本が少しずつではあるが完成へと向かっており、これまでおぼろ気であった作品の全容が見えてきたように感じる。
追加の台本を受け取る度に「なるほど、こうきたか!」と思わせてくれるような作品に関われている事の喜びを味あわせてくれる藤田君には、共に創作を行っている仲間としていくら感謝してもしきれない。自分達も同じように彼へどんどんと喜びを味あわせてゆきたい。
きっとその「喜びの与え合い」こそが、創作現場がクリエイティブな場になるかならないかの分かれ目なのだと思う。

今日は、これまでの稽古でもうひとつ明確に定まりきらなかった「舞台上において己の役が存在する必然性」をかなり具体的に定める事に成功し、ようやく役で呼吸するための足掛かりができた。が、それもまだ現時点ではあくまでも足掛かりの段階にしか過ぎない。
もし役としてのさらに深い呼吸を獲得したいのであれば、もっともっと己の役との対話の機会を増やし、彼の事を好きになってゆく事こそが重要になってくるのだと思う。

明日も自分は稽古NGのため、稽古場日記は明後日更新致します。


【次回稽古への宿題とテーマ】
◆宿題:可能な限り己の役と対話する
◆テーマ:感情を発散させるのではなく、溢れ出させる


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-04-16 00:41 | 稽古場日記
4/13(日)15:00~20:30  天候:雨のち曇り

【本日の身体状況】
●首の後ろが突っ張っている
●鼻が詰まっている
●声帯が若干荒れている

【本日のテーマ】
◆動く事を恐れない

【本日の稽古レポート】
本日は午前中にWSを行ってきたため、状態としてはだいぶよい身体の覚醒具合いではあるのだが、WSの終了から稽古開始までに少し間が空いてしまったために一度身体がクールダウンしてしまった。
稽古に取り組むためには、その日その日の体調に加え自らのスケジュールにも合わせた調整を考えてゆく事が重要なのだという事を、当たり前の事ではあるのだが、創作の過程で忘れがちな点として今日は再確認させられた。

さて、今日は新しいシーンの稽古に入った。
実は、今回自分が台詞を発するシーンの稽古自体も今日が初めて。
とはいえ、言葉を発していないだけで基本的には始めからずっと舞台上にいる役なのだが、、、
それだけに、この第一声というものは非常に難しい。
というのも、
「ここまで言葉を発してこなかった事の必然性」
「何故このタイミングでこの言葉を発する気になったかの動機付け」
の両方が同じくらいの比重でかつ具体的に説得力がなければ成立しないからだ。

<1テイク目>
言葉に対してのモチベーションの持ち方に多少の迷いが見えたためか、第一声を発する事への説得力に中途半端さが見られてしまう。
<2テイク目>
藤田君と話しつつ、試しに自分の役にひとつ大きな設定を具体的に設ける事にしてみた。それが功を奏したのか、1テイク目とは比較にならないくらいに説得力のある会話へと発展した。
<3テイク目>
今度は自分の言葉に対し、相手役である彩乃ちゃんが非常によいリアクションを返してくれたので、お互いの間に流れている空気が充実したものと変化した。お互いの意思と意思の循環がうまく機能し始めたのだ。その証拠に、観ていた藤田君の反応というか集中力が一気に強まっていた。
<4テイク目>
今度は前回のよい流れを無意識のうちに追ってしまったせいか、前回に比べて多少空気感が薄まってしまった。お互いに新鮮な反応ではなくなっていたのがよく分かった。

今日の自分のシーンの稽古はこのような転がり方をしてゆき、その結果次回このシーン稽古を行なうまでに解消すべき宿題も明確に残った。
「再現性」を高める事というものはやはり難しいものだなと痛感したが、別に悲観する必要は全くないと思う。当面は自分の役が行なう行動への動機付けをもっと明確にしてゆくところから始めてみようかと。

本日の稽古は早めに終わったのだが、自分は居残りで現在執筆に行き詰まっている藤田君と今回の作品について色々と話してみた。
なかなか突破口が見出せない現状ではあるものの、目の付け所としては確実に素晴らしいものがある作品なので、きっかけさえ掴んでしまえばきっとその後はうまい具合に事態は転がってゆくのではないかと。

その実現のため、自分も最大限の努力をしてゆこうと思う。

明日、自分は稽古NGのため次回稽古場日記の更新は明後日となる予定です。


【次回稽古への宿題とテーマ】
◆宿題:自分の役の一つひとつの行動に対する動機付けの具体化
◆テーマ:空間の一員である事に対する意識の強化


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-04-14 01:19 | 稽古場日記
本日も稽古中止となりましたため、稽古場日記の更新はなしです。
覗いて下さっている皆様方には大変申し訳ございません。
ただし、明日は確実に稽古を行ないますので、明日こそは更新になるかと思います。

その代わりにといってはなんですが、『声と身体の処方箋』ブログにて本日参加してきたWSのレポートを更新致しております。
今後、俳優もしくは演出として創作活動に関わる場合の稽古場日記に関しては当ブログにて、WSやセミナーへの参加レポート、もしくはトレーナーとしての稽古場日記は処方箋ブログにて更新してゆく形式にしてゆこうと思っておりますので、どうぞ今後ともよろしくお願い致します。

【明日の稽古への宿題とテーマ】
◆宿題:ベストの状態で稽古に臨むための準備の徹底
◆テーマ:動く事を恐れない


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-04-13 00:45 | 稽古場日記