演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
カレンダー

2008年 04月 20日 ( 1 )

4/19(土)9:00~21:00  天候:曇りのち晴れ

【本日の身体状況】
●首の根元の辺りに凝り
●比較的落ち着いた呼吸

【本日のテーマ】
◆役としての深い呼吸

【本日の稽古レポート】
本日、とうとう台本があがった。

や、これは相当な作品に仕上がるであろう事を予感させる素晴らしいホンだと感じた。
藤田君は、常に演出とリンクさせながら執筆をしているために決して筆は早いとは言えないが、それだけに血の通った生き物のような、まさに舞台をやるために作られているような台本が書けるのだと思う。
しかも、おそらくこれまでの公演同様、彼は今後もよいと思った方向へと台本はどんどん改訂してゆくはずで――現に今日の稽古の様子を見て、自分の役のシーンが明日には追加になるそうだ――そういったところも彼の作品が日々進化し続けていられる要因のひとつなのだと思う。

「破壊」と「再構築」の繰り返しで少しずつ作品を深化させてゆくマームの創作方法は、しんどいけれども自分にとって非常に性に合っているようで、創作そのものが楽しくて仕方ない。
なので今回も当然の如く、全身全霊を尽くして闘ってゆくつもりだ。

さて、台本の完成と共に、これまでほとんど謎の存在であった自分の役の全貌が見えてきた。
予想外だった、、、というのがパッと見での正直な印象。
自分のイメージでは、藤田君がこのような役を描くとは思いもしなかったからだ。
が、その驚きはどうやら自分の早合点だったようで、すぐに疑問も氷解した。

この役は、台詞だけを取り出して考えてしまうとそれくらい誤解を招き易い役なのだが、もしそのままやってしまえば確実に一面的で薄っぺらい役になってしまい、じゃあだからといって台詞以外の部分(設定など)に厚みを加えたとしても、普通にやっていてはやはりその反映が見えにくくなってしまう。
台本にとらわれた発想をしている限り、どう頑張っても役には繋がらず、むしろそのような中途半端な関わり方では安い役に仕上がってしまう危険性を多分に含んだ役なのだ。

きっと、十分な予習をしておく事は当たり前なのだが、その上で稽古場では人と関わり合いながら生まれたものを、身体や皮膚感覚で的確に逃さずにしながら役に飛び込んでゆく事が重要なのだと思う。それはとても難しい事だが、それだけにやりがいもある。
このような歯応えのあるチャレンジの場を与えてくれた藤田君に感謝すると共に、その想いにはきっちりと応えようと思う。

そのためにはまず、今日一気に覚えた台詞を明日までに完璧に身体へ馴染ませておこう。
台詞を「覚える」事と「入れて、身体へ馴染ませる」事は似ているようで全く違うのだから。


【次回稽古への宿題とテーマ】
◆宿題:台詞を身体へ馴染ませ、落とし込む
◆テーマ:稽古場で生まれたものを大切に


横山 真
[PR]
by yukinone_makoto | 2008-04-20 00:04 | 稽古場日記