演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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9/19(金)『ブルーとベリー~』 稽古3日目

9/19(金)18:00~22:00 天候:曇りのち雨 @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《気候》
・空気がベタベタする

《空間》
◆和室
・暗い
・雨の音がうるさい

【稽古前の身体状況】
●ふくらはぎがかっとなっていて熱い
●家を出る前に食べたものがまだ残っている感じ
●頭がぼわーってなっている

【本日のテーマ】
◆役の状態だけを作り、“今、ここ”に徹する

【本日の稽古レポート】
今日の稽古は色々と考えさせられた稽古であった。

以前から自分は、

・台本に書かれている一つひとつの行為…山登り
・台詞と想いの関係…水道の蛇口とタンク

といった感じで、それぞれ似ているなと思っている。


山登りは、地図に書かれている頂上までの道のりを最短距離で目指すだけが全てではない。

例えば、道端に咲いている花に目を向けてみたり、或いは見事な景色に足を止めて眺めてみたり、持参した弁当を食べてみたりしながら、ゆっくり登る事だって山登りには変わりはない。
芝居でも同様で、台本という地図の指示通りに一切の無駄なく最短距離の芝居で済ませてしまう事だけが演技ではないはず。
敢えて回り道をしてみたってよいのだし、寄り道だってしてもよい訳で、人の数だけ山登りの楽しみ方にもバリエーションがあるはずだ。
きっと行き詰まった時、そういった点についてを省みてみるだけでもかなり芝居の可能性が広がってくるのではないだろうかと思う。


台詞を発するという事は、水道の蛇口で水を出す事に似ているのではないだろうか。

水の勢いを強めるためには、まずタンクに水を貯めて水圧を高めなければならないが、それと同様に、強い台詞を発するためには、まずそれに見合った強いモチベーションが必要である。
また、水道の蛇口は、どんなにタンクに水が満ちていようが、その蛇口の大きさ以上の水を一度に出す事はできない。
が、もしタンクの水が貯まり過ぎて蛇口の限界を越える水圧がかかってしまったら水道管は破裂し、その後はタンクの水がなくなるか、何かしらの処置を施さなければ水漏れは収まらない。
こういったところも、感情の発露のプロセスにとても似ているなと思うのだ。


稽古を重ね、やる事が増えてくると、こういった基本的な事をつい忘れがちになってきてしまう。
それだけに、今日それを自分なりに再確認できてよかったと思う。


次回稽古は20日(土)になります。

【次回稽古(9/20)へ向けて】
◆宿題:台詞を完璧に馴染ませる
◆テーマ:動く事を恐れない


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-09-20 01:46 | 稽古場日記