演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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9/4(木)『ごほんごほん~』 稽古15日目

9/4(木)13:00~22:00 天候:曇りのち雨 @青少年学習センター・青少年団体室→和室

【外界への印象】
《気候》
・それほど暑くは感じなかったが、蒸してはいた
・風も少なく、空気がなんとなく重い
《空間》
◆青少年団体室
・音の響きが強く、自分の声が聞こえすぎて気持悪かった
・床が湿っぽい
◆和室
・明かりが妙に黄色がかっているように感じ、しかも暗く感じた
・なんとなく、空気が濁っているような感覚


【稽古前の身体状況】
●鼻がムズムズする
●腰と下半身が重い
●集中力が散漫

【本日のテーマ】
◆関係の差と距離の差

【本日の稽古レポート】
やはり芝居は奥が深いなと痛感させられた稽古だった。

自分の妹役である伊野さんとのシーンで、最初はすごく上手くいっていたのに近頃どうも違和感を感じてしまうようなシーンが一ヶ所あったのだが、今日ようやくその原因が何であったのかに気付く事ができた。

どうやら、自分は妹への想いを強化しすぎていたらしい。
そのために、感情が一色だけで染まってしまっているような状態で芝居を行っていたのだ。
心に葛藤があるからこそ、人間の感情は血の通った生きたものとなるのだし、興味の対象にもなりうる訳だ。
にも関わらず、「妹が大事だ」という一点のみで妹と接していては何か見ていて嘘くさいし、やればやるほど「何かが違う」ような感覚に陥ってしまうだろう。
そこに「どう見られたいのか」や「どう動かしたいのか」などという自らの個人的な欲求のようなものを折り混ぜてゆくからこそ、生きた関係性、生きたやりとりに繋がってゆくのだと思う。

また、お互いに居心地がよすぎるシーンになっていた事も問題であったようである。
やりとりそのものは安定していても、そこに劇的な瞬間があまり見られなかったからだ。

今日の最後の返し稽古にて、自分が今、妹に対して親身になりすぎているという事に気付き、もう少し「兄としての見栄」や「素直になれない小さなこだわり」などを組み込んでみながら稽古に臨んでみたら、これまでの苦戦が嘘のように解消された。

自分達は役やシーンを深めているつもりでも、実際には変な方向へ進んでいってしまう事が稽古を続けてゆくとよく発生するが、今日の一件はその典型のような現象であった。
と同時に、そこを乗り切るための気付きを経験できた事は、非常に貴重な体験であったと思う。


次回の正式な稽古は9/6(土)になりますが、明日も夜に集まって稽古を行う予定です。
そちらの方も余裕があれば、レポートするかもしれません。

【次回稽古(9/6)へ向けて】
◆宿題:関係のおさらい
◆テーマ:“ぱっ”と動く


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-09-05 00:49 | 稽古場日記