演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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6/13(金)『ドコカ遠クノ~』 本番前日

6/12(木)10:00~22:00(場当たり13:00~ 舞台通し20:00~) 天候:晴れ

【稽古前の身体状況】
●股関節、腰周り、首周りが縮こまっている
●声帯が炎症気味


【本日のテーマ】
◆手放す

【本日の稽古レポート】
泣いても笑っても、明日で初日を迎える。
それまでの時間は、最後の一瞬まで作品に費やしたい。
いや、実際には、初日を開けても、作品のクオリティの向上は目指し続けていくつもりだ。

結局のところ、舞台作品というものはどこまでいっても完成途上のものであると思う。
ひとつのハードルを越えたら、その時点で次の越えるべきハードルへの挑戦が始まっている訳で、とにかく果てがない。
だからこそ、楽しいのだ。

さて、本日が最後の稽古となった訳だが、今日もまた役について、そして作品について繋がった事がいくつもあった。
しかし、夜の通しの時には、ほんの僅かな綻びのために作品が画竜点睛を欠く、という結果を生んでしまった。

考えてみれば、ここ2日の間にいくつもかシーンを大きく再構成し直したのだが、そうした後での通し自体今回が初めてであった。
当然、シーン毎に別個で行なってきた稽古の時とは感覚が違ってくるだろう。
それはおそらく、本当に細かくて微妙な違いなのかもしれないのだが、すでにこの作品はそういった点を詰めてゆくだけの段階に入っているように感じる。
今日の通しの状態は、そういった事情がもろに作品に反映されてしまった結果なのではないかと思う。

また、自分の事ではあるが、今日は通し時、些細な事でリズムを崩してしまい、その修正がきかないまま結局最後までいってしまった。
何故途中で立て直せなかったのかといえば、自らが犯したひとつのミスを「取り戻そう」としてしまった事に原因があった。

ミスというものは自覚した時点ですでに過去のものになっているはずだ。
にも関わらず、そこに心がとらわれてしまうという事は、「今まさに目の前で起こっている現象」に対する意識の放棄であり、それはつまり、ライブの否定でもある。
もっと、目の前で起こっている事に対しビビットに反応する意識を徹底してゆかねば、とてもではないが人様に見せられる作品にはなってゆかないと思う。


さあ、明日から本番。

これまで行なってきた稽古と、関わってきた素晴らしい仲間を信じて、全力で楽しんでゆこうか。

皆様と劇場にてお会いできる事を楽しみにしております。


横山 真
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by yukinone_makoto | 2008-06-14 01:44 | 稽古場日記