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演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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6/10(火)『ドコカ遠クノ~』 本番4日前

6/10(火)13:00~22:00(場当たり18:20~) 天候:晴れ

【稽古前の身体状況】
●全身がだるい
●少々の頭痛

【本日のテーマ】
◆わがままになる

【本日の稽古レポート】
今日からいよいよ舞台上でも稽古を行えるようになった。

今回の舞台は、3方向からの囲み舞台となっており、座る席によって作品の印象が随分と違ってくるつくりになっている。
そのため稽古場では、どの方向にお客さんがいるのかを意識しながら稽古をしていた訳なのだが、見落としていた事があった。
それは、「高低差」。

試しに他の役者さんのシーンをいくつかの客席から観てみたのだが、当然の事ながら観る高さによってかなり印象が違っていた。
おそらくは、美術が変則的な形式だかという点も影響しているのだろうと思う。

まあ、残りの時間もまだある訳だし、しっかりと適応できるような心持ちで挑もうかと。

また、まだまだ空間自体が把握できていないため、感覚的にはまだお客さん気分で舞台上に立っているような気がする。
今日の、自分の芝居に集中しきれない状態はそんなところにも起因しているのかもしれない。
やはり本番までの間に、役者として空間のあらゆるものを可能な限り把握し、役としてそれらをひとつでも多く利用できる状態にしておきたいなと思う。

スケジュール的にはなかなかそのための時間が取れない状況ではあるものの、大変重要な要素なのだからなんとか工夫して時間をとってみよう。
マーム自体が「空間」というものを大事にしている以上、自分もそこへの意識を強く持って作品と対峙してゆくのは当たり前の事なのだから。


【次回稽古への宿題とテーマ】
◆宿題:空間の好き嫌いポイント探しと数えられるもの数え
◆テーマ:その空間に身を置いているという自覚を持つ


横山 真
by yukinone_makoto | 2008-06-11 00:40 | 稽古場日記