演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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1/15(火) 『一言主の神』 稽古10日目(第1回通し)

1/15(火)18:30~22:00(横山19:45入り・通し20:40~) @10-BOX box-3

【外界への印象】
《天候》
●晴れのち雪
・道路が凍っていてただ歩くのでも疲れる
《空間》
・声の反響がなさ過ぎて若干不安になる

【稽古前の身体状況】
・引き続き左膝が猛烈に痛む
・身体がとにかく重い
・声の伸びがいまひとつ
・姿勢が前傾気味で、前方にばかり意識がいってしまう
・一つひとつのことへの反応が遅い

【今日のテーマ】
◆強度ある身体

【ふりかえり】
昨日行えなかった最初の通し稽古が、色々とバタバタとした中であったのだけれども行うことができた。

その感触としては、まあ、ボロボロであったなというのが正直なところ。
気持ちばかりが焦って身体が全然ついてゆかず、簡単なところで台詞はとちるしそもそもテンポは遅くて間延びしまくりだし、流れと段取りを追うので精一杯で、収穫といえば通せたこと、という自虐的な発想すら浮かんできてしまうような出来であった。

ただ、この結果についてはそれほど焦りを感じている訳でもなくて、それは何故かといえば、ボロボロであったのは事実だけれども、ボロボロなりにちゃんとその駄目だったところは一つひとつ明確な理由があったので、それらを確実にひとつずつ潰してゆけば、作品のクオリティは間違いなく向上するであろうことが保証されているだろうということもわかったためである。

が、そうはいっても残り稽古回数は2回。
生半可な集中力で臨んでいては確実に間に合わないであろうこともわかっている。

今日のようなくたびれた状態のままで稽古場へ来るようでは、全く以てお話にならないのだ。
いくら直前まで予想外の渋滞に巻き込まれ、ろくすっぽアップもできないような状態で臨まねばならない状況であったからといって、それは創作の場においては言い訳でしかなく、そういった理不尽な状況にも対応してゆかねばならないのが俳優の責務である。
そこを勘違いしてはならない。
厳しい状況下であるならば、その状況を利用するくらいの強かさが必要だ。

観客へは創り手の都合なんか関係ない。
そこのところの意識の持ち方を、今一度、考え直してみるべきだと思う。

≪備忘録≫
・駄目出しでも言われたが、発する言葉に生理感覚がないために単なる状況読み上げ係になってしまっている。地の文担当ではあるが、それと同時に、役も自分には与えられているのだということを忘れてはならない。自らの発する言葉に対し、どのように思っているのか、感じているのか、そこら辺を逐一明確にしてゆく必要がある。それで初めてこの作品の面白みが生まれてくる。

・地の文を読んでいる時と登場人物の一人になっている時の差が曖昧。もっと明確に分けてゆかないと、お客さんの混乱の種になるし、何より作品全体が締まらなくなってしまう。舞台上で起こることはちゃんと一つひとつ意図を込めているのだから、演者がメリハリをきっちりとつけてゆかねば骨抜きとなってしまう。それだけは絶対に避けねばならない。

・これは一つ前のことにも繋がるけれども、とにかく舞台上での行動の一つひとつが雑すぎる。もっと気を入れてひとつずつの行動を起こすべきだ。何となくでは決してやらない。そしてうまくいかないところは稽古外の時間を使ってでも確実に解消させておく。それが俳優としての最低限の責務のはずだ。

【次回稽古(1/17)に向けて】
◆宿題…今日の通しの細かなふりかえり
◆テーマ…役としての言葉への向き合い方


横山 真
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by yukinone_makoto | 2013-01-17 17:09 | 稽古場日記