演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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9/2(日)16:00~ 『方丈の海』 4日目

9/2(日)16:00~
TheatreGroup“OCT/PASS” Vol.34 『方丈の海』 4日目@せんだい演劇工房10-BOX box-1

4ステージ目。
初の雨天に見舞われた。

今回の公演で、自分は初めて野外を含んだ空間で芝居をしている訳だが、今日のこの雨によって、その醍醐味というか魅力をつくづく実感させられたなと思っている。
自然というものは人間の手によって御せるものではなく、予測だって難しい訳で、だからこそ、その御することのできない自然とどう付き合ってゆくべきなのか、それをその瞬間瞬間で判断し、実行してゆかねばならない。
しかしその判断も、有無を言わさず理不尽に裏切られることが日常茶飯事でもあったりして、少しでも過去に心がとらわれてしまったならば、自然の気まぐれに振り回されてしまう結果に終わってしまったりする。

今日もそうであった。
途中、雨が酷くなってきたので、あるシーンでこの酷くなってきた雨を利用してやろうと色気を出した瞬間に、雨が小康状態に落ち着いてきてしまったため、その思惑は惜しくも空振りに終わってしまったのだ。

やはり自然とは、その瞬間瞬間の状況に応えることで向き合うことが大事なのかもなと思う。
変に先読みしたいやらしい考えを持ち込んだところでその通りに天候などが推移してくれるとも限らない訳で、そんな考えで臨んでしまっては本当の意味での「いま、ここ」に殉じることなどできる訳がないのだ。


というか、それはむしろ自然に対してだけのことだろうか、とも思った。
もしかすると、それはこの世の中の何事に対しても当てはまることなのではないか、と。

演劇だってそうだし、他者だってそうなんじゃないのか。
というか、自分のことだって100%コントロールできている訳ではないのだし、知っていることだって僅かであったりするはずだ。

コントロールすることができると思い込んでしまった時が、いやむしろ、コントロールしようとしてしまった瞬間から、停滞というものは始まってしまうのかもしれない。
だからこそ、ひたすらに“今”の繰り返しで臨んでゆくことが、大切なことなのかもしれない。


まさかこんな形で、学びを得られるとは思ってもみなかった。
自然も演劇も、とても面白いものだなと、つくづく思い知らされた。

それだけに、今後もどんどん挑んでどんどん掘り下げてゆけたらなと、思っている。


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-09-03 01:08 | 出演レポ