演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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8/31(金)19:00~ 『方丈の海』 2日目

8/31(金)19:00~
TheatreGroup“OCT/PASS” Vol.34 『方丈の海』 2日目@せんだい演劇工房10-BOX box-1

2ステージ目。

初日であった昨日からだいぶ落ち着きを取り戻した印象。
しかし決してエネルギーが落ちた訳ではない。

それはもしかするとお客さんの集中力がかなり高かったように感じられたことにも助けられたのかなと思うのだが、全体的に地に足の着いた芝居が行えていたと、そう思える2時間であった。
特に終盤のあの場の高まり方は、なんというか、色んな想いの入り混じった訳のわからない非常にカオスなエネルギーに満ち溢れていて、空間そのものがとぐろを巻いてあそこへ身を置いている人達をどこか違ったところへと誘っていってしまうのではないかとさえ感じさせられたほどであった。
やはり演劇は、お客さんが訪れて初めて成立するものなのだなということをつくづく実感した回だった。

実をいうと、この回が始まる直前まで物凄く具合が悪かった。
全体的に身体が熱っぽく、頭痛とだるさで最後まで身体がもつかどうか心配でもあった。
初日が無事空けたことで多少気が緩んでしまったのかはわからないが、それにしたってこんな状態で本番を迎えなくてはならない状況を招いてしまったことは猛省し、再び繰り返さないよう今後は体調管理を徹底してゆかねばならないのだが、そんな状態であった自分が最後まで駆け抜け切れたのも、上記のようなあの空間のえも言われぬエネルギーに後押しされたからなのだろうなと思っている。

というか、逆にその体調の悪さがいい方向に作用した部分もあったようで、前回見られた余計な力みが今回はほとんどなくて、とにかく目の前の状況に対しリアクションを取り続けることへ没頭することができていたため、むしろ普段よりもかなりいい芝居ができていたのではないかと思う。
昨日はもうひとつだと感じていた小節の長台詞も、今回は自分の中から次から次へと衝動が湧き上がってくるような感覚を覚え、自分としては素直にそれに従ってゆくだけ、という状態で行えたし(但し台詞のラストの方で僅かに自らの衝動をコントロールしようという意識が芽生えてしまい、“今”に対する集中の純度が落ちてしまったことは次への課題となるが)、ラストのカイコーへの台詞も、これまでで一番しっくりとくる感じで、想いの熱量と冷静さとのバランスがいい具合にせめぎ合っているとてもいい発露のされ方をしていたなと感じた。

まあ、体調はいいに越したことはないものの、その時々の体調もちゃんと考慮に入れ、そこにとらわれるのではなくそれをありのままに引き受け、利用できるようになったことは俳優として非常に成長した証だなと、そこは素直に認めていいのかもしれないなと思った。
とはいえそれが不調であることを正当化する理由には決してならないのだが、、、

まだ2日目が終わったばかりで、先は長い。
だからこそしっかりと身体の調子を整えて、最後まで全力で駆け抜けきれるよう努力してゆけるようにしたいと思う。


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-09-01 12:50 | 出演レポ