演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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8/28(火) 『方丈の海』本番2日前

8/28(火)20:00~22:30(第6回目通し) @10-BOX box-1

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・暑さの質が、少しづつ柔らかなものに変化してきている
《空間》
・まだ客席にまで自分の意識を巡らせきれていない気がする
・空間に対してまだお客さんのような居住まいのように思う。役的には問題はないのかもしれないが、もう少しこの空間の特性を把握しておいた方が、選択肢は拡がるはず
・現在の立ち位置と目に映る景色と、そこをもう少しうまく連動させられたらなと思う。今は目の端で盗んでバミリを確認し所定の位置についているけれども、極力目線を落としたりはしたくないので、そのための努力は可能な限り行っておく

【稽古前の身体状況】
・咳がやたらと出る
・その影響か、声のポジションがやや高めにきがち
・猫背で首が前傾している
・重心が浮き気味で、どっしりし切れない
・全体的に右重心

【今日のテーマ】
◆深い呼吸

【ふりかえり】
小屋入りしてから初めての通し稽古。
まあ、初めて、ということでかなりドタバタ感のある通しとなってしまったなというのが正直なところ。

自分自身、裏の導線の確認などで自らの芝居への意識の比重がかなり薄まってしまった。
そしてそれを補おうと無理に気持ちばっかり高めてしまって身体がそれに追いついてゆけてない、という状態に中盤辺りから陥ってしまっていた。
特にそれが顕著だったのは、これまでの稽古で全く間違えることのなかった小節の長台詞を二行半もすっ飛ばしてしまった瞬間。
この程度の環境の変化でこれまでの稽古での積み重ねへの信頼が揺らいでしまう自らの精神面の弱さには、正直怒りすら感じてしまった。

しかし、これまでの稽古で積み重ねてきたものはそんなにやわなものだったのか?
多少の負荷が加わった程度で揺らいでしまうような、そんな薄っぺらい稽古をしてきたのか?

いや、そんなことは決してないはずだ。
そこへはもっと自信を持っていいと思う。
自信を持って、そんなこせこせとした半端な心配をせず堂々と向き合えばいい。
そうしても全く問題ないだけのことはやってきているはずなのだから。


しかし今回の通しにて、本番の形態でも大きな問題が生じることなく全体がうまく通ったことはこの上なく大きなことだったと思う。
それだけに、今日生じた課題をしっかりと一つひとつ解消させていってより自分達の芝居へと集中してゆけるような状況を、残り時間をフル活用して準備してゆきたい。

【備忘録】
・小節の初登場のシーン、導線はあの感じで問題ないようなので、ここからはそこに血を通わせることが重要になってくると思う。まだこちらの都合が見えるので、そこへ必然を盛り込んでゆく努力を。

・小節と岡田一家とのやり取りのシーン、石川さんからも指摘があったが全体的に後ろに下がり過ぎで、たぶんその原因は自分にあると思う。あのシーンは結構小節を中心にして話が展開してゆくシーンなので、小節の方でうまく立ち位置を調節しながら、全体が奥まった芝居になることを防いでゆく必要がある。

・カイコーを追って走ってはけてゆく場面、今日の感じだとあきらかに袖に入った瞬間に立ち止まったのがわかってしまったと思う。足音をうまく処理しないと、あれでお客さんが現実に引き戻されてしまう可能性がある。

・ラストのシーン、あれではやっぱり小節ではなく横山真だ。せっかく積み上げてきた小節像が、あそこで役者本人が見えてしまうことでぼやけてしまってはあまりにもったいなさ過ぎる。ただ、これまでの稽古でもうまくいっている実感を得られた瞬間はあったので、たぶんほんのちょっとしたチャンネルの合わせ方次第の問題なのだと思う。まだあと一回試せるチャンスがあるのだから、それを十二分に活かしたい。

・これは完全に見落としていたことだが、小節の髪の毛にもちゃんと手を加えること。他は衣装も身なりも徹底しているのに髪の毛だけ手付かずなので、かなりおかしい。

明日はゲネプロです。

【明日に向けて】
◆宿題…空間へ馴染むための諸々のアプローチと、小節の髪の毛をどうするか考える
◆テーマ…いま、ここ


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-08-29 12:38 | 稽古場日記