演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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8/16(木) 『方丈の海』稽古51日目

8/16(木)20:00~22:30 @卸町イベント倉庫

【外界への印象】
《天候》
●曇りのち晴れ
・風は気持ちいいが、基本的にはべたべたした嫌な蒸し暑さ
《空間》
・湿気が高くて息苦しさすら感じる

【稽古前の身体状況】
・首を前に倒すと相変わらず痛むが、前ほどの痛みはなくなってきている
・右腰がかなりかーっと痛む
・肩も稼働域が狭くなってきている気がする
・身体中がべたついて気持ち悪い
・重心が、高い訳ではないのにふわふわする

【今日のテーマ】
◆身体の奥深くから湧き上がってくるものを手繰り寄せて

【ふりかえり】
今日は前半部分を集中して細かく返しつつ稽古を行っていった。

たぶん、現時点で最もしっくりとくる感じで芝居を行えているのが小節の初登場のシーン。
ここはもう、ほぼ何も考える必要もないくらいにすんなりとその場に生まれてきたものに従って動けている実感がある。
しかもただその場のノリでやっているのではなく、抑えるべきポイントはしっかりと抑えつつも、毎回返す毎に小節の新たな一面に出会うことができているという非常によい循環が生まれてきているなと思っている。

襤褸のシーンも、まだまだ個人的に解消せねばならないと感じている課題は多いものの、最も回数を重ねているシーンなだけあってもう人前に出しても十分観賞に耐えうる出来ではある自信はある。

問題なのはそれ以降のシーン。

岡田家のシーンではシーン全体の流れそのものは安定してきているし決して悪くはないのだけれども、このシーンの持つポテンシャルを十分に引き出せていないような気がしている。
もっともっと面白くできそうなのにどうしても乗り切れず、無難にまとまってしまっているように感じるのだ。

また、その次のカイコーとの初対面のシーンでも、段取りを追うことばかりに意識が取られてしまって小節の一つひとつの行動に込められた繊細な想いや切実さのようなものが、どうにも疎かになってしまっているように思う。
全体の流れをスムーズにさせようという意思が知らず知らずのうちに働いてしまってか、芝居が後手後手に回り、小さくまとまってしまっているような、そんな感覚を覚えることが多々あるのだ。

こうして書いてみて気付いたのだが、この現時点で問題を感じている2つのシーンは、どちらも「舞台上に多く人が登場しているシーン」という共通点がある。
もしかすると、自分にとってこの「大人数が舞台上に登場しているシーン」というのは、俳優として比較的苦手な要素の多いシーンなのかもしれない。

だとするならば、どのようにしてその苦手なシーンを小節として泳いでゆくことがより大きな成果を上げることができるのか、それを考え、明確化させてそれを克服してゆけるよう仕向けてゆく必要があると思う。
少なくとも、少人数のシーンと同じような感覚でやっても十分な成果を上げることは難しいであろうことはこれまでの結果からもわかったので、ならば人数の多いシーンの時は多少チャンネルを変えて臨むよう意識してゆかねばなと。
一見遠回りなようだけれども、きっとそうしてゆくことが、今の地点から更に高みを目指すにあたってはとても重要なことなのだと思っている。

なので早速、明日からそこを強く意識して稽古へと臨んでゆく。

【備忘録】
・カイコーとのファーストコンタクト、これまでは重心が後ろ後ろへと行ってしまっていたが、今日の稽古で試しに一度フラットに戻して行ってみたら、まだうまくは消化はできていないけれどもカイコーとの新たな関係性が生まれてくるような予感というか感触があった。この感触を信じ、今後は今日の方向性であのシーンを創ってゆくようにしてみようかと思う。

・これもカイコーとのシーンで、なのだが、一つひとつの動きがどうも相手役の芝居に合わせにいってしまっていて、小節として何がしたいのかが中途半端になってしまっているように思う。行くなら行く、行けないのならば違った方法を考えるか何か仕掛けなり工夫なりをしてみる。そうでないとお客さんには創り手の都合ばかりが見えてきてしまって現実に引き戻されてしまう危険がある。それだけは避けなければならない。だからこそ雰囲気でやらず、やりきることを意識する。一見実現が難しそうなことでも、やりたいことがあるのならば、きっちりやってみる。そしてきっちり間違えればいい。そこがスタート地点になって、新たな発見に繋がるのかもしれないのだから。

次回の稽古は8/17(金)になります。

【次回(8/17)稽古に向けて】
◆宿題…身体のケアと今日の課題の解消と整理
◆テーマ…やりたいことはきっちりやりきる。間違う時はきっちり間違う。


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-08-17 01:45 | 稽古場日記