演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

8/14(火) 『方丈の海』稽古50日目

8/14(火)20:00~22:30 @卸町イベント倉庫

【外界への印象】
《天候》
●曇り
・風が爽やかだけれども、じっとしていると暑い
《空間》
・何故か空間がいつもよりも狭く感じる

【稽古前の身体状況】
・首がまだ前に倒すと痛む
・腰の右側が痛む、というよりも熱く感じる
・右脚の付け根(裏側)が張っている
・鼻の奥が詰まっていて呼吸がすっきりしない
・ふくらはぎが両方ともに張っている

【今日のテーマ】
◆自らの身体を信じ、場に身を投じる

【ふりかえり】
今日の稽古では、何故かほとんど気持ちが入らない状態で、集中力もある一定のライン以上には高めることができなかった。

原因はよくわからないのだが、アップの段階からその違和感のようなものはあった。
身体に刺激を与え続けているのに、気持ちの方が全然高まってゆかなかったのだ。
どこかふわふわしていて、変に落ち着いちゃってしまっている部分が自分の中に常に存在していた。
しかしそれは「冷静さ」とは確実に違っていて、初歩的な間違い(訛りを忘れていたり)を犯しているにも関わらず全く自覚していなかったりしていたのだ。

もしかすると、身体の方のダメージ(特に首)が、無意識のうちにブレーキをかけてしまう原因となっているのかもしれない。
首もだいぶ痛みは引いたとはいえ、まだまだ触れたり前へ曲げたりすると痛む状態であるので、気持ちの方がそれを悪化させたくないとセキュリティを働かせてしまっているのかもしれない。

まあ、だからといって無理矢理そのブレーキをなくして芝居に臨むこともありだと思うのだが、しかし、まだそのような無理をしていい段階だとは思えないのと、この状態は時間が経てば回復してゆくであろうことが予想されるので、今の時点では「無理をする」という選択肢は選ばないようにしておこうと思う。

ではどのような選択をするのか、といえば、今のこの状態だからこそやれることをギリギリまで試してみようか、という発想でいこうかと思っている。
これまでの自分が、身体の昂ぶりや勢いなどに頼って誤魔化してきた部分を、これを機に強化してゆこうと思う。
今のこのエネルギーに頼れない身体状態はまさにそれを試すのに打ってつけの状況であるし、多少でもそこが強化されたなら、本来の調子が戻ってきた時には元々の得意分野だったものが更に深みを加わった状態で行うことができるはずだからだ。

まあ、単純な足し算になることはないとも思うので、色々と試した後、調子が戻ってきた際には調整をしなければならないとは思うが、しかし、それができるだけの時間的余裕はまだあるはずだし、その時間的なロスを強いてでも今の自分にとっては必要な作業だと思うので、多少のリスクは厭わずに、己の信じるようにやってゆこうと思う。

【備忘録】
・襤褸とのシーンで、「目を伏せてしまうことで表情が見えず勿体ない瞬間がある」という指摘を共演者の方から頂いた。小節の生理の流れ的には不自然な動作ではないのだが、しかしちょっとした仕掛けによって対応可能な範囲での改善点であるため、この指摘に感謝しつつ、次から早速改善へと取り組んでゆきたい。

・これも共演者の方からの指摘で気付いたことなのだが、小節のラストのシーン、訛りが出たり出なかったりでちぐはぐな状態になっている。そして最近ずっと感じていた「ラストだけ小節っぽくない」という自らの芝居に対する違和感のようなもののひとつの原因が見えてきたように思う。それは訛りが出ていたかどうか、という表面的な要因というよりも、訛りが出なくなってしまっていた自分と小節との向き合い方の方に問題がある。雰囲気でやるな。自らの一つひとつの行動に必然性と自覚を持って芝居に臨め。

次回の稽古は8/16(木)になります。

【次回(8/16)稽古に向けて】
◆宿題…徹底的に身体のケア
◆テーマ…身体の奥深くから湧き上がってくるものを手繰り寄せて


横山 真
[PR]
by yukinone_makoto | 2012-08-15 01:32 | 稽古場日記