演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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8/4(金) 『方丈の海』稽古46日目

8/4(金)20:00~22:30 @卸町イベント倉庫

【外界への印象】
《天候》
●曇り
・風が涼しくてとても過ごしやすい
《空間》
・じめっとして重い空気

【稽古前の身体状況】
・下半身が重い
・鼻が詰まる
・後ろ重心
・首が固くて、回すとギシギシいう
・喉が少しいがらっぽい

【今日のテーマ】
◆舞台上でも深い呼吸を忘れずに

【ふりかえり】
今日の稽古は、昨日の通しを経て浮かび上がった問題点の解消と、一部の役の方向性の修正を中心に細かく返してゆく形式で行っていった。
おそらくこれからはこのようにして「通し→浮き彫りになった課題の解消のための返し」というサイクルに突入してゆくと思う。

この段階に入ってくると、自分が稽古でやるべきことというのはかなり明確になってくるため、作品の完成度が日一日と高まってくるのをはっきりと実感することができるようになってくるだろう。
が、それだけに、やるべきことにばかり追われ、それらをこなすことにばかり力を割いてしまわないように気を付けたくもある。

やっぱり創作の現場に身を置いている以上はいつだって作品の更新のため、やらねばならないことをこなすだけでなく、それ以上の成果を望みたくなってくるのが俳優の性というものだと思う。
やるべきことをやる、ということは最低限のレベルの話で、言い換えればやって当然のことであり、如何にしてその上に自分達のやりたいことを上乗せすることができるのかが、俳優としてのアイデンティティなのではないかと、そう自分は思っている。

ただこなすだけならば誰であったって構わない訳で、そんな架け替え可能な取り組み方で創作をしているなどとは口が裂けても言いたくはない。
やるからには、今の自分達に生み出し得る最高のレベルを目指すのが創作に携わる人間にとっての矜持であるはずだからだ。

従って、今後稽古を重ねてゆく中で自らのやるべきことが次々と明確になっていったとしても、決してそれだけをこなすだけで終わり、というような消極的な考え方で臨むことはせずに、もっと高みを目指し攻めの姿勢で稽古へと臨んでゆくようにしたい。

課題の解消などはやって当然のこと。
そこに何を上積みしてゆけるのかが、勝負である。

【備忘録】
・カイコーの質感が全体的に変化したことによりそこに関わる際の小節のあり方もだいぶ変わったのだが、結果的に、かなり前よりもやり易くなったように感じる。カイコーに関わる一つひとつの行動が、いずれも以前やっていた時よりもしっくりくるようになっていて、かなり小節の中の生理が繋がった気がする。今後はこの変化を利用して、カイコーとの関係性により深みを持たせられるようなアプローチを色々と試してゆきたいなと思う。

・昨日の通しで課題となっていた小節の長台詞のシーン時のとある小道具の捌き、ベストとは言い難いがこれまでの中では最も危険の少ない手段を見付けることができた。ただ、この手段はちょっと大袈裟な言い方かもしれないが個人的には己の美学に反するやり方ではあるので、他の手段も探ってゆくようにはしたい。

・これも昨日の通し時に気になっていた小節の長台詞の際の質感。今日も試しに昨日の方向性のままで、もう少し整理整頓して行ってみた。結果、この方向性でもありなのかもしれないなと、そんな風に感じてきた。肩の力が抜けた状態でのアプローチのため、傍目には一見エネルギーダウンしてしまっているかのようにも見えているかもしれない。が、実は内包しているエネルギーは前々回の稽古まで行ってきていたものと大差ない実感が自分の中ではあって、それはつまり、これまでよりもエネルギーを自らの中へと封じ込める力の方を強めたため、外からは静かに見えている、ということである。なので今後は、この強化した封じ込める力を保ったままで、それでも抑え切れないようなエネルギーを自らの中に生み出してゆけるようにしてゆくことが目標になってくると思う。もし、この状態のまま初通し時に発することのできただけのエネルギーを外に出すことができるようになったならば、たぶん小節という役は今よりも2段くらい上のステージに至れるのではないかという気がする。初日までには最低でもそこへ至れるようにしたい。

次回の稽古は8/7(火)になります。

【次回(8/7)稽古に向けて】
◆宿題…小節についての整理整頓を行っておく
◆テーマ…もらって、かえして。循環を心がける


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-08-04 00:41 | 稽古場日記