演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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8/3(木) 『方丈の海』稽古45日目

8/3(木)20:00~22:30(第2回目通し) @卸町イベント倉庫

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・陽射しが痛い。但し空気は柔らかい
《空間》
・慣れてきたためなのか、音の反響があまり気にならなくなってきた

【稽古前の身体状況】
・身体の芯の方に熱が滞留しているような変な感覚
・それに伴ってか、妙に身体に力が入りにくい
・少しだけ、右側の頭が痛む
・時々、変な咳が出る
・猫背

【今日のテーマ】
◆とにかく強度ある身体を意識して

【ふりかえり】
本日が2回目の通し。

前回の通しから1週間以上の時間が経っていながら実質2回分しか稽古を行っておらず、正直どうなるかなと思ったのだが、意外といい滑り出しだったので前半部分は非常によい出来となっていたように思う。
それは冒頭のコロスのシーンが始まった時点で感じていて、前回の通し時よりもまるでエネルギーが違っていたので「お、今日はいけるかも」とすら思えたのであった。

が、物事はそうそう簡単には運ぶ訳がなく、中盤辺りからそのエネルギーも徐々に落ちてきて、終盤のシーンに入った時には完全に息切れ状態で、どうにも乗り切れないような妙な感覚のままに最後までいってしまった。

その影響があったのか、結局今日の通しのタイムは前回よりも6分も多い132分であった。
おそらくは後半部に限っていえば体感としての時間はもっと長く感じたのではないかと思う。

今回の作品は、お客さんの側も猛烈にエネルギーを消耗するようなとても重厚な作品である。
それだけに、演者側の人間がぐいぐいと客席を巻き込んでいって頭ではなく身体で観てもらえるような状態で対峙できるようにしてもらわないと、観客はその作品の重みにただただしんどい思いをさせられるだけになってしまうのだ。

そういう点で今日の通しの後半部は、本当にぎりぎりのラインであったと思う。
別に見られたもんじゃない、という訳ではなかったのだが、しかし前半部のあのいい状態を経てのあれでは、相対的に悪くも感じてしまうだろうから、尚更観ている側としてはだれてしまう可能性が高かったのではないか。

なので今後は、この作品全体を通しての安定感を如何にして獲得してゆくか、が課題になってくるのかなと思う。
但し安定とはいっても、力の出し惜しみをしながらの、帳尻合わせの安定ではなく、最初から最後までぐいぐいと観客を巻き込み続けることのできる強いエネルギーをどのようにして維持してゆくことができるのか、という攻めの姿勢によって獲得しようという安定でなければならない。

でないと作品のスケールはどんどんと小さくなっていってしまうだろうし、そんなことに稽古を費やしてしまうのはあまりにももったいなさ過ぎる。
やるからには、今の自分達が望みうる最高の成果を目指したいのだから。


まだまだやることは多い。
それは個人的にも、座組全体としても、である。

それだけに、とにかく今の自分にできることをまずは確実に、積み上げてゆくことに集中していこうかと思う。

【備忘録】
・小節の長台詞のシーンの時に使う小道具の捌きをどうにかせねばならない。今日のやり方では、一歩間違えれば大怪我に繋がってしまう危険性があるなと感じた。まあ、よくよく気をつけていけばなんとかできなくはないとも言えるのかもしれないが、しかし万が一の事態が起こった時のリスクを考えると、とてもじゃないが今のままのやり方がベストだとは思えない。リスクを完全にゼロとすることができなかったとしても、身体に関わる危険は可能な限り減らしておくに越したことはないのだから、一切の妥協はなしで考えておく。最悪の場合は、石川さんとも相談することを視野に入れてみてもよいと思う。

・同じく小節の長台詞のシーン、今日は前半部が驚くほどによかった実感があったためそれに任せてみた状態であのシーンへ突入してみたのだが、ちょっとあれが小節という役のこれからにとってどうであったのかが判断つきかねている。力は抜けていて、しかしエネルギーは決して落ちていた訳ではない、という感触だったのだが、もう少し表に溢れ出てくるような激しさは必要なのではないかなとも思えて、もう少し探ってみたいなと、そんな風に思ったのだった。とりあえず明日、もう一度今日の方向性で試してみようかなと思う。そこで次の一手を見極めてみようかと。

次回の稽古は8/3(金)になります。

【次回(8/3)稽古に向けて】
◆宿題…引き続き小道具の捌きについて考えておく
◆テーマ…舞台上でも深い呼吸を忘れずに


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-08-03 02:36 | 稽古場日記