演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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7/20(金) 『方丈の海』稽古40日目

7/20(金)20:00~22:30 @卸町イベント倉庫

【外界への印象】
《天候》
●曇りときどき雨
・しっとり冷たい空気
《空間》
・ずしっと重みのある質感の空気

【稽古前の身体状況】
・しつこく咳が出る
・気付くと眉間が険しくなってしまってる
・首周りにうっすらロックがかかってる
・腰がしくしく痛む
・目がしょぼしょぼする

【今日のテーマ】
◆小節としての身体を徹底的に意識して、

【ふりかえり】
今日は、冒頭のシーンから順に、丁寧に返しつつ稽古を行っていった。

やはり作品の全体像がはっきりすると、個人差はあるもののみんな役そのものの厚みが以前よりもまるで違ってくるのがわかるので、それが楽しくて仕方がない。

自分自身、小節の初登場のシーンの身体のあり方が以前に行った稽古時とは全然違っていて、しかもそれが今までやってきた中で最もしっくりとくるものであった。
特に「こうしてやろう」とか、そういった変な意図を絡めずとも自然にそう変化していたことが、これからの小節との向き合いにとって非常に価値のあることなのだろうなと思っている。
また、この変化が小節という役の更新のための貴重な足掛かりになってゆけそうなことも、とても大きなことである。

また、襤褸とのシーンでも、今日は自分で自分に驚いた瞬間があった。
とある台詞に対し、これまでとは全く違った反応を示したのだ。
自分自身でも、その台詞がくる直前までそんな反応を返すだなんて全く以て思いもしなかった。
が、結果的に驚くほど自然に、身体が襤褸からの言葉に反応し、行動していた。

まあ、正直言ってもう自分は小節のことをコントロールしようだなんてことを一切考えていなかったりしているので、たぶんそういう姿勢が今のいい結果を生んでいるのではないかなと思っている。

もちろん、コントロールしないとはいっても、野放図にやりたい放題やる、という意味ではない。
これまでに積み重ねてきた稽古を信じ、最低限の抑えるべきポイントだけを抑えておいて、あとはその場で起こったことに身を委ねてみる、というスタンスで臨んでいるのだ。
つまりは、それだけのことを自分はこれまでの稽古でやってきているんだ、という自負と、確固たる自信が今の自分にはある、ということである。

お陰で今は、本当に稽古が楽しい。
まあ、だからこそのしんどさもあるのだけれども。
しかし、そのしんどさはかなり前向きなしんどさであったりもして、全然苦にはならない。

なのでこの調子で、今後もどんどんと攻めてゆきたいなと思っている。
でないと勿体なさ過ぎるから。

【備忘録】
・ととに自分の持っている物のことを説明する際、動きにばかり気を取られ過ぎて言葉そのものが流れてしまっている。ちゃんと自らの発する言葉の一言一言に、必然性と責任を持たせて台詞は発さねばならない。何となくで声に乗せてしまうことのないよう、細心の注意を払いつつ、やり取りをすべし。

・襤褸とのシーンの最初の方で、目の前に広がる海のイメージの持ち方が甘過ぎる。このシーンの要となる要素なのだから、もっと明確に、鮮明にイメージを持って臨まねば、このシーンの魅力は半減どころか、下手をすれば死んでしまうのだという緊張感を持って臨むように心掛ける。

次回の稽古は7/21(土)になります。

【次回(7/21)稽古に向けて】
◆宿題…台本を読み返してみて、作品全体の流れの再確認を行っておく
◆テーマ…その時に小節の目に映っているであろう景色のイメージを鮮明に


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-07-21 03:19 | 稽古場日記