演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

7/10(火) 『方丈の海』稽古33日目

7/10(火)20:00~22:30 @卸町イベント倉庫

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・とにかく蒸し暑い
《空間》
・空気も音も、かなり篭っているような印象を受けた

【稽古前の身体状況】
・右腰を伸ばすとぴりっと痛む
・喉が少し荒れ気味
・猫背気味
・頭が重い
・決して重心が高かったりする訳ではないのだが、何かこう、定まりきれない感覚がある

【今日のテーマ】
◆切実に

【ふりかえり】
序盤のシーンを久々にやってみたが、予想通りというかなんというか、前半部だけを稽古していた頃よりもだいぶ小節のあり方は変化していた。
その変化はいい変化だったのか悪い変化だったのか、それについてだが、個人的にはとてもいい変化であったのではないかと感じている。

特に、あまり強く意図せずとも役の佇まいがいい意味で軽くなっていて、以前は散々苦労して一つひとつ慎重に削いでいっていた小節という役の余計な贅肉部分が、今日の久々の返し稽古時には自分でもびっくりするほどに綺麗に削がれており、非常に小節という役のフォルムが洗練されてきているなという実感がある。
おそらくは、この変化した序盤のシーンの経験が、今度は後半のシーンの再変化に繋がってゆくのだろうなと思う。

そんな感じで、作品の全体像が見えてくると、それぞれバラバラであったシーン達が相互に影響し合ってゆくため、今後は一人の役のほんの些細な変化すらも作品全体の変化へと繋がってゆくことだろう。

他の人はどうかは知らないが、自分は、創作の段階がここに入って以降が最も楽しい時期であると思っている。
なので今後の稽古では、自らで意図するまでもなく創作ペースはどんどん上がっていってしまうのだろうなと思う。

しかしだからこそ、慎重に、一つひとつを丁寧に積み重ねてゆこうという意識だけは忘れずに持っておくよう心掛けて、稽古へと臨むようにしてゆこうかと。

【備忘録】
・相変わらずその日の一発目に弱い。何度か返してゆく中で掴んでゆこうという発想で取り組むこと自体にはさほどの問題はないだろうし、そうでなければ見い出すことのできない感覚もたしかにあるかもしれない。が、それはまた別の問題であって、その日の一発目の稽古を中途半端な姿勢のままで取り組んでいい理由にはならない。ちゃんと、その日の稽古のど頭からベストのパフォーマンスを発揮できるよう準備することが俳優としてのアップであり、そこを怠ることは作品にも共演者にも非常に失礼なことである。そこのところをしっかりと自覚すべきだ。

・小節の長台詞のシーン、今日も今ひとつであった。たぶん、今やろうとしているアプローチの実践の仕方が中途半端なんだと思う。どうせ稽古なのだから、一度極端にやってみればいいじゃないか。そうやって極端にやってみた中で見えてきたものを手掛かりに、次の打つべき手を考えてゆけばいい。どんなに素晴らしいアプローチを思いついたとしても、その手法に飛び込もうとする覚悟が弱ければ、それが適切な手段なのかどうかは判断し難くなってしまう。やるなら全力で、その形も極端にやってみればいい。間違っていたら間違っていたで改めて他の手段を探してゆけばいいのだから、半歩くらいは前進できるはず。半端にやればその手段がどうであるのかは判断し難く、停滞の原因となってしまう危険性が高い。

次回の稽古は7/11(水)になります。

【次回(7/11)稽古に向けて】
◆宿題…稽古時にベストに身体を持っていけるような生活行動を採ってみる
◆テーマ…とにかく一つひとつをやり切る


横山 真
[PR]
by yukinone_makoto | 2012-07-11 02:11 | 稽古場日記