演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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7/9(月) 『方丈の海』稽古32日目

7/9(月)20:00~22:30 @卸町イベント倉庫

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・夕方から急に冷えてきて、体感としては実際の数字よりも寒く感じた
《空間》
・今日は一段と無機質な感じがした

【稽古前の身体状況】
・とにかく頭が痛い
・咳が出たり出なかったり
・少しだるさも感じる
・但し重心は安定している感じがする
・首周りががちがち

【今日のテーマ】
◆イメージを明確に、そしてマニアックに

【ふりかえり】
今日の稽古は、後半部分を最後までざっと流してみる感じで行った。
まあ、流す、といっても、結構随所随所ではしっかり止めながらではあったのだが。

そして今日の稽古、で台本上の全シーンを最低1回以上は立って稽古したということになる。
なかなかキャストが勢揃いすることがなかったためにここまで時間はかかってしまったが、しかしこうしてどのような形であれ全てのシーンを一先ずは舞台上に上げることができたのはとても意義のあることだと思う。

やはり台本を読んでみて想像をするだけの時よりも、実際に立体に起こしてみた後の方が圧倒的にそのイメージに具体性を帯びてくるのは当然のことなのである。
特に作品全体を立体に起こしきってみないと見えてこないものも沢山あるため、まだ本番まで一ヵ月半以上も残しているこの段階で全てのシーンを体験できたというのは、とても大きなことであると思う。

たぶん、これによって前半部分も大きく変わってくるのだろうなと思っている。
というか、変わらない方がおかしい。

もちろん役によってその変化には個人差はあるだろうけれども、しかし、クライマックスという物語的にも大きく動きが生まれるであろうシーンの稽古を行っていれば、役についての発見量もそれ相応に増えてゆくのが自然で、そんな新たな発見が増えてくれば、その役のあり方そのものにも変化が生じるのはごくごく自然な話であるはずだ。
そして役そのものに訪れた変化を踏まえた上で、これまでに創ってきた前半部分の稽古を行えばすんなりいく訳がなく、だからこそ、これまでに創ってきた役と、後半部分を経験して変化した役とのすり合わせの作業が必要になってくるのであり、その作業こそが、役をより深めるためには必要不可欠な作業なのである

そんな訳で、おそらくはここから稽古も佳境に入ってくることになる。

作品の全体像を掴むことでグンと伸びてゆく人もいるだろうし、ここまでで地道に積み重ねてきたものが徐々に花開きつつある人もいるだろうし、はたまた壁にぶつかってしまうような人も中にはいるのかもしれない。
いずれにせよ、こっからはもう一段ギアをあげて取り組んでゆく段階に入ったことは確実だと思う。
自分としても、気を入れ直してより強い集中力とエネルギーを以て稽古へと臨んでゆきたいなと思っている。

【備忘録】
・小節の長台詞のシーン、今日はこれまでにやった中で最低の出来であった。あんなものはただそれっぽく言葉をこねくり回しているだけで狂気でもなんでもない。何よりイメージと身体がちぐはぐで、全然追っついてなかった。確かに昨日つけられたのは非常に難しい演出ではある。が、石川さんが「こいつならできるだろう」と信じて任せてくれた演出である以上、そんな「難しい」なんてことを理由に停滞はしてられない。今日の休憩中に色々と試してみて解決策は見えてきたのだから、それを確実にモノにできるようにしたい。

・小節の最後の感情を発露させるシーン、今日のだとエネルギーはいいのだけれどもあれでは小節ではなくて横山だ。訛りも中途半端になってたし、何より相手役ともみ合った直後のポージングがいちいち格好良すぎるのが駄目だ。役を演じている最中に役のことを忘れるなんて役者として一番やっちゃいけないことだろう。激情を発露させることはある種の快感も伴ってしまう危険があるのだから、そこに対しては慎重過ぎるくらいに慎重に扱ってゆく必要がある。そもそもあの台詞はそんな気持ちよく発することのできる台詞じゃないはず。もっと小節の想いに真摯に向き合ってゆかねば、ここまでの積み重ねが台無しになってしまうだろう。切実さだけは、決して忘れないように。

次回の稽古は7/10(火)になります。

【次回(7/10)稽古に向けて】
◆宿題…引き続き体調を整える
◆テーマ…切実に


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-07-10 03:02 | 稽古場日記