演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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7/2(月) 『方丈の海』稽古27日目

7/2(月)20:00~22:30 @卸町イベント倉庫

【外界への印象】
《天候》
●曇り
・からりと晴れているようで、日の入りと共に若干の湿り気のある空気が
《空間》
・音の残響が激しくて、何を言っているのかがかなり聞き取りにくい

【稽古前の身体状況】
・体勢によって、右腰がぴりっと痛む
・アキレス腱が短くなっているような変な感じ
・首が左右で張りが違っていて右の方が向き易い
・重心が踵寄りな気がする
・息がみぞおちより下に落ちてきにくい感じ

【今日のテーマ】
◆前提を手放してみる

【ふりかえり】
月も変わり、今日から卸町にあるイベント倉庫にて稽古となる。
毎日同じところで稽古を行えるのは、やはり非常に有り難いことだ。

それに空間そのものが非常に広いため実寸で稽古を行えることが非常に大きい。、
本番に近い環境で上演を想定して稽古を行えるというのは、小屋入り後に考えねばならないことや意識を割かねばならない要素をかなり減らすことに繋がるので、より作品のクオリティの向上へと力を注ぐことが可能となるからだ。

まあ、ひとつだけ難を言うならば、倉庫内での残響が酷すぎて、何を言っているのかがわかり難い点。
この点にだけは注意して稽古に臨まねばなと思う。

何故なら、こういった環境下で稽古を重ねてゆけば、どうしたってこの残響に対応した芝居や身体になっていってしまうためである。
だからこそ、今の自分がやっている芝居はこの空間用の芝居なのかどうなのか、それをちゃんと自覚しておく必要があって、もしそれがこの空間用に行っている芝居であるのならば、後々小屋入りしてから10-BOXの空間にその芝居を対応させてゆかねばならないのだ。
とはいえ過剰に気にしてしまって芝居そのものが崩れてしまえば元も子もないので、毎回の稽古後に、その日の稽古がどうであったのかのフィードバックを行うことを心掛ける、という程度のあり方で問題はないとも思う。
今回の公演自体、小屋入りから初日までに少し時間的余裕もあるので、そこら辺もある程度考慮に入れておいて考えてゆけばよいのではないかなと、そう思う。


さて、そんなこんなで本日の稽古。
今日は、この空間、そして実寸での芝居に慣れるため、ここまででできた前半部のシーンを軽く止め通しという形で行ってみた。

やはり空間が全然違うので、これまでとは全く以て勝手が違う。

芝居中の導線についてもこれまでの想定とはだいぶ違っていて、結果、いくつかの変更が加わることとなった。
が、そうはいっても全体の流れが滞るほどのレベルではなく、誤差の範囲内で収まる程度のものであったので、導線についてはさほど問題を感じてはいない。

それよりも自分が一番厄介だなと感じたのは、諸々の距離感(共演者、観客、空間、場所イメージ)が小さくまとまってしまっていて、舞台上を全体でとらえてみた時にところどころスカスカな箇所が目立ってしまっているなという点。
まあ、それも慣れてくれば自然と埋まってくるかとは思うのだけれども、しかしそこで気をつけねばならないのが、先にも書いた「この空間用の芝居」によって埋めてしまおうとしてしまうこと。
あくまでもこの倉庫は稽古用の場所であって、本番は10-BOXである。
そこのところをちゃんと想定した上でこの舞台上の空白を埋めるようにしてゆかないと、小屋入り後にその皺寄せが訪れることに繋がってしまう。

なのでここで重要になってくるのは、「これまでの稽古でやってきたことを決してなかったことにしない」という点に尽きると思う。
ちゃんとこれまでの稽古での積み重ねを踏まえた上で、そこを土台にしてこの空間へと対応してゆくことが重要で、その働き掛けが、自らの芝居に厚みを与え、後の小屋入りの際にもその経験が活きてゆくのだ。

なので行き当たりばったりの対応だけは避けたいなと、そう思っている。


きっと今後も、稽古を重ねる毎に色々と気になる点や不都合な点が増えてゆくことになるかと思う。
しかし、上にも度々書いた「これまでの稽古の積み重ねなかったことにしない」ということさえ忘れなければ、きっと大崩れをするようなことはないはず。

なので、何か問題が起こったとしても、一つひとつ落ち着いて対応してゆくよう常に意識し、稽古に臨んでゆくようにしてゆきたい。

【備忘録】
・小節の芝居が悪い意味で固まってきてしまっている。特に内側のうねりが足りなさ過ぎる。もっと自らで揺さぶりをかけてゆく意識を持って稽古に臨むようにしてゆかないと、いずれ身動きがとれなくなってしまう。もっともっと身体で考え、身体で人と向き合ってゆくよう心掛けてゆく。

・小節の歩き方、少し見えてきた気がする。おそらく向かっているベクトルとしては悪くはないと思うので、あとは重点的に意識すべきポイントを細分化させて考えてみるとよいかもしれない。

次回の稽古は7/3(火)になります。

【次回(7/3)稽古に向けて】
◆宿題…後半部の台詞の確認
◆テーマ…自らに揺さぶりをかけ続ける


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-07-03 00:30 | 稽古場日記