演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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6/15(金) 『方丈の海』稽古19日目

6/15(金)20:00~22:00 @10-BOX box-3

【外界への印象】
《天候》
●曇り
・空気がほんのり冷たいって感じ
《空間》
・視覚的印象:人数のせいか、どうもすかすかな印象がした
・音:音もなんだかぼんやりとした印象
・その他:場所によって床がべこべこしてたりするのが気になった

【稽古前の身体状況】
・やっぱり右腰がかなり痛む
・変な咳が出始めると止まらなくなる感じ
・呼吸が浅く、声が軽い
・どうも今ひとつ集中力に欠ける感じがする
・下半身の踏ん張りがもうひとつきかない

【今日のテーマ】
◆敢えて色々手放してやってみる

【ふりかえり】
今日の稽古、自分は襤褸とのシーンを中心に行った。

どうも最近、このシーンでの小節のあり方が自分の中でしっくりとこなくなってきていて、その原因がなんなのかがいまいち掴めずにいた。
なんというか、段々と自分に小節という役が近付いてきてしまっている気がしてきたためだ。

別に自分に近付いてくることそのものが悪いという訳ではないとは思う。
が、今の近付き方は、そうした方が自分にとって楽だからという、必ずしも小節という役を形作ってゆくために必要だからしているものではないように感じているのが問題なのだ。

ただ、そう感じるようになったのも、他のシーンの小節のあり方がだいぶ明確になってきたからこそ相対的にこのシーンが自分に寄ってきているように感じてしまうようになってきたのかもしれず、そういう風に考えてみればあまり悪い傾向だとも考えなくてもいいのかもなとも思っている。

従って大事なのは、これからどうすべきかだ。

この襤褸とのシーンは、他のシーンとは違って象徴的なシーンであり、それによって小節のあり方も他のシーンの時とはだいぶ質感を変えて臨む必要があるシーンなのだが、もしかすると、象徴的であるがために色々なイメージなり自らの身体の状態についてを雰囲気でとらえてしまっていたのではなかろうか。
だからこそ、他の写実的なシーンの方が具体性を帯びてきて、小節という役の細かなディティールも明確になってきた今、作品全体を俯瞰して眺めてみた時に、ここのシーンだけが妙に浮いてしまっているように感じられてきているのかもしれない。

ちょっと改めてこのシーンの小節についての諸々を突き詰めて考えてみようかと思う。
というか、これまでに積み重ねてきた小節という役そのものを、一度崩してみる時期がきたのかもしれない。

ちょうど稽古後には共演者である久美子さんにも色々とアドバイスを頂き、これまでの自分の視野の中には入っていなかった発想を与えてももらえたこともあるので、次回までには何かしらの回答を出せる状態にしてみようかと。
そしてその中から感じたものを大切にして、小節という役を再構築させてゆけたらなと思う。

【備忘録】
・襤褸とのシーン、上記の点以外でも気になる点があって、それは、結構回数をやっているシーンなだけに芝居自体が少々固まってきてしまっているという点だ。次に相手がどう出てくるかがある程度予測できてきてしまっているため、心のどこかで安心してきてしまっている部分がある。しかし今のやっていることがベストな訳ではないのだから、固めてしまうなんて勿体無さ過ぎることだ。もっともっと色んな可能性を探ってみることを止めずに攻め続けてゆかねば、せっかくの素敵なシーンなのに腐っていってしまう。そこをもっと強く意識して、稽古に臨むよう心掛けてゆく。

・全体的に、自らの芝居に対して若干の飽きがきているんじゃないのか。飽きてきたなと感じたのならば、飽きないようにするために必要なことを探すことも役者の務めじゃないのか。しかし本来なら舞台上でやるべきことなんて果てしなくある訳だし、飽きる、なんていうのは役者としての怠慢以外の何者でもないんじゃないか。もっともっと貪欲に作品について役について追究してゆけばいいんだし、更新の速度だってどんどんと早めてゆけばいいんだと思う。飽きるだなんて100年早いわ。

横山の次回稽古参加は6/18(月)になります。

【次回(6/18)稽古に向けて】
◆宿題…身体のケア
◆テーマ…固まってきたものを一度崩してみる


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-06-17 00:45 | 稽古場日記