演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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5/22(火) 『方丈の海』稽古4日目

5/22(火)20:00~22:00 @IQ150スタジオ

【外界への印象】
《天候》
●雨
・冬に逆戻りしたかのような肌寒さ
《空間》
・視覚的印象:タッパがあるとやっぱり広く感じる
・音:雨音もさることながら、声の響き方が独特で聞きにくい声とそうでない声に分かれるなという印象
・その他:雨の割には空気はあまり湿っている印象がなかった

【稽古前の身体状況】
・左腰が張っている
・ぼんやりと頭痛がする
・古傷の左足でなく、何故か反対の右足首がじんわりと痛む
・重心が胸の辺りなんじゃないかというくらい高い
・後方への意識が薄い気がする

【今日のテーマ】
◆自分の身体に嘘をつかない

【ふりかえり】
今日、早くもというか試しにというか、立ちながらの稽古となった。
まあ、台本は手に持った状態で構わないから、という半立ちの状態での稽古だった訳だが。

この段階で身体で役を探ることができるようになったというのは、自分としてはかなり有り難いことだ。

もちろん読み稽古の重要性についても重々認識しているつもりなのだけれども、しかし今回の場合は一度中断を挟んでいることもあって役に対する距離感が自分の中で変に固定されてしまっていたので、座った状態で読む、というアプローチから変化を加えることができるのはとても視野が拓けるものであったのだ。

自分としては、この好機ともいうべき変化を最大限に活かすため、早速台本を離した状態で立ち稽古に臨んだ。
まあ、自分の役がさほど台詞の分量も多くなく、どちらかといえば存在そのもので勝負せねばならない役であるために可能であったともいえる訳なのだが(とはいいつつも、もし台詞の分量が多い役であったとしてもこのタイミングで台本を離せるような準備はしていたと思うが)。

やはり自分は、台本を離してからが勝負の俳優なんだなということを改めて実感した。
一回毎の稽古の返しの度に得られる発見量がこれまでの読みの時の比ではないからだ。

お陰で石川さんからの要求もかなり具体的なものとなってきていて、稽古4日目としてはまずまずの状態で役と作品とに向き合えているのではないかと思う。
特に目線に関する演出にまで言及してもらえたことは、今後小節を探ってゆく上でかなりの大きな収穫となれたと思っていて、これは台本を離したからこそ、そこまで至ることができた訳だ。

試せる時間と機会は多いに越したことはないのだから、この調子で今後も先手先手で攻めてゆけるようにしたい。

【備忘録】

・今日受けた小節の居ずまいや目線についての演出を、しっかりと自らの生理に落とし込む。言われた形をなぞるのではなく、小節という人間がこれまで生きてきた結果が今日つけられた演出の形になった、とせねばならない。これは前回の稽古場日記で触れた声についても同様で、今日の感じではまだ足りない。声量自体も、その声量になった理由の具体性も、説得力も。

・小節の動きについてをよく考えておく。普段の居ずまいがかなり特殊なだけに、それが外れた時にどのような変化が起こるのか。変わる部分と変わらない部分、また変化するのはどういう時か、誰に対してか、それらについてを一つひとつ明確にしてゆく。

・日頃の身体の鍛え方に工夫を加えようと思う。とりあえず下半身は今まで以上にしっかり鍛えてどっしりとした身体を強く支える土台を築くようにし、上半身の方は腹筋までは入念に鍛えるとして、それより上は細い筋肉をつけられるようなトレーニング(持久系)を重視して行うことを心がけるようにする。これは小節のイメージに自らの身体を近付けるためのもので、露出する部位は細く、衣装で隠れる部位は実用性重視で、という筋肉のつけ方を目指してみようかと。

・小節という役の衣装というか小道具の捌きについても考えておく。かなり特殊なものなので普段要求されないような神経を使わねばならないであろうから、徹底的に想定しなければならないだろうし、なるべく早めに仮のものでも用意して稽古で使うようにする。

次回の稽古は5/23(水)になります。

【次回(5/23)稽古に向けて】
◆宿題…今日受けた演出を、自らの生理に落とし込む+台詞を完璧に入れる
◆テーマ…制約の多い中でも、受信を忘れない


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-05-23 01:51 | 稽古場日記