演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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4/17(火) トレーニング稽古7日目

4/17(火)20:00~22:00 @10-BOX box-3

【外界への印象】
《天候》
●くもり時々雨
・雨が降ったりしていた割に、空気そのものは湿り気をあまり感じなかった
《空間》
・視覚的印象:ちょっと空間内にあるもの一つひとつとの距離感が掴みにくい感じ
・音:良くも悪くも、あまり音に対して注意が向かなかった
・その他:空間に対し、お客さんな気分

【稽古前の身体状況】
・声帯が少し荒れ気味
・腹が痛む
・呼吸が浅く、声の位置が落ちきらない
・猫背
・左右の筋肉のバランスが崩れてる、特に左腰がかなり張ってる

【今日のテーマ】
◆とにかく感じ、発する

【ふりかえり】
『方丈の海』の上演時期の延期を受けて、今、OCT/PASSではこの『方丈の海』稽古再開までの空いた期間を使い、トレーニング稽古を行っている。
自分は、先週一週間関東に行っていたため、少し出遅れての稽古参加となった。

テキストは石川さんが過去に書き下ろした短編戯曲『遥かなり甲子園』。
東北のど田舎の高校野球部が、あり得ないような幸運が重なり甲子園出場を果たしてしまい、それに浮き足立つ校長はじめPTA会長等が訳の分からないハチャメチャで不毛なやり取りを延々繰り広げる、という完全なドタバタコメディである。
また、今作の登場人物4名は皆猛烈な訛りを持った人達で、そのキャラクターも恐ろしいほどに濃く、とてもじゃないが一筋縄ではいかない人物達である。

はっきりいって、自分にとっては最も苦手な要素を求められる作品であると言ってよく、これは個人的な話になるかもしれないが、まさしくトレーニングのために行うテキストとしてはこれ以上ないほどに打ってつけの作品なので、とても有り難いなと思っている。

が、それだけに、ただ何となくでこのテキストと向き合ってしまうことはよろしくないと思うし、それではトレーニングと銘打ってまで行う意味もないなと思っているので、やるからには明確な目的意識を持った上で取り組んでゆかねばなと思う。

では、その目的、をどこに定めるか、といえば、まず大きいところでの目的としては「石川さんにこのテキストとこの面子で再演をしたいと思わせる」ことかなと考えている。
トレーニングとはいえ創作でもある訳なのだから、やるからには上演を目指したいし、板の上に乗せることを想定した上で取り組んでゆく姿勢は、絶対に忘れてはならないと思う。
まあ、トレーニング、という「上演を目的にしていない」場だからこそやれることもあるので、あまりにも上演を想定することにとらわれてしまうのも考え物ではあるが、しかし、基本的に舞台作品というものは人に観せることで完成するものであり、そこの部分は決して外せない部分でもあるはずである。
なので、上演を目的としていてはできないような無茶も適度に混ぜつつも、それと同時に、作品のクオリティを高めるための最大限の努力をし、その作品で以て観た人の心を動かすくらいのものを創り上げねば、この先へと繋がってゆくような成果には結びついてはいかないのではないかと思う。

自分は、このトレーニング稽古を「いい経験」で終わらせるつもりは毛頭ない。
やるからには、現時点で出せる最高のものを創り上げねば意味がないと思っているし、そのためにはやれる限りのことはやってゆきたい。

他にも小さな目標はいくつもあるが、それについては今後少しずつこの稽古場日記の中で触れてゆこうかと思っている。


本日の稽古を通じて感じた今後へ向けての自らの課題。

・体力がなさ過ぎる。特に台詞を発する体力が、圧倒的に不足している。あれでは今回のテキストを身体に落とし込もうにも身体に余裕がなさ過ぎて、発する音の質感にメリハリをつけられない。もっと音に多彩な色を付けられるようにせねばならないし、そのためには声を発する土台がしっかりと安定したものでなければならない。

・相手を見ていなさ過ぎ。たしかに一度も読まず、文字通り初見の状態でいきなり本読みに入ったという状況ではあったが、しかしそれを差し引いても一人でやり過ぎていた。相手がどんな顔をしていたのか、どんな音で台詞を発していたのか、など全く覚えていないのがそのいい証拠だ。どんなに余裕がなかろうとも、相手の存在を忘れてしまうことだけは避ける。一人でやらない。

・注意力が散漫だった。自意識にとらわれ気味だった、とも言えた。別にどう見られようがいいじゃないか。初見なんだから、うまくいかなくて当然。なのにうまくやろうとしてどうするんだ。しかもうまくいかないことを誤魔化そうと余計なことまでやってた。没頭できていないからそうなるんだ。台詞を頭で読むな、身体で読め。もっと没頭して、体当たりでやってゆけ。


次回の稽古は4/18(水)になります。

【次回(4/18)稽古に向けて】
◆宿題…とにかく身体をいじめ抜いて、たるんだ心も身体も引き締める
◆テーマ…相手を見る


横山 真
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by yukinone_makoto | 2012-04-18 01:40 | 稽古場日記