演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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5/20(木)『しゃぼんのころ』 本番6日前

5/21(木)13:00~22:00 @STスポット

【外界への印象】
《天候》
●雨
・蒸し暑い
《空間》
●STスポット
・音の反響は、低音ならある程度拡散していてもすんなり聞き取れるが、高音は絞り込まないと音の輪郭がぼやけてしまうためにとても聞き取りにくい
・床が、絨毯1枚挟んでその下がコンクリートということもあって、足の着地の際の衝撃をうまく逃がしにくいため、膝より下に疲労が溜り易い
・地下ということもあって空気が篭り易く、また乾燥し易くもあるため、喉への負担が大きかったり頭がぼーっとしたりしがち
・これまでの稽古場で想定していたスペースに比べだいぶ広いような気がする。そのために生じた距離感の違いに少々の戸惑いを覚えてしまった
・広さの割にタッパがあるせいか、上方にばかり意識が向いてしまうような気がする。今日の自分はそれに伴って肚も浮いてきてしまったので、地に足を着ける意識付けをしっかりとした上で、稽古に臨みたい

【稽古前の身体状況】
・重心が左側に寄り気味
・腰にロックがかかっている
・何かこう、喉がすっきりせず、ことあるごとに咳払いをしたくなる
・猫背
・肚もやや浮いている

【今日のテーマ】
◆感情の振れ幅を大きく

【レポート】
今日明日の2日間は、公演会場であるSTスポットでの稽古。

『コドモ~』の時にも小屋入り前のST稽古はあったのだが、やはりこういう本番で使うであろう空間で実際に稽古を行える機会があるというのは、創作にとって大きなプラスの作用をもたらしてくれると思う。
それだけに、この機会を決して無駄にすることなく最大限有効利用してゆきたい。

が、今日の自分は、そこの部分に対して意識過剰な状態に陥ってしまったなと思う。
目の前の状況に没頭することよりも「自分の芝居と空間との刷り合わせ」にばかり意識が向いてしまったのだ。

しかし今の自分達が行っている作業は、どちらかといえば目の前の状況へと飛び込んでゆくことによってその瞬間瞬間に生まれてくるものを逃さず掴み取ってゆくという、非常に繊細な作業であるはず。
にも関わらず、それを無視してテクニカルな面にばかり目を向けてしまっていては、結果として生まれるものは「仏作って魂入れず」のものになってしまうんじゃないか。

今の自分達にとってまず大切にしなくてはならないものとはいったい何なのか。
そこを忘れてしまってうまくいく訳がない。

もう飽きるほど書いてきたことだけれども、自分は決して器用な人間でもなければそれを補えるだけのセンスも経験も持ち合わせてはいない。
ならばとにかく全力で泥臭くぶつかってゆくしかないだろ、と思う。

【今日の反省点】
・相手役との関係を構成している要素について、雑になってしまう時がある。大抵の場合、そういう時には相手役のことが全く見えなくなっていて、一人だけで芝居をしてしまっている時だ。自分の場合、身体が正直なためにそういう状態になると台詞も正確に言えなくなってリズムもガタガタになってしまう。常に舞台上に出てくる前には、自分の芝居で注意すべき点について心の中で一つひとつ指差し確認してから出てゆく癖をつけておきたい。但し、それは構えるということととは違うんだってことも、踏まえていなければならない。

・変に身体が固くなる時がある。芝居の上で必要に応じてわざとする緊張ならばいいのだが、そうではない余計な緊張は自らのパフォーマンス能力の発揮の妨げにしかならない。自分だけで責任の独り占めをしようとせず、相手との呼吸の循環を心掛けていれば、自意識による変な緊張は防げるはずだ。背負い込むな。

・いい時をなぞろうとしない。もう舞台上に出てしまったなら、相手との時間を楽しむことに没頭してしまえばいいだけのことだ。別に稽古でいい感触を得た時の感覚がベストではないんだから、常により上のクオリティを目指していれば「過去をなぞる」なんて発想にはならないはず。ということは、気持ちが守りに入っている証拠。攻めの姿勢で、そして楽しむ心も忘れずに。

次回稽古は5/22(金)になります。

【次回(5/22)稽古に向けて】

◆宿題…とにかく寝る
◆テーマ…飛び込む

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-05-21 01:32 | 稽古場日記