演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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5/13(木)『しゃぼんのころ』 稽古20日目

5/13(木)19:30~22:00 @青少年学習センター・和室

【外界への印象】
《天候》
●晴れのち曇り
・風に湿り気があるように感じる
《空間》
●和室
・視覚的印象:がらんとした、広いなって印象
・音:音が拡散してぼやけてしまう感じ
・その他:何故か物凄く広い空間にぽつんといるように感じる

【稽古前の身体状況】
・気付くと肚が浮いている
・先日転んだ時にぶつけた左足の脛・左肩の辺りがまだ痛む
・腰が痛む
・鼻の通りがもうひとつすっきりしない
・首の後ろがガチガチ

【今日のテーマ】
◆言葉にしない

【レポート】
昨日の稽古は急遽休みに、今日は遅めの開始と、軽いインターバルを挟んでの今日の稽古。
作品の構造そのものは大きく変わってはいないが、細かなディティールの部分でだいぶ思いきった変更が行われた。

今日の自分は、外から他の人のシーン稽古を観ているだけであったけれども、そうしているうちに、色々と昔のことを思い出していた。


思えば、自分もミニバスやってた時にはキャプテンやらされて物凄く悩んでいた。
しかも自分よりも明らかに上手い人がチーム内にいながらの指名だったせいで、かなり精神的にもきつかったのを憶えてる(当時自分はチームでは3番手の選手だった)。

今でこそ、肩書きなんてものは飾りでしかなくて、大事なのはそれをどう利用してチームへ最大限の貢献をしてゆけばいいのか、という考え方ができるようになったのだが、当時の自分としてはそんなキャプテンなんてものについて考えたことなんてなかった訳で、ある日唐突に「お前がキャプテンだ」と肩書きを与えられて訳が分からなくなってしまっていた。
自分の中に明確なキャプテン像がないのに「キャプテンらしさ」を求めてしまっていたのだ。

また、チームメイトとの距離感もそれまでとは激変してギスギスしたものになったし(まあ、これも自らの肩書きへの戸惑いによる自意識過剰的な発想が生み出した幻想だったんだろうが)、結局そういった不安定な精神状態が続いたことでプレイの方にも影響が出てしまっていたし、、、正直言って当時の自分は(こう明確に意識したことはなかったが)「早く終わって欲しい」とすら心のどこかでは感じてしまっていたような気がする。
そして、その先でまた新しい生活が始まる訳だから、別に今の関係に執着する必要もないなと、そう計算している自分も確実に存在していたのではないかなと思う。

まあ、実際には人生そんな簡単にリセットできるもんじゃない、ということが大人であればこれまでの経験によって分かるため、そんな簡単に今の関係や状況を見切ったりはなかなかできないだろうが、環境が大きく変化するような経験が圧倒的に不足している子供であれば、案外人や物事に対する見切りは早くなってしまいがちなのかもしれない訳で、今考えてみれば、当時の自分のそういった発想は、そのために生まれてしまったのかもしれない。


長々と個人的な過去の話を書いてしまったが、今日の稽古で行われたそれぞれの役のディティールの変更は、そういった子供特有の性質をよく踏まえた変更なんじゃないかなと感じたため、非常によい判断だったのではないかなと思う。
まあ、それはきっと、創作にあたってはより過酷な道を歩むことを意味するのだろうけれども、それも作品の深みを増すためには必要なことであるのだから、がんばるしかない。

そんなことを色々と考えているうちに今後が楽しみになってきた。

明日は最後の稽古休みだ。
有効に使って、残りの2週間、最後まで気を抜くことなく突っ走ってゆきたい。

次回稽古は5/15(土)になります。

【次回(5/15)稽古に向けて】

◆宿題…身体のケア
◆テーマ…言葉にしない

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-05-14 01:54 | 稽古場日記