演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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2/12(金) 『たゆたう、もえる』 本番前日

2/12(金)9:00~22:00(小屋入り) @こまばアゴラ劇場

【外界への印象】
《天候》
●雨のち曇り
・重みのある寒さ
《空間》
●こまばアゴラ劇場
・音の反響の仕方が、低音の場合はその輪郭がぼやけてしまう響き方で、高音になると音が拡散してしまい残響が酷いように感じる
・舞台上の足音が物凄く気になる
・埃っぽい
・タッパがあるせいか、実際よりも広い印象を受ける
・奈落の階段がかなり不安定なため、登り降りの際にはくれぐれも気を付けねば怪我に繋がる

【身体状況】
・喉や鼻や目などの粘膜部分が荒れ気味
・腰周りを中心に、全身重だるい
・よく腹が減る
・視野は狭くはない
・気持ちは高ぶってきている

【今日のテーマ】
◆泥臭く

【レポート】
本日、とうとう小屋入り。
今回は、自分にとっても非常に思い入れの強いアゴラ劇場での公演となるため、嫌が応にも気持ちは盛り上がってくる。
スケジュールはだいぶタイトではあるが、そんなことが全然苦にはならないくらいに楽しい時間を過ごせている気がする。

そんなアゴラ劇場に入ってみてまず感じたのは、音の反響の独特さ。
タッパがあるのも原因のひとつであるのかもしれないのだが、どうも他の人の声の聞こえ方もすんなり聞こえてこず、自分の声を発する際の感覚とその聞こえ方にも微妙なズレを感じてしまい、どうにも気持ち悪い感じがしてしまうのだ。
そこで自分は、少ない時間の中でとにかくどんな些細な声でもしっかり聞き取って、ひとつの声も聞き逃さないくらいのつもりで劇場内の音と向き合ってみた。

その結果到ったひとつのアプローチが、

「強い声が必要な際には低く鋭く」
「小さな声が必要な際には気持ち高めで芯は持ちつつも、その輪郭はぼかして」

という声の発し方のパターンで、これらを心掛けてみたところ、自らのイメージと聞いている側の印象のズレがだいぶ小さくなったように感じた。
まあ、とはいってもこれがベストではあるとは決して思わないし、まだまだ検証の余地はあると思うので、今後も引き続きこの空間の音の反響については考えてゆきたい。


今日は、仕込みの後に夕方から場当たりに入ったのだが、その場当たり前の空き時間にそうたの娘・くこ役であるまるまる(荻原さん)と色々と話したのだが、その際にまるまるから言われた言葉が、自分の中ではかなり大きな力となった。
また、昨日の通し時から悩んでいた作品を通じてのそうたの繋がりについても、その一言のお陰で場当たり時になんとか突破口を見出すことができた。

本当に、まるまるは心の底から尊敬できる素晴らしい人だと思う。
確実に、出会えてよかったと素直に思える人だ。

今日のこの一件も、いくら感謝してもし足りない。
それだけに、今日の場当たりで掴みかけたものは、明日の本番までにものにしたい。

泣いても笑っても、明日で今公演の初日を迎えることに変わりはない。
最後の最後まで、前を向いて前進してゆくことに専心してゆきたい。


【明日からの公演に向けて】
◆宿題…身体を休める
◆テーマ…信じる

横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-02-13 01:53 | 稽古場日記