演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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2/5(金) 『たゆたう、もえる』 稽古31日目

2/5(金)12:30~22:00 @青少年学習センター・音楽室→講習室

【外界への印象】
《天候》
●晴れ
・空気がパリパリしてて、物凄く冷たい
《空間》
●音楽室
・視覚的印象:壁か明かりのせいか?黄色っぽい印象を受けた
・音:音楽室なだけに音の反響が和らいで、声が聞き取り易かった
・その他:適度な広さだったので、すごく居心地がよかった
●講習室
・視角的印象:前の部屋の明るい印象の影響か、今日は暗い印象を受けた
・音:高音が割れて聞き取りにくかった
・その他:なんだか今日は本当に寒かった

【身体状況】
・内蔵がぐるぐるする
・腰が重い
・首から肩にかけて張ってる
・膝が突っ張ってしまっている
・少し頭がくらくらする

【今日のテーマ】
◆今、ここ

【レポート】
今日は2場メインで稽古をしていったのだが、ここにきてこの2場もかなり構成が整ってきたのではないかと感じられるようになってきた。
自分の役についても、今日追加となったシーンと既にあったシーンの修正によって、かなり繋がってくるようになってきた。

これはいつも感じることなのだが、マームの作品に出てくる役と向き合ってゆく際は、たったひとつのシーンが加わることによってそれまでぼんやりしていたものが一気に繋がったりすることが多々あったりする。
しかも、それが一見物凄く下らないやりとりのように感じるシーンであったとしてもそれが起こり得るのが面白かったりもするのだ。

いやむしろ、そういう下らないシーンの方が、自らの役についての発見が多いような気がする。

たぶんその理由は、一見繋がりがあるようでないようなシーン同士の繋がり方を考えてゆく方が、最初から繋げることを前提にして組み立てているシーン同士の繋がり方を考えるよりも、発想がマニアックにならないと繋がらないからなのかもしれない。
発想がマニアックになるということは、己の役が細かいところまで具体的になってゆくということでもある。
それは、ただなんとなくでも成立してしまうような役との向き合い方なんかより、遥かに役の深い部分へとアクセスできていることなのだと思う。
だから、シーン毎の役の繋がり方を考える際には大変であっても、その負荷のお陰で最終的には個人的な実感も伴い易い気がするのだ。

今日の自分の役の変化も、そういったシーン毎の繋がり方に向き合ったことに影響を受けた結果生まれたものなのかもしれない。


それにしても、今日の稽古で一番強く感じたことは、自分はやはり舞台上に立ち、実際に動くことによって自らのリズムを掴んでゆく役者なのだなということ。
今日は今回の創作の中では比較的みっちり稽古を返せた方なので(とはいえ各シーンそれぞれ3~4回程度、、、まあ、この少なさは完全に意図的なんだろうが)、あまり頭で考えることなく皮膚感覚で相手役と向き合うことができた気がする。
台詞を入れる感覚も戻ってきたように感じるし、舞台上での冷静さも取り戻せてきた。
何よりも、今の自分の何が問題で、どうしたらいいのかが一つひとつ具体的に見極められるようになってきたのは大きいと思う。

今日の稽古で、個人的な苦しみのピークは乗り越えられた気がする。
あとはもう、より上を目指しつつひたすらに攻めてゆくだけだ。

【本日の反省点】

●気を抜くと意識のフォーカスがすぐ一点のみに絞られてしまう。その時に話している対象にのみ集中してしまっていたり、その台詞の意味の一面にだけとらわれて会話の拡がりを生む機会を潰してしまっている時がある。台詞の意味合いや段取りにとらわれ過ぎなのかもしれない。もう少し引いたところからも作品や役をとらえられるようにした方がよいのかもしれない。

●外に対する意識の持ち方が甘い。例えば部屋の中だったら、その部屋の外も目には見えないけれども確実に存在しているのだということを忘れてはならない。また、その場には登場していなくても、もしかすると近くに人がいるかもしれない。世界を舞台上だけで全て表そうとしても、そんなことはそもそも不可能なことだ。もっと目に見えない要素のことも意識して芝居に臨みたい。


次回の稽古は2/6(土)になります。

【次回(2/6)の稽古に向けて】
◆宿題…身体を休ませる
◆テーマ…世界を目に見える範囲だけで終わらせない


横山 真
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by yukinone_makoto | 2010-02-06 01:47 | 稽古場日記