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演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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2/1(月) 『たゆたう、もえる』 稽古27日目

2/1(月)16:00~22:00 @青少年学習センター・講習室

【外界への印象】
《天候》
●曇りのち雨(雪)
・雨(雪)のおかげで乾燥も和らいでくれて、物凄く楽
《空間》
●講習室
・視覚的印象:雪のせいか、どうも外が気になった
・音:今日はいつもよりもすっきり聞こえた気がする
・その他:今日は床が思ったよりも冷たくなかった

【身体状況】
・頭の中がぼーっとする
・肩と腰が重い
・後ろ重心
・妙に鼻が詰まる

【今日のテーマ】
◆場に身を委ねてみる

【レポート】
今日も3場を重点的に稽古したため、2場と4場がメインである自分は稽古なし。

今回の作品は、過去と現在、そして空間がめまぐるしく変わってゆく。
まあ、これまでのマームの作品もそうであったのだが、今作ではその傾向は更に強まっているし、また、深まってもいる。

しかしそれだけに、俳優に求められるものは非常に大きい。
照明の変化による舞台上の空気感の変化はあくまでも舞台効果であって、それありきで場面転換が行われる訳では決してなく、俳優の持つイメージやその身体の変化こそが場面の移り変わりの際の軸になるのがマームの作品の特徴であることも、そのように考える理由のひとつではある。

舞台上に存在する小道具はかなり具体的でありながら、舞台装置そのものは抽象的な造りをしていて、にも関わらず作中に出てくる場所は物凄く具体的、、、
このちぐはぐ感が、マーム特有の作風を生み出しているとも言えるのではないかと思う。

しかしその作風も、俳優の持つイメージと身体の在り方がこれ以上ないほどに細かいところまで具体的に持てているからこそ成り立つものである。

とにかく人ありきの作品。
だからこそマームの作品は魅力的なのだろうし、舞台作品としてでしか成り立たないのだと思う。


創作で求められるもののレベルは日々上がってきており、それに対する不安や恐怖も日増しに高まっている。
が、そこを乗り越えるからこそ、より高みに辿り着けるのだと思う。


次回の稽古は2/2(火)になります。

【次回(2/2)の稽古に向けて】
◆宿題…試しに、あさ視点から台本を読んでみる
◆テーマ…場に身を委ねてみる


横山 真
by yukinone_makoto | 2010-02-02 00:38 | 稽古場日記