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演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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12/6(日)『たゆたう、もえる』稽古初日

12/6(日)18:00~22:00 @青少年学習センター・講習室

【外界への印象】
《天候》
●曇りのち晴れ
・空気はかさかさ、しかし暖かいので過ごし易い
《空間》
●講習室
・床が冷たい
【身体状況】
・なんとなく頭がぼんやりしていて、たまに立ちくらみっぽくなる
・左側の腰が痛む
・肩周りがガチガチに固まっている
・身体が重く感じるためか、フットワークが重い

【今日のテーマ】
◆ただ見る、ただ聞く

【レポート】
今日は、稽古というよりも今回の公演に関わってゆくにあたっての説明事や意見交換の場として進行していった。

今回、メンバー的にも、前回に引き続いての人、過去に参加したことがある久しぶりの人、そしてマーム初出演の人という3種類の参加者がそれぞれ同じくらいの比率で関わることとなったため、このように初めに共有項を増やすための作業から入るのは大切なことだと思う。
特に、総勢14名という大所帯であることも考えると、決しておろそかにはできないことだろう。

また、藤田君が個別に面談する時間を設けたことも、これまでにはなかった試みではあるが、こういった些細なことの積み重ねが、後々になって生きてくるのではないかと思う。
自分も、彼と一対一で向き合って話をすることで、今回の公演に関わってゆくにあたっての色々を再確認できたように感じる。


今回の自分は、これまでとは確実にマームに対する向き合い方が違っている。

一番大きいのは、「自らの意思でマームへと関わることを選んだ」ということ。
これまでももちろん自分の意思で出演することを選んできたのではあるが、それは「まず藤田君からのオファーがあった上での出演の意思表明」という順番であった。
しかし今回は「藤田君からのオファーの有無に関係なく、とにかく出演したい」という意思の元、出演することを選んだのだ。

これは自分の中では非常に大きな変化である。

この変化をもたらしたのは、前回の公演の千秋楽を終えた直後に感じた「これで終わりたくない」「ここが終わりではない」という素直な気持ちであった。

別に自分は運命論者ではないのだが、しかし、こういった気持ちが芽生えてしまった以上、自分には俳優を継続してゆく義務があるのだろうなと思う。
もしかすると、千秋楽にあれだけのクオリティのものを創り上げることができたこと自体が、神様か何か、それに近いものがもし存在するのだとして、そいつの「お前には、こんなところで俳優を辞める資格などないぞ」という啓示のようなものだったのかもしれないなとも思えてきた。

そして、そう考えた時に、これまでのような受け身での関わり方では駄目な気がしたために、今回は自らの意思で公演へと参加することを選んだ次第である。

、、、とまあ、以上のようなことを藤田君に話したところ、ものすごく共感してもらえたので、自分としてもだいぶ勇気が湧いてきた。

前回公演で味わった悔しい思い。
なんとしても今回の公演でその借りを返したいと思う。


次の自分の稽古参加は12/9(水)となります。

【次回稽古(12/9)に向けて】
◆宿題…崩れ気味の体調を整える
◆テーマ…ただ見る、ただ聞く


横山 真
by yukinone_makoto | 2009-12-07 01:11 | 稽古場日記