演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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10/24(土)『コドモもももも、森んなか』稽古26日目

10/24(土)9:00~22:00 @青少年学習センター・和室→中会議室→和室

【外界への印象】
《天候》
●曇り
・空気が冷たい
・音がよく響くような感じがする
《空間》
●和室(朝)
・音の聞こえ方が乾いている
・色が薄い
●中会議室
・音がよく反響する
・天井が高い
●和室(夜間)
・上の階がうるさい
・床の軋みが気になる

【身体状況】
・首周りがガチガチ
・腹の調子が芳しくない
・手先がカサカサ
・呼吸が浅い

【今日のテーマ】
◆一つひとつのモチベーションを大切に

【レポート】
前回の稽古時、何故あんなにも自分の芝居がつまらなかったのか色々と分析してみたところ、主な原因として以下のようなことが浮かんできた。

◆胸から上だけで芝居をしてしまっていて、身体のいたるところで意識の流れが停滞していた。特に足がまるで地面に張り付いているかのように動かず、とにかく重かった。
◆動きの導線やプランにばかり意識がいっていて、自らの内側から湧き上がってくるものに対するアンテナがほとんど働かずにいた。
◆イメージがそれっぽいだけで具体的ではなかった。また、そこに実感も伴っていなかった。
◆知らず知らずのうちに、これまでのよかった時の状態を追ってしまっていた。
◆芝居中に浮かんでくる次の瞬間の自分のイメージが、“今、ここ”の自分と地続きになっていなかった。
◆感情が一色に染まっているせいで芝居の流れが一本道過ぎる。そのため、舞台上で起こったことと違うことが起こる可能性を感じられない。

そこで今日の稽古では、上記のようなポイントを一つひとつこれでもかというくらい丁寧に抑えつつ、こうへいという役に向き合ってゆくことに専心した。

そんな中ふと感じたのは、どうも自分の役の可能性の幅を狭めて思考してしまっていたのかもしれない、ということ。
台詞や段取りを与えられた直後の一発目に抱いたイメージが、自分の役を発想してゆく際に“前提”として思考の中心に居座ってしまっていたようなのである。

そこに気付いてからというもの、台詞の言い方などは全く気にならなくなり、そんなことよりも目の前の状況にただ素直に反応してゆくことそのものを楽しめるようになってきた。
それに伴って、重かったフットワークも軽くなり、それまでは根が張ったかのように全く動かなかった足が、己の感情に素直に反応し、楽に動くようにもなっていた。
足以外にも、声の幅や、外界からの刺激に対するリアクションにも変化が訪れていた。

こうなってみれば、なんで今までこんな単純なことができなかったのだろうかとさえ思えてしまう。

おそらくはそれくらい“前提”というものには人の思考を縛り付ける力があるのだということなのだろう。

が、とりあえずはそこから抜け出すことができた。
まあ、今後いつまたこういった前提に捉われてしまうかは分からないので決して油断はできないが、一先ずは脱することができた訳である。


これでようやくスタートラインに立てたと言える。
それだけに、ここまでの出遅れはなんとしても巻き返してゆきたく思う。


次回稽古は10/25(日)、STスポットでの劇場稽古となります。

【次回稽古(10/25)に向けて】
◆宿題…体調を整える
◆テーマ…とにかく空間を知る


横山 真
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by yukinone_makoto | 2009-10-25 00:22 | 稽古場日記