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演劇家・横山真が己の表現の追求・具現化のために発足したプロデュースユニット。生(LIVE)の表現にこだわり、演者から発せられる音・熱・呼吸・視覚的印象などを五感+αで感じられる作品創造を目指す。


by yukinone_makoto
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1/14(水) 『冬の暇人WS』 3日目

1/14(水)18:30~22:00 『冬の暇人ワークショップ』3日目 @大野北公民館・中会議室

【気候への印象】
・風が、静かなのに何故か気になる
・とにかく乾いてる

【空間の印象】
●中会議室
・暖房が妙に暑い
・床は冷たい

【稽古前の身体状況】
●首の後ろがガチガチに固い
●喉が今ひとつすっきりしない
●寒さと乾燥のせいか、指先の感覚が鈍い
●左右ともに膝が痛む

【本日のテーマ】
◆逃げない

【レポート】
今日の稽古では、「如何にして相手を動かすか」という点に集中した稽古だった。

藤田君の演出にしても自分の演技にしても、台詞をどう発するかという点については稽古をある程度重ねてゆけばそれなりに解消できるようになってきた実感がある。
ならば次の段階として、相手役との関わり方へと意識を向けてみたならどうなるのか、、、というのが今の藤田君と自分の最大の関心事となってきているのだ。

これは『ごほん~』の最初の稽古の時にも挙がったテーマではあったのだが、あの時は結局十分な手応えを感じることのできないままに公演を迎えてしまった。
まあ、手応えがないとはいっても全く手も足も出ないという訳ではなかったのだが、完全にものにできていたとは言い難く、その時その時でできていたりいなかったりしていた。
おそらくは、それくらい難しいことに挑戦してるのだろうとは思うが、これより先、マームの作品が今より更に上の段階を目指すならば避けては通れない道なのだと思う。

さて、そんなこんなで実際に今日の稽古でも色々と試してみたのだが、その甲斐あってかなりの収穫があったように感じている。
自分に与えられた台詞を利用しての「相手役を動かすためのアプローチ」への取っ掛かりというかヒントをいくつか見付けることができたのだ。
しかし、まだもうひとつ、具体性に欠けておりメソッドと呼べるような普遍性を持ったアプローチ法には到っておらず、マームとジプシーという団体における当面の課題となりそうである。

きっとこの点が思うままに操れるようになったならば、この上なく強力な武器となるはずだ。
それだけに、意識的に取り組んでゆきたいと思う。

【次回稽古(17日)へ向けて】
◆宿題:今日の稽古を踏まえ、「相手を動かす」ことについて掘り下げてみる
◆テーマ:相手から発されているものを余さずキャッチしてみる


横山 真
by yukinone_makoto | 2009-01-15 01:41 | WS・セミナー参加レポート